主要駅近くに巨大なビルを建てれば、誰が考えても儲かります。しかし、それはただ遠くのビルの需要を食っているだけではないでしょうか。それで日本経済全体は良くなるのでしょうか?また都市景観はどうなるでしょうか?誰かこのことを責任感をもって考えている人はいるでしょうか?
神宮外苑再開発の問題について「なぜ日本の大手メディアはほとんど取り上げないの?」という疑問を今日ちらほら聞きました。それは日本の大手メディアもこの再開発に関わり、甘い汁を吸おうとしているからです。新秩父宮ラグビーの建設には読売新聞、日テレが選定事業社の中に名を連ねています。
明治神宮外苑で三井不動産がやろうとしていることは、このMIYASHITA PARKを見ればよくわかります。ショッピングモールをつくり、広告を出す。樹木を伐採してビルを建て、屋上緑化で「緑の割合を増やしました」とうそぶく。神宮外苑も人びとの憩いの場とは程遠いものに変えられてしまうでしょう。
なぜ日本のテレビ・新聞の多くは、神宮球場取り壊しの危機について取り上げないのでしょうか?神宮外苑再開発の問題についてもそうです。海外のメディアが積極的に取り上げているのに。日本のメディアは「忖度」が多すぎます。このままでは信用されなくなりますよ。 twitter.com/JICRochelle/st…
村野藤吾の傑作「横浜市庁舎」(1959年竣工)の解体・改修現場の今日の様子。あの素晴らしかった市民広場(市民広間)があった低層棟はあとかたもなくなっていました。今見える高層の行政棟だけホテルとして活用されます。どちらかというと低層棟の方が建築的な魅力に富んでいたので、本当に残念です。
隈研吾さんは「建築環境が気候に及ぼす影響を軽減するため新たな建設を抑制すべきだ」と発言しています。ならば神宮外苑の問題をどう考えているのでしょうか?社会的な問題に対して、発言もせず行動もしないなら、建築家は市民から信用されなくなっていくでしょう。 bloomberg.co.jp/news/articles/…
【朗報】Casa BRUTUS 2022年11月の #櫻井翔 さんの「ケンチクを学ぶ旅。」では、前川國男の「木村産業研究所(1932年)」と「弘前市民会館(1964年)」を取り上げています。櫻井さんミーツ前川建築!!!これは永久保存版です!! magazineworld.jp/casabrutus/
1日前に20万超えたかと思いきや、すぐに21万突破。1日で1万人が署名したってことですね。スゴい! しかし、まだこの問題を知らない人がたくさんいるってことですね。知れば、みんな署名しますよ。さらに情報発信を続けましょう!! twitter.com/JICRochelle/st…
本日の19時30分からNHKのクローズアップ現代は鈴木京香さんが登場!「"思い出の建物"消えていいですか?問われるニッポンの建築文化」というテーマです。工学院大学の後藤治先生も出演されます。これは必見ですね!! nhk.jp/p/gendai/ts/R7…
明治神宮第二球場の取り壊しと新秩父宮ラグビー場建設に伴い、移植されたり切り倒される木々が囚人のように壁で囲われています。そこでも芽吹き、花開く木々。人間の勝手な建築行為のために、そんなことをするのが許されるのか?建築に関わる全ての人に考えていただきたいです。
この投稿のインプレッションが100万回を超えました。「街並みにもダイバーシティを」というメッセージに、多くの方にご共感いただけて嬉しいです。このアカウントは“モダニズム建築推し”でやってますが、江戸、明治、大正、昭和時代の街並みや建物が、それぞれ多様性を保ちながら残って欲しいです。 twitter.com/maekawa_net/st…
陸奥新報の最近の記事で弘前市立博物館(前川國男、1976年)の展示室が小さめなのは「公園内の樹木を一本も切ることなく、公園内の環境に配慮した結果である」とありました。前川は樹木を残すことにこだわった建築家でした。1000本近くの樹木を伐採する外苑の再開発計画を聞いたら何と思うでしょうか?
ここに建っていたのは、縦格子のデザインが特徴的だった坂倉準三の遺作「東急東横店南館」です。この建築は「国鉄渋谷駅西口ビル」として1970年に竣工されました。2020年の3月に東急東横店が営業終了し、解体工事が行われています。
神宮外苑の再開発事業者の広告に対する動画②「再開発でみどりは本当に増えるの?」編ができました。東京のあちこちで再開発事業者による「神宮外苑まちづくり」の広告が出されています。何も知らない人が広告を見て信じてしまわないように、こちらの動画を拡散していただけますと幸いです。
昨日、新宿区議会を傍聴してきました。明治神宮外苑の樹木伐採を止める権限をもつ吉住健一新宿区長は、再開発計画や樹木伐採について見解を問われたのに対して、答弁を役人に任せて自身は一言も発しませんでした。責任逃れでしょうか。政治家ならしっかりと自分のビジョンを自分の言葉で語って下さい!
何度もここで書いていることですが、「脱炭素社会の実現」を理由に建て直しを行うことは、本当にやめて欲しいです。建物の取り壊しには大量のCO2や産業廃棄物が排出されます。建物を長く使うことが本当の「脱炭素社会の実現」に向けた取り組みです。
明治神宮外苑の再開発計画に関し、神宮球場(1926年竣工、築96~97年)の取り壊し、移設・建替えにも私は反対です。近代建築として、とても美しくありませんか?建物にすごく愛着があります。 もちろん数々の球史に残る試合が行われてきた歴史的な価値は言うまでもありません。100年残しましょう!!
丹下健三の傑作「旧香川県立体育館」(1964年)の解体設計業務の入札が2回目も不調となったとのことです。この歴史的な名建築の解体作業を引き受けるのは嫌ですよね。このままずっと入札不調が続き、解体が行われなければいいです。 news.ksb.co.jp/article/149470…
森林を開発して太陽光パネルなどを設置する事業者に対して、約20%の課税をする全国で初めての条令を宮城県が制定したそうです。樹木を伐採して太陽光パネルなどを設置する、不逞な再エネ事業者を排除するためのものです。東京都もぜひこの条例を導入して欲しいですね。 news.yahoo.co.jp/articles/5b8b4…
北海道百年記念塔(設計:井口健・久米建築事務所、竣工:1970年)の解体準備工事がはじまったそうです。住民は「意見を聞かずに勝手に撤去するのは許せない」と反対しているそうです。神宮外苑や芹ヶ谷公園もそうですが、コロナを理由に自治体が十分に説明せず計画を進めることが増えているようです。
第1弾はメインビジュアルに使われているイチョウ並木の写真の「ウソ」について指摘しています。再開発計画では東京を代表する美観としてのイチョウ並木は破壊されます。さらにイチョウ並木の枯死の危険性も指摘されています。こうした指摘に事業者はどう答えるのでしょうか?説明会開催が望まれます。
建築家フランク・ロイド・ライトに関する、以下のイベントが開催されるそうです。非常に面白そうです。しかも無料!! 〇フランク・ロイド・ライトの世界「建築と音楽」 2023年6月2日(金)18:30~ 浜離宮朝日ホール(東京・築地) ※要申し込み・無料 architecture-and-music02.peatix.com
高度経済成長期の建築は大らかでゆとりのあるつくりが魅力的です。日生劇場のこのゆったりしたロビーにも、それはあらわれています。今の劇場なら経済性を高めるためにロビーを削って客席を増やすでしょうが、それをしない。当時の日本にはお金があったからか、建築にも余裕と気品があります。
見学会に参加したい方は、こちらより日生劇場のお問い合わせ下さい。料金は無料です。 【日生劇場お問い合わせ】 nissaytheatre.or.jp/contact/
新宿区の吉住健一区長が神宮第二球場と建国記念文庫の森の周辺にある樹木の伐採を許可したそうです。このエリアで伐採・移植される樹木の数は3000本を超えるとのことです。区長はどのような理由で許可したか、新宿区民に明確に説明する責任があるでしょう。 huffingtonpost.jp/entry/story_jp…