そして、日生劇場を高いコストを払いながら残してくれている日本生命には心より敬意を表します。当時の経営者は1960年代に建てた時から100年残るようにと考えていたそうですが、その先見性にも感銘を受けました。ぜひ100年残して欲しい名建築です!!
明治神宮外苑がある港区の区長が改めて再開発事業者に対面での説明会を求めました。港区はこれまでも説明会の実施を求めてきていますが、事業者はいっこうに応じていません。そうした中、新聞広告で一方的に再開発の意義を唱えられても、信じられないでしょう。 tokyo-np.co.jp/article/246738
安藤忠雄さんは「光の教会(茨木春日丘教会)」(1989年)を建てるに当たって、「敷地の樹木を切るな」と言い、スタッフは苦労したといいます。そんな安藤さんは神宮外苑再開発をどう考えているのでしょう?安藤さんだけでなく、日本を代表する建築家には神宮外苑についてもっと発言して欲しいです。
小田急百貨店新宿店本館の閉館の瞬間を待ち、凄まじい人が!
おととい小田急百貨店新宿店本館(坂倉準三設計、1967年)が閉館し大きな注目を集めましたが、もっと注目されていいと思うのが新宿東口の紀伊国屋ビルディング(前川國男設計、1964年)です。70年近くも利用され続けているのは本当に凄いことです。変わっていく新宿の中でいつまでも変わらずにいて欲しい。
神宮外苑再開発の住民説明会の詳細がわかりました。参加できるので周囲380m の住民のみで、定員は数百人とのこと。なぜこんな狭いエリアの住民に限り、こんな狭い会場を使うのでしょう? こういう時こそ、使われておらず20億円の赤字を垂れ流している国立競技場を使いましょう。9万人近く入りますよ。
銀座の「静岡新聞・静岡放送東京支社」(丹下健三設計、1967年竣工)の改修が終わったとのことで見に行ってきました。炭素繊維などを使って耐震性を高め、今の基準に合わせたそうです。メタボリズム建築は取り壊される例が続いていますが、頑張れば改修して維持していくこともできるんですね!!
渋谷・百軒店の再開発で使われる「しゃれた街並み条令」、神宮外苑再開発の「建物高さ規制緩和」、東京都が建設業界に有利な施策を打つのはなぜでしょう?知人によれば「都職員が建設業界へ天下りしているから」とのことです。天下りのために、街並みや自然が壊されるとしたら、とんでもない話です。
まるで第二次世界大戦末期の日本を見ているようです。三井不動産の社員は良心の声に従って行動して下さい。今、あなたがたがやっている仕事は、本当に正しいことですか?自分の子どもや孫に向かって、胸をはれる仕事ですか?さもないと次のようにそしられるでしょう。  #三井不動産は無謀で無責任
渋谷区で三井不動産が再整備を手がけたMIYASHITA PARK(旧宮下公園)。敷地いっぱいにショッピングモールを建設し、公園はその屋上に移動。モール(公園)の入り口には三井不動産の広告。さらにアート作品を勝手に改変するなど、この再整備は商業臭があまりにひどく、公園再整備の悪しき事例です。
東京都が三井不動産など神宮外苑再開発の事業社に対し「懸念払拭を」と求めたとのことです。しかし、東京都の対応は甘すぎます。2月17日に工事許可を出したのは都です。本来ならば懸念が払拭されてから許可すべきでした。都は工事許可を取り下げるくらいのことをすべきです。 www3.nhk.or.jp/news/html/2023…
竣工当時の中野サンプラザを遠くから見た時の写真。三角の形はもちろんランドマークとしての意味もありました。さらば、愛しき中野の三角形。
渋谷・百軒店のレトロな店を愛する人も多くいます。「性」と同じく、人の「街並み」の嗜好性は多様です。東京都が公権力を使い金太郎飴のように画一的な「しゃれた街並み」に開発することは、街並みの嗜好性を否定する行為です。街並みのダイバーシティを認めましょう。多様性こそ街の魅力を高めます。
閉館1日前の小田急百貨店新宿店本館。12階の新宿駅西口広場を見わたせる展望エリアには多くの人が写真を撮っていました。ここからの広場が見れるのは明日までです。さらば、坂倉準三の新宿西口。
坂倉準三設計の「新宿駅西口広場」(1966年)の再整備が進められていますが、東京都によると将来イメージは右画像のようなものらしいです。「これは子ども落書き?」とも思うひどいレベルです。ル・コルビュジエの影響のもと坂倉が生み出した傑作広場を、こんなレベルで再整備して良いのでしょうか?
目黒区庁舎の見学に行ってきました。1966年竣工で村野藤吾設計の言わずとしれた名建築です。エントランスから圧倒されます。何より60年近くも前に建てられたとは思えない美しさに驚きました。愛情をもって大切に使ってるからでしょう。東京の区庁舎で最も素晴らしい、ぜひ見に行って欲しい建築です!
丸の内の「国際ビルヂング」「帝劇ビル」の建て直しを今日 #三菱地所 #東宝 が発表しました。1966年竣工、設備設計 #谷口吉郎 (外装、劇場内装)。1968年BCS賞、2000年BELCA賞受賞の名建築。建て直しの理由は東京海上日動ビルと同じ「防災対応機能の強化」「脱炭素社会の実現に向け」、悲しすぎる…。
昨日ランチしている時に隣に座った、不動産業と思われる方々の会話。 「今後、生き残れるビルは主要駅の近くだけだよ。東京や新宿駅にすごい巨大なビルが建つだろ。駅から遠いNSビルとかオペラシティタワーなんか厳しいだろうね」 「価格が落ちはじめないうちに駅から遠いところは売った方がいいね」
神宮外苑再開発で思うのは、これだけ地域住民などから不安の声があがっているのに、三井不動産などの事業者は一度しか住民向け説明会を開いていません。それも計画が知れ渡っていない2019年にやった一度だけで、それ以後は開かれていません。私も関係する新宿区民ですが、これじゃ納得できません。
隈研吾さんが坂本龍一さんの跡を継ぎ森林保全団体『more trees』の代表に就任しました。「「教授」の初心を決して忘れることなく、このバトンを、世界の人につなげ、世界の森につなげたい」とのこと。「口先だけ」との評もある隈さん、具体的なアクションに期待したいですね。 more-trees.org/news/20230616/…
村上春樹さんが神宮外苑再開発に反対の声をあげたことが、続々と新聞に取り上げられてます。毎日、朝日、東京、北海道、西日本など。一方、「読売新聞」は一言も触れてません。村上さんの記事はよく載せてるのに・・・。読売は再開発事業者の1つ。でも、記者がそんなことに「忖度」したらいけません。
不可解なことがあまりに多いので、神宮外苑再開発について、新宿区で住民向けの勉強会を行うことにしました。これは正しい情報を得て、正しい判断を下すための勉強会です。再開発に賛成の方も反対の方も参加して頂きたいです。未来の子どもたちが笑顔になれる神宮外苑の在り方をみんなで考えましょう!
パレスサイドビル(1966年)の屋上は公開されています。皇居を見渡せるとても気持ちの良い空間です。ここは今のように容積率割増を受けるために「しかたなくつくられた公開空地」ではありません。本当に人間が生活する環境を豊かにしたいと想ってつくられた空間です。それが伝わってきて心打たれます。
眠気がいっきに吹き飛びました!「名護市庁舎」[Team Zoo(象設計集団+アトリエ・モビル)、1981年]が取り壊し!?これは絶対に考え直していただきたいです。 twitter.com/mori_arch_econ…
2007年に100万本の樹木を植えるプロジェクトがはじまったニューヨーク市は、「New York City Street Tree Map」という街路樹を1本ずつマッピングした地図を公開しています。これは樹種や樹木のサイズ、CO2削減量などのデータが載っていて凄いです。東京都もこういうことに力を入れるべきですね。