202
彼女「ちょっと指貸して!」
僕「何で?」
彼女「いいから!」
僕「…何?折るの?」
彼女「折らねーよ!」
僕「はい」
彼女「ほら!どう?ほっぺプニプニでしょ!ちょっとお高い化粧水と乳液に変えたの!」
僕「…え?それだけ?」
彼女「うん」
僕「折らないの?」
彼女「よし!折る!」
204
僕「お前がポケモンGOやるって言うから俺は外出の身支度したのにやっぱりやめるってどういうこと?」
彼女「何か外暑い」
僕「そんなんでポケモンマスターになれるか!」
彼女「違う!お前が熱中症になったら大変でしょ!人のことを思いやれない奴にポケモンマスターになる資格はない!」
僕「」
205
僕「ただいま」
彼女「おかえり!」
僕「今日クソ寒かった…」
彼女「冬のほっぺになってるじゃん!早くこっちおいで!」
僕「うん(ぎゅってしてくれるのかな?)」
彼女「はい!ストーブの前に座って!」
僕「あ、どうも」
彼女「前面はこいつに任せた!背中側は私に任せとけ!」(ぎゅっ)
207
彼女「Hey Siri!」
僕「…」
彼女「Hey Siri!」
僕「…」
彼女「このSiri反応悪いな!パンッ!」(僕のお尻を叩く)
僕「痛っ!」
彼女「やっと反応した!」
僕「Siriって俺の尻のことだったのかよ!」
彼女「Hey 尻!左ケツを縦に揺らしながら右ケツを横に揺らして!」
僕「んなことできねぇよ!」
212
彼女「ちょっとだけペットショップに寄って帰ろ!」
僕「どうせちょっとじゃ済まないから帰る」
彼女「行こうよー!犬見たいの!お願い!」
僕「帰る」
彼女「…あっそ。もういい。お願いしない」
僕「うん」
彼女「ペットショップに行くぞ!私について来い!」
僕「え、うん」
彼女「よし!」
213
彼女「私もう眠い。寝よ」
僕「やることあるから先に寝てて」
彼女「無理。一緒じゃないと寝れない」
僕「一人で寝てるときあるから大丈夫」
彼女「それ寝てないから」
僕「いやいや」
彼女「私の中では寝るっていうのはお前と一緒に寝るってことなの!だから、それは寝てない!私は寝たいの!」
214
僕「起きろ!こたつで寝るなって言ってるだろ」
彼女「だって眠すぎて…」
僕「ベッドで寝ろ」
彼女「でも、お前まだ全然寝る気配ないし、隣にいてくれないと寝付けないし…うっ…」(涙)
僕「何?!強く言いすぎた?!ごめん…」
彼女「大丈夫。眠すぎてぐずってるだけ」
僕「赤ちゃんかよ!」
215
僕「お待たせ」
彼女「遅い。先に寝るとこだったよ」
僕「…あれ?これ枕の高さが違う。お前、俺の使ってるよ」
彼女「分かってる」
僕「俺の方が合う?」
彼女「ううん。返す。どうせ待っててもお前遅くなるだろうし、多分寝ちゃうと思ったからお前の匂いのついた枕で寝ようって作戦だっただけ」
216
彼女「…zzZ」
僕「起きて」
彼女「…?」
僕「こたつで寝てたら風邪ひくよ」
彼女「…うん」
僕「夜寝れなくなるよ」
彼女「…うん」
僕「起きて」
彼女「…カウントダウンして…起きるから…」
僕「5…4…3…2…1…0!」
彼女「…待って…1000からにして…」
僕「起きろ!」
217
彼女「日中は暑かったけど夜は寒いね。ちょっとこっち来て。ぎゅってする」
僕「うん」
彼女「ぎゅっ」
僕「ぎゅっ」
彼女「…」
僕「…よし」
彼女「いや、よしじゃねえよ!まだ私がぎゅってしてるのに何がよしだよ!ぎゅっのことを何も分かってない素人が自分のタイミングで勝手にやめんな!」
218
僕「暑いからちょっと離れて」
彼女「いいの?」
僕「うん。汗かいてきた。このまま寝たら無意識に布団はいで風邪引く」
彼女「寂しくない?」
僕「うん」
彼女「本当に?」
僕「うん」
彼女「我慢しなくて良いんだよ?」
僕「大丈夫」
彼女「そんなはずはない!素直になれ!私は寂しい!」
220
彼女「お風呂入ってくるからぎゅってして」
僕「ぎゅっ」
彼女「ドライヤーしてくるからぎゅってして」
僕「ぎゅっ」
彼女「歯磨きしてくるからぎゅってして」
僕「ぎゅっ」
彼女「そろそろ寝るからぎゅってして」
僕「ぎゅっ」
彼女「最近ぎゅっの燃費悪いから10時間くらい連続でぎゅってしてほしい」
221
僕「シャワー浴びたい」
彼女「病み上がりなんだからまだダメ」
僕「浴びたい」
彼女「じゃあ、上がったらすぐ寝る?」
僕「それは約束できない」
彼女「何でだよ!そこは約束してくれないと許可できないでしょ!」
僕「そうだね」
彼女「約束できる?」
僕「できない」
彼女「偏差値2かよ」
222
彼女「髪染めたんだけどどう?」
僕「染めた?」
彼女「この部分とかよく分かる」
僕「?」
彼女「マジか…。まあ、いいや。こういうの自己満なとこあるし」
僕「そうだね」
彼女「そうだねじゃなくて可愛いとか何か適当に褒めてよ!そしたら救われるの!お前しか私のこと救えないの!救えよ!」
224
彼女「じゃんけんしよ!じゃんけんぽん!」
僕「負けた」
彼女「勝った!」
僕「で?」
彼女「大丈夫!私優しいから罰ゲームとかないよ!安心して!ただちょっとスタバのコーヒー飲みたいなって!じゃんけんの勝敗は関係ないよ!ただ飲みたいだけ!飲みたいなー!飲めるかなー?」
A. 飲めた