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言葉は上手に使えば誰かの心を暖め、それは自らの心も暖かくする。逆に使い方を誤ればいとも簡単に人の心を傷つけ、それはいつか自分自身にも跳ね返ってくる。たかが言葉だけれど、不安の多い今こそ、皆ができるだけ暖かく穏やかな気持ちで日々過ごしていけるよう、ちょっとした一言を大切にしたい。
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誰かがくれた何気ない一言が、凍えるほどの寒さの中のぬくもりとなり、孤独な暗闇の中のほのかな光となって、人に希望と勇気を与える。私たちの発する言葉は時に人を生命の危機から救うことだってある。私たちはこんなに素敵な道具を持って生きている。せっかくの素敵な宝物、大事に優しく使いたい。
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緊張や恐怖を感じている方へ。胸とお腹に双方の手を当てお腹に当てた方だけ動くように息を吐いて、吸って、止めてを各3秒かけゆっくり繰り返す。また椅子に腰掛けたり横たわったりして、身体中の各所の力を順々に意識して抜いていく。何もいらずどこでもできるリラックス法で、不安な今を乗り切ろう。
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不安や恐怖に襲われると息は乱れ、さらなる不安を引き起こす。苦しいと感じて速く呼吸しがちだが、かえって苦痛が増し悪循環だ。逆に意識して深くゆっくり、お腹の動きを手で確認しながら呼吸することで、多くの場合不安を軽減することが可能だ。まず呼吸を整え、落ち着いて次に必要な行動に移りたい。
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呼吸はアスリートが力を発揮するためにも重要とされる。われわれが不安に襲われると呼吸は乱れ、それがさらなる不安を引き起こす。日頃から深くゆっくり腹式呼吸する練習を重ねるだけでも、万一の時不安を軽減できる。あまりに身近な呼吸を軽視せずに、時に難敵ともなり得る不安との戦いに活用したい。
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何かが劇的に変わることなどそうはなくて、毎日同じ繰り返し、堂々巡りと感じることの方がずっと多い。だが同じようなことでも経験を重ねる度に反省したり学習したり、少しずつ修正、バージョンアップされていくはず。明日も結果がどうあれ目の前のことに集中し、自身のバージョンアップを目指したい。
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あなたの口から日々放たれる言葉は無数の星。多くは目立たないけれど、時に眩い輝きを放つものや、氷のように冷たいものもあって、それら一つ一つがあなたの宇宙を形作る。あなたの宇宙が周囲の人々にとり、より魅力的な、安らげるものになるように、明日も新たな言葉の星を大切に丁寧に紡ぎ出したい。
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あらゆる立場から無数の意見が溢れてくる昨今。その中の歯切れよく大きな声に我々はつい流されがち。だが難問山積の現代、誰の意見にも絶対はない。少なくとも一つの意見のみを鵜呑みにして盲目的に支持することは避け、様々な立場の大小の声によく耳を傾けて、自分だけのぶれない立ち位置を決めたい。
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他者の挑発を流せず、敵視して執拗に攻撃することは、自身が本来向き合うべき問題から目をそらす格好の手段。攻撃的な人の一番の敵は、本当はその人の中にいるのかも。二極化、差別、ハラスメント、いろいろ騒がれるが、それだけ内面に闇や生きづらさを抱えた人が多い時代ということなのかもしれない。
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何かに傷つけられずに済む最も確実な方法は、それと戦わないこと。ストレスに打ち勝とうとしたり、正面から立ち向かって解消するのももちろんよいが、可能ならストレスをかわしたり避けたりうまく距離を置く方法も考えたい。まともに受け止める価値もない、しょうもないストレス源は意外に多いものだ。
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相手よりも自分の方が優位だ、正しいと思うなら、悠然と構え静かに微笑っていればよい。相手の挑発にいちいち反応してしまえば、自身も同レベルだということを周囲に示すだけで、それは結局相手を利するのみ。だが他者からの挑発や非難を流せずに、つい熱くなって同じ土俵でやり合ってしまう人は多い。
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深夜になり救急外来🚑呼び出し→入院🏥入れて帰り道。
貧困がきっかけで精神科に繋がる人は多い。どんなに頑張っても窮地に陥ることが不可避だっただろうと同情するケースも少なくない。厳しい世の中だが少しでも回復への手助けができれば。
外は雨。街灯を映す水たまりと雨粒がまるで花火みたいだ🎆
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誰にも自慢できない身の丈の小さなことを日々続け、これまた実に小さな幸せを追い求め、時にそれすら叶わず、それでも誰に文句も言わず静かに笑ってまた身の丈のことを地道に続ける。そんな多くの目立たぬ人に光が当たり、その地味な苦労がいつかは報われるような国や世の中であってほしいと切に願う。
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一日中寝てばかりの赤ん坊の頃から、私達が必要な睡眠時間は徐々に短くなる。睡眠時間に過度に拘り「◯時間しか眠れなかった」と嘆く人は多いが、実際は日中の活動に支障をきたすようなひどい眠気がなければ十分。数字ばかりに拘らず、日中有意義に活動して、その晩の短くても良質な睡眠へと繋げたい。
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睡眠に悪影響を与える生活習慣は多い。たとえば長すぎるあるいは遅い時間の昼寝、カフェインや香辛料の摂り過ぎ、夜遅くの喫煙や熱い風呂、寝床でのスマホ操作など。寝酒のイメージのある夜の飲酒も睡眠の質を低下させる。「薬が効かない」と嘆く前に、知らずにこれらが習慣化していないか確認しよう。
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人生は旅に喩えられる。一人一人の人生には失敗も格好悪いこともあるだろうけれど、皆誰のものでもない自分だけの旅を続けていて、不器用でも歩み続けていれば未来はどうなるかなどわからない。他の人には見えない素晴らしい景色が目の前の道の先に待っているかも。それを信じ次の一歩を踏み出したい。
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意見が対立すると感情的にもなりついどっちが悪いかという議論に終始しがちだが、実際はどっちか一方にのみ非があることは多くないし、それ以前にどっちが悪いか決めなくても前に進められることは多い。不毛な犯人探しを延々と続けるより、もっと大切な最優先でやるべきことを見失わないようにしたい。
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ショッキングなニュースだが、このくらいやらないときっと何も進まずズルズルと現状維持の末もっと深刻な事態に陥りかねない。痛みなくして将来の地域医療の維持はあり得ない。
地方では医療崩壊はとっくに始まっている…
公立・公的424病院「再編検討を」 厚労省がリスト公表nikkei.com/article/DGXMZO…
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日々変わらず生きているつもりでも、人と人との諍いや誤解やすれ違いは絶えず、周囲との関係は刻々と変わり続けるもの。それらに全く影響されずにいることは難しいが、過度に巻き込まれたり振り回されたりせず、広い視野で周囲との適度な距離を維持し、大切なもののためにぶれない自分であり続けたい。
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世の中の出来事や時の人の振る舞いに対し、目の前の画面から誰もが意見や感想を表明できる時代。居酒屋での議論や井戸端会議と違い、それらは瞬時に世界中に拡散しうる。感情的、短絡的であれば特に。一言が思わぬ形で誰かを傷つけたり自身に跳ね返ってこないよう、発信の前に一瞬想像力を働かせたい。
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よかれと思ってのことでも、メッセージを伴わない言葉や行動は他者の心に響かない。自分の真意を正しく伝え、有意義な生活や人間関係を続けていけるよう、日常のちょっとした一言や当たり前のように繰り返している誰かへの対応の一つ一つに、ささやかなメッセージを込められているか時々振り返りたい。
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誰もが人には言えない悲しみや心の痛みを抱えて生きている。それでも大切な人の前では精一杯の笑顔でいようとする。その裏に悲しみや痛みがあるからこそあなたの笑顔はより貴重で魅力的なものになり、大切な人を元気づけることができる。そう考えると人生のどんなこともきっと無駄にはなっていない。
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たった一つの小さな失敗を契機に、これまで積み重ねた無数の小さな成功を忘れてしまうことがある。でも成功の積み重ねは、決して目立つことはなくても誰かの役に立ってきたということを忘れてはならない。一つの失敗に打ちのめされることなく、誰かのための小さな成功をまた一つ一つ積み重ねていこう。