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幸せはその形が決まっているわけでも、それが何であるのか具体的に定義があるわけでもない。だから見方、感じ方一つで何気ない日常も小さな幸せに変わりうる。願っても自分の状況がすぐ劇的に好転することなどそうはない。であれば、日々の暮らしや見慣れた景色の中の小さな幸せを探し拾っていきたい。
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人生はさまざまな出来事のアソート。ただ甘いだけでなく、ほろ苦かったりまろやかだったり、いろんな味わいの思い出が心で輝き、その人にしかない魅力になる。時にはそんな思い出たちを振り返り、リボンをかけて労おう。そしてこの先また新たな味が加わり、より魅力的なアソートになることを楽しみに。
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様々な媒体から膨大な情報が供給される時代。知らなきゃ損とか時代に乗り遅れるとか言われるが、明らかに供給過剰。知らなくてもいいことなど案外多い。全てを吸収しようと思っても消化不良を起こしてしまうし、怪しい情報も多い。情報の海から少し距離を置き、腹八分目と同様、頭八分目を心がけたい。
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車でカーブを通る時、その手前で十分減速してからハンドルを切るだけでなく、カーブの走行中も絶えず方向の微調整が必要。人生に時々訪れる曲がり角も同じで、最初に決めた方針のままでは最後まで曲がりきれない。広い視野で心を上手に慎重に操り、人生のピンチの数々をコースアウトせず切り抜けたい。
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今日何かがうまくいかなかったら、それが明日も明後日も続くのではないかと心配してしまうが、明日はうまくいくかもしれないしうまくいかないかもしれない。それ以上でもそれ以下でもない。実際そうなるかどうかわからないことを心配するより、明日うまくいくための方法をいくつも考え準備していこう。
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「大切な誰かのため」に行動している時、実は本当に一番大切なのは「誰かのため」を演じる自分自身かもしれない。自分の人生と向き合う作業は苦しくて簡単に割り切れないことも多いけれど、それでも時々道を外れたり転んだりしながらも自分の足で不器用に生きる姿を、大切な誰かはきっと見守っている。
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いつまでも情報がなくあやふやなままであることは、しばしば人を非常に不安にさせる。たとえその情報がよくないもので、知った先に厳しい現実が待っているとしても、正確な情報を適切に伝えられることは多くの場合前に進み、あるいは新たな道を探るための勇気と覚悟へとつながる。人は案外強いものだ。
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朝から寒いと思ったら…
全道、キンキンに冷えてます🥶
hbc.co.jp/weather/h_kion…
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猛スピードで走り続けていれば前だけに注意が集中し、視野が狭くなって見落とされるものも増えてしまう。心身が不調に陥ると生活に支障を来たし人生のスローダウンを余儀なくされるが、逆に突っ走っていた時には見落としていた、自分にとって本当に必要なことや大切なものを再確認できる好機でもある。
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今暗闇にひとり佇むあなたは、地球の一員としてしっかり地に足をつけ立っている、かけがえのない大切な存在。たまには失敗しても、それ以上の小さな成功があるから今がある。人生つらいことも多いけれど、ここまで歩いてきた足跡を時々振り返りながら、これからも地に足をつけてゆっくり歩いていこう。
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日々葛藤の中にいて、悔し涙を流し、自分は何の役に立っているのか自問する人へ。あなたは人生の課題と真摯に向き合い、戦っている。思考停止や逃避の末にただ長いものに巻かれ、弱者を見下し、時に陰湿に攻撃して独り満足するような者よりずっとよい。人生は甘くない。だからこそ生き抜く価値がある。
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石橋を叩く慎重さは必要だけど、叩きすぎていたらいつまでも渡れない。自分をここまで導いてきたのは、日々の小さな決心の連続だ。決心へのプロセスには十分な下調べや相談や熟慮も大切だが、自分の直感が最後の一押しとなることも多い。明日も自分の直感を信じて、新たな景色への一歩を踏み出したい。
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何事も白黒はっきりすればいいけれど実際はそう簡単にはいかない。今の世の中そんなことばかり。白だ黒だと言い張るばかりでは何も決まっていかない。白と黒との間には無数のグレーがある。難問を前に進めていくために、自分がどの濃さまでのグレーを受容し、主張の違う他者と歩み寄れるかが問われる。
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目の前のどんな人や物も、実は自身のフィルターを通して見て、理解している。フィルター次第で同じ物でも全く違って見える。フィルターの存在に気づかず、自分は正しいと信じ相手を責めたり、相手が変わらないと常に憤る人は多い。相手を変えるより自分のフィルターを点検、交換する方がずっと簡単だ。
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他人の欠点ばかり目につきそれを殊更に責めてしまう時には、自分の中に直視しがたい何かがあって不安や自信喪失に陥っているのかもしれない。他者をこき下ろして優位に立つことで得られる満足感など一時的なもの。責めたくなる対象は、自身と向き合い人のふり見て我がふり直すためのいい教材なのかも。
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誰かに本当に伝えたいことほどうまく言葉に纏まらず、心のどこかに引っかかったままだったりするもの。時々はそんな言葉未満のものを、一人の時間に呟いてみたり文字に起こしてみたりして、できる限り「見える化」しておきたい。次の機会にスムーズに伝えられるようになるとともに、心の掃除にもなる。
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今夜床に就いたら、これまでの人生の中で一番美しかった景色や一番楽しかった出来事を思い出そう。体の力をできるだけ抜き、ゆっくりと呼吸しながら。人間関係のストレスや過酷な仕事や悩み事で疲れ果てた一日の最後の短い時間くらい、それらから心身を解放したい。リラックスして心地よい夢の世界へ💤
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今日も何もできなかったと嘆きたくなる夜。だが無事一日を終えられるのは、目立たぬ無数のことがちゃんとできていたから。それは決して当たり前のことではなく、毎日の地道な苦労と努力の賜物。あなたの平凡な日常は小さな奇跡の連続の上にあることを忘れず、一日の終わりに自分を労い明日を迎えたい。
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何事もなく今日も過ぎたと思えても、知らずに自身が抱えるものの負荷がかかり、それが慢性的な疲れや睡眠の質の悪化に繋がることがある。寝床には悩みやストレスは極力持ち込まず、別のことに考えをシフトさせるなどして短時間でも心の荷を下ろそう。明日のため今日の終わりにできるだけリラックスを。
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あらゆる現場で余裕がなくなっているこの時代、過酷な状況に必死に耐えている人は多い。そんな中、常に明るく暖かく見守り、絶妙なタイミングで声をかけてくれる誰かがいれば、苦しさも乗り越えられる。現場で上に立ち引っ張る立場の人はもちろん、誰もがそのことを時々思い出し、互いに支え合いたい。
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たとえ自室に篭り誰かの呟きを読むだけの毎日でも、あなたは一人ではない。そこにも人と人の繋がりは成立する。それは細い細い糸のようなもので何かを変える力などほとんどない。それでも誰もが一人で歩くにはあまりに過酷な時代、細くても誰かとの繋がりを確かに感じともに歩くことはきっと有意義だ。
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自分の望むように事がなかなか進まない時、つい結果を急ごうと焦ってしまうことは多い。だが焦って思いつくまま行動を起こしてもかえってうまくいかず、事態が悪化することすらありうる。「急がば回れ」が有効なことは案外多い。はやる気持ちを抑えて、一息ついて考えるゆとりを忘れないようにしたい。
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過去は変えられないし、うんと先のことなどどうにもできない。であれば、ともに過ごす人と互いの目を見て会話に集中する、わずかな時間小さなことでも昨日と違うことをする、ありふれた日常の景色の中で昨日と違うものを見つける、などなど、今この時を楽しみたい。それがきっと素敵な未来への第一歩。
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毎日何となく幸せと感じられても、何かが足りず、満たされず、明日も僕らは走り、求め続ける。まるでまだ見つからないパズルのピースを探すかのように。もしかしたら最後の一ピースは一生探し求めても見つからないかもしれない。だが走り続けるうちに、自分というパズルは着実に完成品に近づいていく。
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どんなに知識や技術を得ても、必死に歯を食いしばっても、一人の人間は所詮非力な存在。自身のことすら満足にできないのに他者にできることなど限られる。それでも大切な人を想い、案じ、共に悩み考えていけるのが人間。その人が必要な時駆け込めるドアは常に開けておきたい。たとえ何もできなくとも。