1
憲法学者として言いますが、国葬は憲法には何ら反しません。憲法41条の「立法」について実務と同じく法規説に立てば、国民の権利を制限しまたは国民に義務を課すものではない国葬は立法事項ではなく行政権の行使の範囲内です。法的根拠がないという主張は当たりません。
↓
2
同性愛という愛のありかたは個人の自由でありそれを理由に差別されるべきではない。デートすれば良いし、ウェデングすれば良いし、一緒に住んで助け合えば良い。しかしそれを国家が法的婚姻制度で保護することは全く別の問題だ。生殖可能性がない以上、現状国家が保護すべき利益が見当たらないからだ。
3
4
フォロワーさんが一万を超えました。同性婚についての私のツイートを巡って勤務先にたくさんの抗議が寄せられる中で心強いことです。今後とも主に憲法に関する拙見を中心に発信しています。よろしくお願いします。
5
Colaboの公金使用の実態についての追求を「バッシング」とか「運動潰し」とか「妨害」と言うのはやめましょう。暇空さんらによる追求は法の手続きに基づいており、また表現の自由の範囲から全く出ていません。
それを上記のように言うのは知る権利や表現の自由などを危うくします。
6
事実だけ。私の同性婚についてのツイートを巡って勤務先大学宛に50件を超える抗議が殺到しているとのこと。
7
昨日私が使った「生殖可能性」という語がトレンド入りし、私のツイートが差別に当たる等の厳しいご批判もいただいています。ご批判はご批判として受けとめていますが、大学の教壇から去らせようという意図のツイートもあり、安心して議論できる状態ではないのでしばらく黙っています。ご了承ください。
8
同性婚についての2月3日の私のツイートに対して、さしたる説明もなく「差別だ!」と非難してくる人の多さを見るにつけ、「差別」の定義もなく「差別」の解消促進をめざす法案の危うさを感じる。まずは許されない「差別」とは何かについての議論が必要だ。
9
このアカウントで私が国葬は合憲、自衛隊明記の憲法改正が必要などとつぶやいてから、私とは意見が異なる複数のアカウントから私に対する人格攻撃的ツイートがなされました。それは私の意見を否定するだけではなくそれらの中には私の心を侵襲するような悪質なものも複数ありました。
↓
10
有事の際には自衛隊は真っ先に命をかける。その自衛隊の存立根拠が国会の意思にすぎない法律でいいのか。自衛隊の存立根拠を主権者たる国民の意思である憲法に明記すべきだ。憲法改正国民投票による国民の圧倒的支持により自衛隊にその任務にふさわしい名誉を付与する必要がある。
11
↓
また国民に何らかの強制をするものではないので憲法19条の保障する思想の自由の侵害には当たりません。ゆえに国葬について政治的不満を述べるのはもとより各人の自由ですが、いちいち憲法を持ち出す問題ではありません。
12
はっきり言う人がいなさそうなので言います。
大声で国会の議事を妨害した東京新聞の望月記者の行為は、客観的な取材対象であるはずの国会の議事を歪め、議員らの対応を余儀なくさせている以上、サンゴに落書きして撮影する行為と変らない。客観性を著しく欠き、ジャーナリスト失格だ。厳正な処分を。
13
国葬の合憲性や憲法改正についてさまざまなご意見をいただいています。ありがとうございます。可能な限りリプ返をさせていただきたいですが、私を勤務先大学から「追放」するよう大学への働きかけを促す投稿がなされたのでしばらくそちらの対応に専念します。
14
15
寝る前にこの炎上したツイートをあえて引用。
言論に対する不当ないやがらせに抗するのであれば、その言論をさらに拡大するのがいやがらせに対する最高の抵抗だ! twitter.com/ishizakipampam…
16
「言いたいことがあるならツイッターではなく論文で言え!」的なことを他の研究者らに書かれています。表現の自由はその内容だけではなくその方法においても自由ということを忘れていませんか?
17
それにしても同性愛者の法律婚を認める利益が無いと主張しただけですさまじい人格攻撃。同性婚推進派って他人の人権を守る気あるのかな?
18
香山リカ様
@rkayama
私の発言が「差別」にあたるとのご指摘から一週間以上が経ちました。noteでご説明していただけるとのことでした。香山様のことですから私の発言を理由もなく「差別」と指弾したわけではないであろうと信じています。お忙しいところ恐れ入りますが、ご説明をお待ちしています。 twitter.com/rkayama/status…
19
同性婚を法制化するためには「子を生み育てる場ではないのであれば家族とは何か」という問いに新しい答えを用意しないとならない。法律が保護する家族とは何かという問いだ。同性婚法制化を主張する人たちはこれが出来ていないように見受けられる。現時点では法制化に政治が慎重になるのは当然だ。
20
不快な表現と差別は違う。差別は被差別者の権利を不当に侵害する恐れのあるものやコミュニティからの排除を唱えるものだ。ある言論を不快と思ってもそれが差別とまで評価できるか慎重に見極める必要がある。不快な表現を排除しようとする社会は非寛容であり、いずれ被差別者の口を封じるに違いない。
21
「思想の自由を守れ!」とか「平和や人権を守れ!」と日頃言っている陣営に属するであろう人たちからのこうした心ない攻撃は、私にとってそれらのスローガンのこの国での欺瞞性を感じるには十分すぎるほどでした。
↓
22
23
同性婚に関するツイートの「炎上」でご心配をおかけしています。現時点で勤務先からのおとがめなどはありません。私からの事情説明は一度しましたが、その場でも特におとがめの言葉などはありませんでした。
24
私見についての多くの疑問にお答えできていなかったので最低限のQ&Aを。
Q1 生殖可能性のない障害者や高齢者は憲法上結婚できないのですか?
A 男女であれば生殖可能性があるとみなされて結婚できるのだと考えています。そこは立法の裁量。
(続く)
25
同性婚はこれだけ荒れるのであれば国会の憲法審査会で論点整理していただき、各分野の専門家の見解も聴取しつつ、憲法24条改正も検討したらいいのでは。現行憲法の同性婚法制化が要請されているでも禁止されているでもない状態がいたずらに議論の混乱を招いているようにも見受けられます。