401
彼女「大事な話があるからちょっとこっち来て」
僕「?」
彼女「ここに立って」
僕「うん」
彼女「あのね…」(壁ドン)
僕「えっ…何…?」
彼女「大事な話なの…」(股ドン)
僕「うん…」
彼女「お前が今寄りかかってる壁、さっきマヨネーズ振り回したら飛び散った!」
僕「ざけんなよ!」
402
僕「令和の目標は?」
彼女「平成は、嫌な人に嫌なことをされても心を殺して頑張ってきた」
僕「うん」
彼女「でも、これって努力する方向が違うと思うの」
僕「そうだね」
彼女「だから、令和は、私の心を殺しにくる奴の心を殺すことを頑張る!」
僕「世直し!!!」
403
僕「最近、お前寝起きに水飲むじゃん?」
彼女「うん」
僕「寝起きの口の中ってうんこより多くの細菌がいるんだって」
彼女「それ聞いたことある」
僕「口の中やべえよな」
彼女「でも、それって逆にお尻の穴が意外と綺麗ってことはない?」
僕「お尻の穴が意外と綺麗ってことはないね」
404
彼女「えっ?!あー!バカ!ちょっと待って!」
僕「?」
彼女「素麺のお湯捨ててたら天井から蜘蛛がスーッて入水自殺しようとしてきた!」
僕「えっ」
彼女「間一髪で阻止した!」
僕「外に逃しといて」
彼女「うん!神様がトチ狂って私のことを地獄行きにした時はちゃんと糸垂らして助けに来いよ!」
405
彼女「ちょっとだけペットショップに寄って帰ろ!」
僕「どうせちょっとじゃ済まないから帰る」
彼女「行こうよー!犬見たいの!お願い!」
僕「帰る」
彼女「…あっそ。もういい。お願いしない」
僕「うん」
彼女「ペットショップに行くぞ!私について来い!」
僕「え、うん」
彼女「よし!」
406
彼女「ポケモンGOしに行くよ!」
僕「怠いから嫌」
彼女「行く気になるまで嫌がらせするよ!」
僕「やってみろよ」
彼女「本当に良いのね?」
僕「かかってこいよ」
彼女「私、警告したからね?」
僕「絶対に行かない」
彼女「じゃあ、足出して!小指から順にへし折るから!」
僕「行く!」
407
彼女「いくよ!」
僕「は?何?」
彼女「じゃんけんぽん!」
僕「えっ?!ぽん!」
彼女「勝った!アイス買ってきて!」
僕「そういうことね。良いよ」
彼女「え?本当に?」
僕「うん」
彼女「やったー!ちなみに今のは負けた方が今年一年奴隷になるじゃんけんだよ!」
僕「えぐすぎかよ!」
408
彼女「ナスとイカの煮付け作ってみたんだけどちょっと味見してみてくれない?」
僕「うん」
彼女「美味しい?」
僕「美味しい!」
彼女「天才?」
僕「天才!」
彼女「可愛い?」
僕「可愛い!」
彼女「料理が上手くて天才で可愛い私がいつも一緒にいてくれて嬉しい?」
僕「嬉しい!」
彼女「よし!」
409
ポッキーの日なので今年こそ彼女とポッキーゲームをしようと思ってポッキーを取り出したら「こんなもの必要ない」ってへし折られた。後のことは想像にお任せします。彼女がイケメンすぎて彼氏としての自信を失いました。
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彼女「何で今日こんな頭痛いんだろ」
僕「大丈夫?」
彼女「あー!頭痛いよー!甘やかせてー!」
僕「うん、良いよ」
彼女「ついでに経済的にも甘やかせてー!社会的にも甘やかせてー!」
僕「えっ」
彼女「もうお前のおっぱいだけ吸ってバブバブーって生きていきたいよー!」
僕「ええっ…」
411
僕「ちっ」
彼女「舌打ちやめて!次したらお前の耳元で二回舌打ちするからね!」
僕「ちっ」
彼女「ほら!ちっちっ!」
僕「何かウザい遊び始まったー」
別の日
僕「猫だ!ちっちっちっ!」
彼女「あ!何かいっぱい舌打ちした!ちっちっちっちっちっ!」
僕「ウザい遊び続行してたー」
412
彼女「お前と二人で殺人犯と戦う夢見た!家に帰って玄関開けたら鉢合わせして、ピストル持ってたからヤバッてなってワーッて右ストレートで殴り殺した!」
僕「過激だな。俺は何したの?」
彼女「お前は何もできずに割とあっさり死んでて、死体が二つ並んでて悲しい気持ちになった」
僕「俺、無能」
413
僕「今年は積極的にお前を甘やかすのを目標にする」
彼女「難しい目標だ」
僕「何で?簡単だよ」
彼女「私がクソぐうたらしてても甘やかせる?」
僕「あー。それは難しいな…」
彼女「でしょ?でも、心配すんな!お前が甘やかしたいと思う女になってアシストしてやるから!」
僕「助かります!」
414
彼女「何してんの?」
僕「親が読みたい本があるって言ってたからネットで注文してあげようと思って」
彼女「待って!それ私が注文する!」
僕「何で?」
彼女「お前の親に恩を売るチャンス!」
僕「言い方いやらしいな」
彼女「じゃあ、媚びを売るチャンス!」
僕「どうしても売りたいんだね」
415
僕「久々のシャワー気持ち良かった」
彼女「熱下がって良かったね!歯も磨いておいで!口臭いよ!」
僕「分かってる」
彼女「いくらお腹が空いたからって、私の目を盗んで病み上がりに生ゴミ食べちゃダメでしょ!」
僕「食ってねえよ!」
彼女「勢いのあるツッコミだね!元気になって良かった!」
416
彼女「夜は外食にしよ!」
僕「寿司だろ?」
彼女「焼肉!」
僕「あれ?」
彼女「マンガ肉食べまくる夢見たから今日は焼肉の気分!」
僕「寿司じゃなくて?」
彼女「焼肉!」
僕「でも、お前、昨日お寿司食べ放題!って寝言言いながら俺のパジャマの裾をモグモグしてたよ?」
彼女「あれ?」
417
彼女「服買いたい!出る準備して!」
僕「頭ケガしたんだから大人しくして」
彼女「でも、医者が大丈夫って!」
僕「ダメ。行かない。行くな」
彼女「過保護すぎ!休みなんだから出かけよ!お前に求めてるのは保護じゃなくて愛なの!」
僕「出かけないのは愛だろ」
彼女「ヒュー!やるじゃん!」
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彼女「…」
僕「…」
彼女「五月病だ」
僕「俺も」
彼女「何もやる気しない」
僕「俺も」
彼女「心臓動かすので限界」
僕「俺なんかさっきから適度に止まってるし」
彼女「じゃあ、私のはもう完全に停止してるし」
僕「それなら俺は…」
彼女「ただでさえ怠いのに張り合うなっつってんだ!」
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僕「…zzZ」
彼女「もう夕飯できるから食器並べて!」
僕「!」
彼女「ねえ!」
僕「(動きたくないから寝たふりしよ…)」
彼女「ねえってば!」
僕「(寝てるよ…)」
彼女「邪悪な心を照らし出せー!」(目元でスマホのライトピカーッ)
僕「うおっ!まぶしい!」
彼女「おっはよー!」
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彼女「眠れないの?」
僕「うん」
彼女「じゃあ、眠くなるまで私が昔ばなし話してあげる」
僕「うん」
彼女「昔々、ウサギと亀がいました」
僕「うん」
彼女「ウサギは亀を何か小馬鹿にする感じの悪い奴でした」
僕「うん」
彼女「話すの飽きた。この話最後は亀が勝つよ。終わり」
僕「えっ」
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彼女「…zzZ」
僕「…zzZ」
彼女「助けて…」
僕「…?」
彼女「助けて…助けて…」
僕「どうした?」
彼女「捕まった…」
僕「何が?」
彼女「私…」
僕「何に捕まったの?」
彼女「これ…取り憑かれた…助けて…」
肩に貼ってた湿布が彼女の手にぐちゃぐちゃになって貼り付いてた。
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スマブラ超初心者の僕と彼女の練習風景がこちらになります。
完全版→youtube.com/watch?v=9Km10Z…
完全版の完全版→youtube.com/watch?v=fBPscn…
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