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彼女「リンゴとバナナとマンゴーの缶詰とヨーグルトでスムージー作ったよ!」
僕「美味しそう」
彼女「酸化するから早く飲もう!」
僕「うん」
彼女「…」
僕「(…微妙な味だな)」
彼女「ごちそうさま。私これあんまり好きじゃない。ゲボの味する」
僕「ふざけんなよ!俺まだ飲んでるだろ!」
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彼女「暑い…暑いっていうか湿度がうざい…だから暑く感じる…つまり暑い…」
僕「さっきから耳元で鬱陶しいな」
彼女「ぎゅってするから今だけ冷たくなってくれない?」
僕「つまり死ねってこと?事件じゃねえか!」
彼女「大丈夫!ぎゅってしたら私の愛で蘇る壮大なストーリー始まるから!」
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彼女「ゴキブリ殺したよ」
僕「すごい!よくやった!」
彼女「そんなにすごいことかな?」
僕「すごいよ!かっこいい!」
彼女「うーん…例えば、効率良くタンパク質を摂取できるって理由で虫を食べるのはワイルドでかっこいいし、真似できないからすごいって思うけど殺すのは普通だよ」
僕「…」
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祖母「あら!刀!」
僕「彼女が持ちたがってたからおじいちゃんに出してもらった」
祖母「それ庭木の剪定に使おうとしたらおじいちゃんが隠しちゃったの!」
僕「そりゃそうだ」
彼女「おばあちゃんは私に似てるとこがある!友達になりたいです!」
僕「はぁ?」
祖母「嬉しいわ!」
僕「?!」
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僕「はぁ…」(溜息)
彼女「…」
僕「はぁ…」
彼女「吸ってー!」
僕「…」
彼女「あ、吸うの待って!」
僕「…」
彼女「ふぅー!ふぅーー!吸ってー!この辺の空気私が吐いたやつだからそれ吸ってー!」
僕「ふふっw」
彼女「よし笑った!」
僕「おちおち溜息つけないw」
彼女「良いことじゃん!」
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彼女「今回の帰省はお母さんに何も買ってもらえなかったから残念だったかなー!」
僕「クズの鑑」
彼女母「もう帰ってこなくて良いよ」
彼女「だってさ!」
僕「当然だ」
彼女「そういうわけだから家に帰ったらこれまで以上に私のこと甘やかしてあげてね!私の帰る場所そこしかなくなったから!」
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彼女「今日からユーリオンアイス見る。イヤホンして1人でニヤニヤ見るから邪魔しないでね」
僕「ホモ?」
彼女「普通のアニメだよ。男の子が出てくるだけでホモって決めつけるのやめて」
僕「男の子が出てきて、お前が1人でニヤニヤしだすとホモに昇華されるんだよ」
彼女「オラァ!」(腹パン)
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彼女「ハサミ取って」
僕「はい」
彼女「ヒイィ!ハサミなんか持って何するつもり?!また私のこと斬りつけるの?!」
僕「昨日のは事故だろ」
彼女「あ…トラウマが…」
僕「爪楊枝で突かれたくらいの傷でよく言うよ」
彼女「言うよ!最初から全然痛くなかったけど言うよ!」
僕「もう許して」
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彼女「この鞄可愛いな?」
僕「誕生日プレゼントの前倒しで買ってあげようか?」
彼女「誕生日プレゼントじゃなくて今買ってくれても良いんだよ?」
僕「は?頭おかしいのか?」
彼女「そうでーす!頭のおかしいモンスター彼女でーす!頭おかしいから何言っても良いんでーす!鞄買って!買って!」
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彼女「ぎゅっ」
僕「はいはい」
彼女「はぁ?!はいはいって何だよ!お前はいつでも私にぎゅってしてもらえると思ってるからぎゅってし返さない!」
僕「…確かに」
彼女「うぜぇ奴だ!」
僕「ごめんって」
彼女「まあ、確かにその通りなんだけど」
僕「!」
彼女「エンダアアアアアイヤァ!」
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彼女「ゴクゴクゴク…」
僕「あれ?冷蔵庫にあったコーラは?今、お前が飲んでるので最後?」
彼女「(うん)」
僕「それ少しちょうだい」
彼女「えっ?!おえぇー(口の中のをコップに戻して)危ない!全部飲んじゃうとこだった!ちょっと炭酸抜けちゃったかもだけど、はい!」
僕「いらねえ!」
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彼女「…zzZ」
僕「おい!起きろ!お前まだ歯磨いてないだろ!」
彼女「…ん?寝てた?」
僕「いびきかいてたよ」
彼女「…どんな?」
僕「すーって」
彼女「…それすーって言う遊び…私の中で流行ってるやつ…寝てないから…寝てない………すーっ……zzZ」
僕「おい!」
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彼女「ピアスあげる」
僕「何で?!新品じゃん!」
彼女「1個しかいらないのに2個セットのしかなかった」
僕「ありがとう!」
彼女「それだけ?」
僕「?」
彼女「おいー!今ぎゅってするとこだよ!」
僕「分からなかった!」
彼女「今ぎゅってするとこだよ!」
僕「1回言えば分かるよ!」
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僕「雨やばい。靴の中ずぶ濡れ」
彼女「私もめだかが飼えるくらい水溜まってる!めだかの学校って私の靴のことだったのかもしれない!」
僕「楽しそうだね」
彼女「楽しくないよ!」
僕「そっか」
彼女「めだかの学校は靴の中ー♪」
僕「やっぱり楽しそうじゃん」
彼女「全然楽しくないって!」
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今日は休みだったので気合を入れて(一人で)部屋の掃除をしたのですが、片付けたはずの梱包のプチプチが何故か早速床に落ちていて、歯磨き中の彼女が踏んで「きゃあ!」って口の中のものを盛大にぶち撒けてくれました。お前、この程度のことで悲鳴を上げる可愛いやつだったのかよ。ふざけんなよ。
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彼女「ポケモンGOしに行こう!」
僕「このクソ暑いのに外に出るの?」
彼女「でも、私ポケモンマスターにならないといけないから!」
僕「マジかよ」
彼女「ほら!行くよ!」
僕「うわぁ…日差しヤバイ…暑すぎ…」
彼女「やっぱり今日はやめた!ポケモンマスターになるのは明日から頑張る!」
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僕「蛇見よう」
彼女「あいつら気持ち悪いからいい」
僕「せっかく動物園に来たんだから全部見ようよ」
彼女「だから嫌だって!」
僕「早く行くぞ!」
彼女「私、蛇だけは無理だから絶対に飼わないって決めてるのに見てもしょうがないでしょ!」
僕「お前は動物園にペット探しに来たのかよ!」
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彼女「…zzZ」
僕「起きろ!こたつで寝たら死ぬぞ!心筋梗塞で死ぬぞ!」
彼女「…大丈夫…私はこんなことで死なない…」
僕「何を根拠に言ってんだよ!起きろ!」
彼女「…お前を残して死なないって決めてるから…」
僕「…」
彼女「…zzZ」
僕「いや、根拠になってないし!起きろ!」
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彼女が帰省して一人ぼっちなので読書がとても捗るんだけど、こうやって黙々と読むのよりも、彼女にいきなり耳の穴にフーッてされて、「何か小難しい顔して本読んでるからヤバイかなって思ったけど、触らぬ神に祟り無しっていうから触りに行ってみた!」って邪魔されながらする読書の方が楽しくて好き。
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彼女「今からぎゅってするから受け入れ態勢になって!」
僕「今ちょっと無理」
彼女「それは困る!これは給料の発生する私の大切なお仕事だから!」
僕「給料?何それ?どういうこと?」
彼女「私の口座に月末振込みの契約でしょ!雇用契約書確認して!」
僕「俺達って雇用関係だったの?!」
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彼女「…zzZ」
僕「朝だよ」
彼女「起きた」
僕「うん」
彼女「…zzZ」
僕「寝るな」
彼女「…寝てない」
僕「いびきかいてたよ」
彼女「…寝てたよ!だってお前の側にいると安心して眠くなるんだもん!仕方ないじゃん!こんなの誰が私を裁けるってんだ!私しか裁けないね!無罪!」
僕も無罪だと思う