心の綺麗な人のそばに居れば、その清らかさに洗われる。心の汚れた人のそばに居れば、その醜さに蝕まれる。どんなに強い芯を持った人も、身近に存在する他者の心を知らぬ間に吸収し影響されている。僕たちの心は、そばにいる誰かによって決定される。
女の気持ちがよく分かる男は女からしたら都合がいいかもしれないが、優しさを手段化させたり、浮気をしたりする可能性が高い。女の気持ちが分からないけど、分からないなりに理解しようとしたり、言葉にする努力を怠らない人が理想的だったりする。
あなたが与えたい愛情が、相手が受け取りたい愛情だとは限らない。相手を愛するということは、相手に「愛されている実感」を与えること。
言わなくても分かることなんてないし、聞かなくても近づくことなんてない。察してほしいは甘え。あなたが相手を大切に思うなら、自分の言葉を研ぎ澄ませて伝えればいい。自分の勇気を振り絞って聞けばいい。それが相手と向き合うことであり、信頼関係を築くための一歩である。
相手のことを好きになる力より雑に扱われて冷める力の方が重要です。
男からベタ惚れされる女性、多趣味で人生を楽しんでいるから、何回会っても掴みきれないほど人間性に深みがある。
あなたが彼氏に対して我慢するということは「自分は雑に扱われてもいい人間だ」ということをアピールすることになります。雑に扱われたくなければ、されたら嫌なこと、許せないことなど、自分の価値観や倫理観を伝えましょう。あなたが何も伝えずに、相手が大切にしてくれると思ったら大間違いです。
それなりの経験を積めば、目を見ただけでクズ男を判別できます。逆に言うと、目を見てもクズ男か分からない人は、経験が足りません。具体的に言うと、目のコミュニケーションが足りません。ちゃんと人の目を見て対話しましょう。相手を目を見れない人は現実も見れません。
優しい人は目が優しい。眼差しが優しい。目の奥にちゃんと慈悲深さが刻まれている。一方でクズ男は大抵目が死んでる。人を見下したような目をしている。言葉を偽ることは簡単だが、目を偽ることは難しい。何を言うかよりも、どんな目で語るかを見てください。目はどんな言葉よりも真実を語ります。
恋愛において、男は選ばれることを意識し、女は選ぶことを意識すればよい。なぜかこれが逆転してるからみんな上手くいかない。
優しい人は優しい人を好きになり、誠実な人は相手の誠実さを見抜きます。賢い人には賢い人が集まるし、礼節ある人は無礼な人と関わりません。つまり、あなたが関わろうとする人があなたの魅力です。
一緒にいて楽なのは、相手が気を遣ってくれているから。一緒にいて楽しいのは、相手がご機嫌でいてくれるから。一緒にいて話しやすいのは、相手の聞き方が優れているから。相性を考える前に、相手が与えているものを見ること。自分一人では良好な人間関係を築くことはできない。
自分の痛みと向き合ってきた人ほど、人に対して優しくできる。これはつまり、自分の痛みに気付かず、その痛みを癒すこともできない人が、他人の痛みに気付いたり癒したりすることはできないということだ。他人に優しくする前にまずは自分の痛みと向き合え。痛みから目を逸らすな。自分を大切にしろ。
恋人関係は、お互いが頑張らなくてもいい関係か、お互いがお互いのために頑張りたい関係が理想です。どちらかが頑張ってしまう関係は最悪。
宇多田ヒカルが「寂しさや辛いことは、乗り越えなければならない山ではなく、それも一つの心象風景だ」と言っていたが、本当にそうだなと思う。寂しさを埋める必要はないし、辛いことを無理に解決する必要もない。そこに善悪も存在しない。“ただそこにあるもの”として共存していくしかない。
好きであることと信用できることは別。好きであることと尊敬できることは別。好きであることと安心できることは別。好きという曖昧な概念を基準に考えてしまうと、大切なものを見失ってしまう。そもそも好きというのは、自分で決めていいものです。自分の好きくらい自分で責任持って選びましょう。
LINEの頻度、好きや可愛いという言葉の回数に愛情の本質は見られない。そもそも、簡単に測れるものは、簡単にできることなのだ。簡単にできることは、誰にでもできることである。分かりにくい愛情には蓋をして、分かりやすい愛情にしがみついていると、どんどん真実から遠ざかっていく。
男女の喧嘩的話し合い、男は何に対して謝っているのか、これからどうしていきたいのかを伝えることを意識して、女は何に対して怒っているのか、具体的に何を求めているのかを伝えることを意識するとスムーズ。男が怒ってる場合は、圧倒的にモラハラパターンが多いからどうにもできない。
雑に扱われているのに離れられないのは、普段から自分が自分を雑に扱ってるから。つまり「自分は雑に扱われる人間なんだ」という思い込みにとらわれている。普段から自分の心の声を聴き、自分の願いと行動を一致させている人は、雑に扱ってくる人からすぐに離れることができる。
誠実な男が寄ってこないのではなくて、寄ってこないから誠実だと考えた方がいい。誠実な男ほど恋愛市場にいないので、待っているだけでは誠実な男と付き合えず、クズ男との恋愛になりやすくなる。
男に大切にされる女性は、違和感を無視しない。男から雑に扱われる女性は、好きだからという理由で違和感を無視する。男から尊敬される女性は、嬉しいことと嫌なことを言葉にして伝えることができる。男から舐められる女性は、嫌われないように我慢して相手に合わせる。大きな違いです。
恋人を選ぶ際に重要な視点は、安心と尊敬と信頼です。そして、一緒にいない時も安心で幸せかどうかです。ただし、これを正しく判断するためには、精神的に自立していることが前提となります。
相手が人として接してこなかったら、こちらも人として接する必要はありません。嫌なことをしてくる人、無視する人、常に不機嫌な人、その人たちの事情なんて考えなくていいです。嫌な人は嫌な人でいい。距離を取ればいい。尊敬する人、感謝してる人、大切な人と関わりましょう。時間は有限です。
優しさというのは、受け手がそれを優しさと捉えない限りは優しさとして成立しない。つまり、そこに善意があっても、相手が拒絶したら、それは迷惑になってしまう。そう考えていくと、相手の中に優しさを見出せる人が、絶対的に優しい人なのではないかと思える。優しい人は人を優しい人にする。
恋愛が上手くいかない人ほど相手をすぐに恋愛対象として見てしまう。要するに恋愛できるか否かの白黒思考。まずは「この人と友達になれるか」「仕事仲間だとして信用できるか」を見ましょう。人として惹かれないのに、性的に惹かれるからといって違和感を無視するのはやめましょう。