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ソファーで横になっていたらいつの間にか眠っていた。意識はまどろんでいたけど彼女が柔らかい手つきで首元までとても丁寧にブランケットを掛けてくれた。優しい。しかし、真相は僕がうっかり起きて、台風のせいで外出できないから掃除しようとか言い出さないように厳重に封印してくれただけだった。
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僕と彼女の目を覆うばかりの息が合ったプレイをご覧ください。
一部始終→youtu.be/7xoGLzpK5p4
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僕「前に日本刀振り回してみたいって言ってたよね。この家本物あるから持ってみなよ」
彼女「えっ」
僕「おじいちゃんの趣味」
祖父「抜くとき手を切らないように気を付けて」
彼女「重い!怖い!無理!もういい!」
僕「感想は?」
彼女「こんなもの振り回すなんて昔の人はみんな頭おかしい!」
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彼女「鞄が重たいなぁ」
僕「…」
彼女「持ってあげようって配慮が無いのが素敵」
僕「何で今日は鞄が重たいのか考えてた」
彼女「ただ重たいだけだよ」
僕「いや、お前の体が軽くなったからだよ」
彼女「だよね!やっぱり分かる?!」
僕「分かんない」
彼女「これはまた雑に喧嘩を売られましたねぇ」
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僕「はぁ…」
彼女「ぎゅってして!」
僕「今テンション低いんだよ…むしろぎゅってしてくれよ」
彼女「いいから!」
僕「はいはい…ぎゅっ」
彼女「力強く!」
僕「ぎゅっ!」
彼女「そう!もっと!」
僕「ぎゅーーっ!!」
彼女「もういいよ!調子はどう?」
僕「何かいい感じ!!」
彼女「ふふっ」
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彼女「今回のダイエットは食事制限だけじゃなくて運動もする!ジムに通う!」
僕「おお!本気のやつだ!」
彼女「全身の筋肉バキバキに鍛え上げるから見とけよ!」
僕「肉ダルマから筋肉ダルマになるのか!」
彼女「オラァ!」(腹パン)
僕「くっ…」
彼女「決めた!私、ファイターになる!」
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彼女「ネイルしてきた!可愛かろう!」
僕「うんうん」
彼女「もっと見て!」
僕「アニメ見てるから」
彼女「…何それダルい…ネイル見て元気出そ……あーやっぱりこれ可愛いー!ほらほら!」
僕「アニメ…」
彼女「(モニターの前に手を置いて)可愛い私の指の隙間から見させてやるよ!可愛いねー!」
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彼女「織姫と彦星も年に一度しか会えないとかよく我慢できるよね」
僕「もし自分が織姫なら別れる?」
彼女「天の川を泳いで毎日会いに行く!」
僕「調べてみたら川幅が約14.4光年、136兆kmだってさ」
彼女「小学生の頃で数kmは泳げたし今ならそれくらいは泳げると思う!」
僕「えっ」
泳ぎもいけます twitter.com/goccoge/status…
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彼女「夕飯はお前のおごりでお寿司って本当?」
僕「は?何それ?」
彼女「道行く人が噂してた」
僕「そんなわけあるか」
彼女「でも、お隣さんにも「奥さん、夕飯は旦那さんのおごりでお寿司なんですってね」って言われたよ?」
僕「俺達の基本情報からすでに間違ってるじゃん!妄想で喋んな!」
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僕「ダイソンの掃除機買おうかな」
彼女「何で?」
僕「これならお前も掃除するだろ」
彼女「お前は私のことを何も分かってない!ダイソンだとかコードレスだとかそうじゃないでしょ!」
僕「じゃあ、どうしたら良いの?」
彼女「3回掃除したらハーゲンダッツと交換できるスタンプカードを要求する!」
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彼女「早くベッドにおいでよ!じゃないと私もう寝るよ!」
僕「どうせ俺が行くまで寝ないでしょ」
彼女「あ?なめやがって!本当に寝る!」
僕「おやすみ」
彼女「…」
僕「…」
彼女「…はっ?!やっべ!本当に寝てた!お前が昨日着てたパジャマすごいよく眠れる!今のはこのパジャマが悪い!」
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僕「出る準備できた?」
彼女「待って!やっぱりあっちの服にする!」
僕「この服着ないの?」
彼女「うん」
僕「じゃあ、出しっ放しにしないでのけなよ」
彼女「ぎゅっ!」
僕「のけろ」
彼女「ぎゅっ!」
僕「…」
彼女「ぎゅっ!」
僕「もういいや。俺がのける」
彼女「ちょろい!」
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彼女との待ち合わせに遅刻しそうだったので「ちょっと遅れる」とLINEを送ったところすぐに彼女から通話。「は?今どこ?」と軽くキレてるご様子。これを「向かってる途中で財布を忘れてるのに気付いて家に戻ってたから」と急場にしては上々の嘘で回避。しかし、本当に財布を忘れる大失態。無事死亡。
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僕「本当にホワイトデーのプレゼントいらないの?」
彼女「うん」
僕「じゃあ、奢るから夜ご飯食べて帰ろう。甘いものでも良いよ」
彼女「そういう気分でもないんだよね」
僕「何かさせてよ」
彼女「うーん…あ!久々にバッティングセンター行きたい!ホワイトデーだし白球を打ち込む!」
僕「」
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彼女「このドアさ」
僕「トイレのドアがどうしたの?」
彼女「開けるでしょ」
僕「うん」
彼女「トイレなんだよなあ」
僕「トイレのドアだからね」
彼女「何でこのドアは家のトイレのドアなんだろう…」
僕「どういうこと?」
彼女「ハワイのトイレに繋がるドアだったら良いのに…」
僕「疲れてるね」
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彼女「あー。疲れた。月曜は生クリームを吸いたくなるね」
僕「買ってこいよ」
彼女「無理。生クリーム吸わないと動けない」
僕「ケーキ買ってこようか?」
彼女「違うの。今はケーキじゃなくて、生クリームに、生クリームを乗せて、生クリームを吸いたいの。分かるでしょ?」
僕「分かんねえな」
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彼女「もしもし!お母さん!…寝てたら彼が掃除するっていきなり叩き起こしてくるの!……うん…起きたのはついさっき(昼)……うん…彼が怒るのは当然で私が悪いってこと?……うん…私はただ寝てただけなのに!あー!ダメだ!買収されてやがる!……うん…それはおかしい!世界の方が間違ってる!」
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彼女「台所見て!」
僕「洗い物やばいね」
彼女「応援して!」
僕「?」
彼女「洗わないとって思ってるのにお尻に根が生えて椅子から立ち上がれないの!」
僕「頑張れ!」
彼女「遠いよ!もっと近くに来て応援して!」
僕「うん!頑張れ!」
彼女「もっと近く!私の膝の上に座って応援して!」
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彼女とケンカして仲直りしないままベッドに入ったんだけど、最初は端の方にいた彼女が、寝ながら無意識に僕の方に寄ってきて手を握ってくるので、可愛いとこあるな、明日ちゃんと仲直りしようと思って起きたら、彼女が「お前が息してるから換気する」とか暴言吐いてきてケンカ続行する気満々で笑った。
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僕「お前、熱あるし俺が夕飯作るよ」
彼女「うどん食べたい!」
僕「材料買ってくる」
彼女「あと、チョコとゼリーとアイスとアンパンマンのリンゴジュースも!」
僕「分かった」
彼女「優しい!パパの子供に生まれて良かったー!」
僕「お前は彼女だろ」
彼女「って、きっと私の子供に言われるよ!」
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僕「もしもし!ゴキブリが出た!」
彼女『へー。私、うさぎと遊んでるよ』
僕「え?!電話するのに一瞬目を離した隙に消えた!」
彼女『いなくなって良かったね』
僕「ぎゃああああああ!!出た!」
彼女『ひぃいいいい!!』
僕「どうした?!」
彼女『うさぎがお前の悲鳴に驚いて精子かけてきた!』