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どれだけ努力を重ねてもまたいつかどこかで顔を出すダメな自分。ついため息の一つもつきたくなるが、これまでもダメな自分があなたを奮起させ一回り成長させてきたはず。ダメな自分も大切なあなたの一部。自分への厳しさは必要だけど、時々は緊張から自身を解放し、これまでの頑張りを認めて労いたい。
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些細なことでつい自分を責め、全部自分が悪いと考えてしまう方へ。そう考えること自体、他者を思いやることのできるあなたの素晴らしいところ。だからあなたは基本そのままでよいが、ほんの少し、これまでの考え方や生き方を微調整しよう。他の誰のためでもなく、あなた自身がもっと楽に生きるために。
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他者と適度な距離を維持することはしばしば難しく、それがうまくいかずに大切な人を失うこともある。だがそれを恐れて自分の殻にこもってしまえばいつまでも孤独なまま。適度な距離感は何度も失敗し傷つくことを通して身についていくもの。だから他者とつながることに臆病になりすぎないようにしたい。
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大阪の心療内科クリニックの放火事件。狭い雑居ビル、エレベーターを出たクリニックの入口付近で火を放たれ、奥に逃れた患者やスタッフが逃げ場を失いCO中毒で犠牲になったという。自らの回復を目指し、あるいは他者の回復を願って尽くした方々の無念さを思うと言葉もない。心よりご冥福をお祈りする。
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不安や恐怖に襲われると息は乱れ、さらなる不安を引き起こす。苦しいと感じて速く呼吸しがちだが、かえって苦痛が増し悪循環だ。逆に意識して深くゆっくり、お腹の動きを手で確認しながら呼吸することで、多くの場合不安を軽減することが可能だ。まず呼吸を整え、落ち着いて次に必要な行動に移りたい。
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些細なことでつい自分を責め、全部自分が悪いと考えてしまう方へ。そう考えること自体、他者を思いやることのできるあなたの素晴らしいところ。だからあなたは基本そのままでよいが、ほんの少し、これまでの考え方や生き方を微調整しよう。他の誰のためでもなく、あなた自身がもっと楽に生きるために。
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誰にも自慢できない身の丈の小さなことを日々続け、これまた実に小さな幸せを追い求め、時にそれすら叶わず、それでも誰に文句も言わず静かに笑ってまた身の丈のことを地道に続ける。そんな多くの目立たぬ人に光が当たり、その地味な苦労がいつかは報われるような国や世の中であってほしいと切に願う。
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あらゆる現場で余裕がなくなっているこの時代、過酷な状況に必死に耐えている人は多い。そんな中、常に明るく暖かく見守り、絶妙なタイミングで声をかけてくれる誰かがいれば、苦しさも乗り越えられる。現場で上に立ち引っ張る立場の人はもちろん、誰もがそのことを時々思い出し、互いに支え合いたい。
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あなたの側には何時も変わらずそっと見守ってくれている何かがきっとある。それが何かは人それぞれでよいし、ありふれたとてもちっぽけなものでもよい。でも変わらず見守ってくれるものが確かにあると信じ、何があってもそれを感じ続けられることで、あなたの心は強く揺るぎないものになっていくはず。
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今日誰かと出会えたのも、素晴らしい景色を見られたのも、新しい知識を得られたのも、皆今日まで一生懸命生きてきたから。一日一日生きていく過程にはつらく悲しいこともたくさんあるけれど、新たな積み重ねもある。毎日は同じことの繰り返しではなく、日付を跨ぎ一夜明けたその先は誰にもわからない。
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猛スピードで走り続けていれば前だけに注意が集中し、視野が狭くなって見落とされるものも増えてしまう。心身が不調に陥ると生活に支障を来たし人生のスローダウンを余儀なくされるが、逆に突っ走っていた時には見落としていた、自分にとって本当に必要なことや大切なものを再確認できる好機でもある。
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目の前の大切な誰かのために、今日も献身的に尽くしたという方へ。相手の喜怒哀楽に一喜一憂しすぎてどっと疲れてしまっていませんか?誰もが感情を持った一人の人間。明日もゆとりを持って大切な人と向き合うために、たとえほんの僅かでも自分自身の喜怒哀楽を大切にする時間を持つこともお忘れなく。
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どんなに頭のいい人も要領のいい人も一度にできることは限られ、一日は誰でも平等に24時間。だからやるべき物事に優先順位をつけることは大切。特に心が疲れ余裕のない時には案外このことを忘れがち。うんと先のことを取り越し苦労するより、今日明日必要なことを見極め、それらを着実に実行しよう。
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皆が同じ方向を向いて生きていれば幸せだった時代はもう遠い昔のこと。何かと不安定な現代、こうすれば幸せになれるといろんな人が指南するが、誰かの話をただ鵜呑みにしても簡単に幸せはやってはこない。一度きりの人生、様々な意見を参考にしても、最後は自分自身のものさしで幸せを手繰り寄せたい。
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人生思い通りに行くことなんて少ないし、強くてかっこいい自分にもなかなかなれるものではない。人生は日々挑戦と挫折の繰り返し。今の居場所がため息と悔し涙の末に転げ落ちたところであったとしても、そこは人生の通過点の一つ。そこから抜け出し這い上がる挑戦権は、いつだって自らの手の中にある。
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「そのうち誰かが何とかしてくれる」と先送りしているうちに取り返しがつかなくなってしまうことは多い。今の時代、多くの分野で「誰かが何とかしてくれる」力は弱くなりつつある。もちろん限度はあるができるだけ「自分で何とかする」力をつけ、いざという時自ら行動を起こす準備をすることは大切だ。
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🍁色づく札幌・大通公園。
確かに東京と比べれば大都市としての活気も物足りず、魅力的な観光地も少なく、歴史もないかもしれないが、ここに暮らす人の多くはこの美しい街を愛し、誇りに思っている。来年。世界中のアスリート達が愛すべきこの街で気持ちよく躍動してくれたら。
#札幌dis
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どんな小さな一歩でも、困難を克服して今より高いところへ突き進むあなたは本当に素晴らしい。現状に甘んじず上を目指すがゆえに、時には悔しい思いをしたり疲れて自分を責めてしまいたくなることもあるだろう。だが困難に挑むあなたの勇気に対し、あなた自身が一番のサポーターでいてあげてほしい。
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「私は欠点だらけでいいところなど一つもない」と自分を責め続ける人にも、少し話せばいいところがたくさん見つかる。影があるその側には必ず光があり、影が濃いほど光は眩いもの。あなたの周囲の人にはあなたの光が見えている。それは思い込みを捨て視点を変えれば、あなた自身にもきっと見えるはず。
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あれこれ頑張ってもうまくいかず、凹んだり嘆いたり。でも僕らはもともとスーパーマンではない。歳を重ねるごとにそんな当たり前のことを識り、無数の失敗の果てに見出した数少ない長所を伸ばそうと努力する。今の試行錯誤は、その後の人生の中で自分を輝かせる何かを見つけるための貴重なプロセスだ。
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一人一人何を考え、信じようと自由だけれど、それに基づき何かを発信したり行動を起こそうとする前に、それらがもたらす結果について想像力を働かせ、受ける相手の心情にほんの少しだけでも思いを致すことができるなら、無用な人と人との争いは減り、悲しんだり傷ついたりする人も少なくなる、と思う。
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窒息しそうなほど満員の電車に揺られたり、目の前の相手にムカつきながらも深々と頭を下げたり、言うことを聞かない子供に手を焼きつつキッチンに向かったり、誰もが毎日毎日、もの凄い力とエネルギーを費やしながら一日を終えていく。目立たぬ日常の中の自身の地味な奮闘を、最後に讃えて床に就こう。