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何事もなく今日も過ぎたと思えても、知らずに自身が抱えるものの負荷がかかり、それが慢性的な疲れや睡眠の質の悪化に繋がることがある。寝床には悩みやストレスは極力持ち込まず、別のことに考えをシフトさせるなどして短時間でも心の荷を下ろそう。明日のため今日の終わりにできるだけリラックスを。
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あなたの側には何時も変わらずそっと見守ってくれている何かがきっとある。それが何かは人それぞれでよいし、ありふれたとてもちっぽけなものでもよい。でも変わらず見守ってくれるものが確かにあると信じ、何があってもそれを感じ続けられることで、あなたの心は強く揺るぎないものになっていくはず。
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言葉は上手に使えば誰かの心を暖め、それは自らの心も暖かくする。逆に使い方を誤ればいとも簡単に人の心を傷つけ、それはいつか自分自身にも跳ね返ってくる。たかが言葉だけれど、不安の多い今こそ、皆ができるだけ暖かく穏やかな気持ちで日々過ごしていけるよう、ちょっとした一言を大切にしたい。
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誰もが大切な誰かの力に、光になりたいと願うもの。だが実際はうまく力になれなかったり、受け入れられなかったりすることも多い。誰かに尽くしたいと思ってもそれが実を結ばない時、人は深く傷つく。でも大丈夫。人が人を想う尊い力は心の中で仄かに輝き続け、またいつの日か光を放つ時を待っている。
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今暗闇にひとり佇むあなたは、地球の一員としてしっかり地に足をつけ立っている、かけがえのない大切な存在。たまには失敗しても、それ以上の小さな成功があるから今がある。人生つらいことも多いけれど、ここまで歩いてきた足跡を時々振り返りながら、これからも地に足をつけてゆっくり歩いていこう。
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何事もわからないよりわかる方がよいが、わからないよりもっと悪いのは拙速にわかったつもりになること。特に人と直に接する職に就く者は、相手をわかったつもりになることでその人生を左右する可能性があることを肝に銘じたい。わからないことを恐れず、人が人をわかろうとすることに謙虚でありたい。
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誰かが誰かに捧げようとした優しさが、まっすぐ届かなかったり誤解されたりして行き場を失う。このご時世、心優しい大人同士いろんな繋がりやしがらみの中、迷子になった優しさがそこらじゅうに漂う。でもそれらは無駄じゃない。宙を舞う皆の優しさの欠片は、きっと明日の世界を少し明るく照らし出す。
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人生はつらいこと、苦しいことの連続。誰もがそれらを一つ一つ乗り越えて、まだ見ぬ景色を目指して歩いている。困難を乗り越える道は無数にあり、どの道が正しいかなど誰にもわからない。だからたとえ誰かの生き方がひどく不器用で下手くそなものに見えたとしても、誰もそれを嗤うことなどできない。
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自分に厳しい人は、周囲にもそれを求めがち。人生がうまく回っている時はそれがプラスに作用することが多いが、逆にうまくいかない時は厳しさが自身の手足を縛り、周囲との関係も緊迫化して悪循環に陥りかねない。思うようにできない自分をまず許して受容することが、負の連鎖脱出の第一歩となるかも。
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親密に繋がりすぐ近くにいるはずの人でも、想いがすれ違い噛み合わないことは多い。こんなに多くの人の中で生きていても、人生は時に孤独で寂しくて残酷だ。だがどんな人との繋がりにも永遠はない。せめて繋がれるわずかな時間、自分の想いの精一杯を懸命に伝え続けたい。たとえうまく伝わらなくても。
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やる前からできない言い訳を並べたり、失敗を過度に恐れたり、新しいことを試す時にはつい悲観的な方向に考えが囚われてしまいがち。だが前例のないことへの挑戦の積み重ねが、現在の私たちの足場を築いてきたことも事実。新年度、時代の変わり目、今までとは違う方向へと一歩踏み出す勇気を持ちたい。
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自分には何も取り柄がないから人の役に立てないなんて、そんなことはない。自分のことだけでも大変な時代なのに、取り柄を探して人の役に立ちたいと願うことだけでも素晴らしいこと。考え探し続けていれば、いつかあなただからこそできることが見つかり、誰かのための大きな力になれる日が訪れるはず。
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朝の雨をスロー撮影。無数の波紋。
バタバタ毎日生きていると、どれだけのものを見落とし見逃しているんだろう。
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社会に適応できず、苦悩や衝突の末に正気ではいられなくなってしまった人が100人いるなら、彼らがそこに至る過程も彼らの心の闇も100通り。彼らそれぞれの事情を勝手な理屈でわかった気になるのでなく、闇を直視し、目線を揃え真摯に向き合い寄り添う先にしか光はない。他者の心に常に謙虚でありたい。
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頑張っても報われないと感じることが多い時代。達成感や満足感がなかなか得られない一方で、負の感情が少しずつ心に蓄積していく。たくさん溜まって心が折れてしまう前に、周囲の誰かに小出しにしたい。誰もが抱える満たされぬ思いを皆で分かち合い、小さな頑張りを認め合って、また明日へ漕ぎ出そう。
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「大切な誰かのため」に行動している時、実は本当に一番大切なのは「誰かのため」を演じる自分自身かもしれない。自分の人生と向き合う作業は苦しくて簡単に割り切れないことも多いけれど、それでも時々道を外れたり転んだりしながらも自分の足で不器用に生きる姿を、大切な誰かはきっと見守っている。
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今年も、大切な人やもののためにずっと変わらずにい続ける一人でありたい。様々な出来事や、人と人との争い、噂や中傷等で、周囲の状況は刻一刻と変化する。それらに全く影響されないのは難しいことだが、できるだけ巻き込まれず振り回されずに適度な距離を置き、変わらずぶれない自分でいたいものだ。
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大きな志を抱き、何度失敗しても挑戦し続けるのもよいけれど、それよりうんと小さい、人に言うのも恥ずかしいような身近な目標に取り組むことも決して無駄ではない。たとえ簡単なステージでもクリアすれば、自信と達成感というアイテムが手に入り、それらはより難しいステージを戦うための武器になる。
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何かをきっかけに自分を変えようと決意してもなかなか思うようには変われないもの。でも100変えようとして99がダメで1つしか変われなかったとしても、一見どこが変わったかわからなかったとしてもまずはそれでOK。変わることを信じ変わろうと行動し続けることで、目指す自分は少しずつ近づいてくる。
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この国では生真面目な人々の頑張りが発展を支え、今日の繁栄の礎となった。今も職場や家庭で、多くの生真面目な人々が誰かを支え、元気にしている。だがその一方で生真面目さゆえに自らを責め、苦しむ人も多い。何かと不安定な今、折角の生真面目さという長所を、自身の笑顔のためにもぜひ活かしたい。
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窒息しそうなほど満員の電車に揺られたり、目の前の相手にムカつきながらも深々と頭を下げたり、言うことを聞かない子供に手を焼きつつキッチンに向かったり、誰もが毎日毎日、もの凄い力とエネルギーを費やしながら一日を終えていく。目立たぬ日常の中の自身の地味な奮闘を、最後に讃えて床に就こう。
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どんな時も、大切な人やもののためにずっと変わらずにい続ける一人でありたい。様々な雑音や、人と人との争い事、噂や中傷等、周囲は刻々と変わり続ける。それらに全く影響されないのは難しいことだが、できるだけ巻き込まれず振り回されずに適度な距離を置き、変わらずぶれない自分でいたいものだ。
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日々葛藤の中にいて、悔し涙を流し、自分は何の役に立っているのか自問する人へ。あなたは人生の課題と真摯に向き合い、戦っている。思考停止や逃避の末にただ長いものに巻かれ、弱者を見下し、時に陰湿に攻撃して独り満足するような者よりずっとよい。人生は甘くない。だからこそ生き抜く価値がある。