高橋 杉雄/Sugio(@SugioNIDS)さんの人気ツイート(リツイート順)

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今日のサンジャポでは、詳しく話しすぎて準備していただいた点をすべてはカバー出来なかったのですが、ポイントだけ再掲。 ・アジア諸国の国防費のGDP比の平均は2%。2%に増えるということは平均に追い付くということ (続く)
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時差があるので、いくつかのメディアの方から、動員及び「住民投票」についていただいたお電話に気付かず失礼しました。 その動員について。30万人動員と言っても、すぐに戦線に投入できるわけはない。ひとつの可能性としては、国境警備隊と人員を入れ替え、国境警備隊を投入することがあり得る。
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いくつかの番組で話したが、中間選挙のウクライナ情勢への影響についてまとめておく。 前提を2つ。1つ目、米議会に党議拘束はない。なのでトランプ派の議員が増えたとしても、それで共和党議員の投票行動が決まるわけではない。2つ目、共和党は親ロシアでも孤立主義でもない。(続)
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ロシアの思い切りが凄いな。ここまで割りきって部隊の再配置を行うとは思わなかった。けどすべて完了するまでには2週間から3週間近くはかかるのではないか。ウクライナはこの時間をどうつかうか。
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北部戦線でのロシア軍の指揮の不統一の問題を見るたびに、ウクライナが民兵組織などをみな内務省に組み入れ、その上で総司令官の下に付けた軍制改革の価値がわかる。だからこそマリウポリでアゾフ連隊に時間稼ぎを託すことができた。 twitter.com/SugioNIDS/stat…
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アメリカが「核の態勢を変えるような兆候はない」というのは、上記を前提とした、過度の不安を払拭するためのメッセージである。 逆に言えば、態勢を変えるような兆候というのはすさまじく巨大なものであるし、いま懸念される程度の核使用の準備があったとしても米は核の態勢を変更する必要はない。
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ロシア側の情報統制下で起こった赤外線発生というのは実は重要なポイント。ウクライナから、精密誘導で原子炉を外して攻撃を行うことは不可能ではない。しかしそれが実際に行われていたなら、遅くても8/24にはロシア側から発表があったはず。 それがなかったということは留意すべき事項。
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新START履行停止宣言について。WBSで話したことに補足。 ・コロナを理由に中断していた現地査察の再開をロシアはこれまで拒否し続けていた。そのため条約違反の状態が続いていた。 ・今日の履行停止宣言はその現状を正当化するもの。このことが直ちに核軍拡につながるとは限らない。
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というわけで現在は以下の3つの可能性かと思っています。1つは、純然たる事故。4月の大雨で貯水量が増大していたが、戦争もあって水量管理ができておらず、放水ゲートの破壊に至った可能性。ただ、複数ある放水ゲートが全壊していることと、よりによってこのタイミングで??と言うことで疑問は残る。
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誤解されてるようだが、「防衛省が組織的にテレビ出演を売り込んでいる」という事実は存在しない。売り込んだからといって出演させてくれるほど日本のメディアは甘くない。
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リビウに?またALCM? 通常弾頭ミサイルによる都市攻撃か。。。この戦争ではけっこう行われているが意味がわからない。航空優勢を取れてないからだということは読み取れるが。
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ファクトファインディングの結果、ロシアの巡航ミサイルの破片が確認されたら? 意図的であろうがなかろうが、ミサイルが飛んできて民間人に死者が出たときにNATOがどう対応するかは、ロシアにとってNATOの今後の対応を判断する材料になる。そう考えると、何らかの対応は必要。
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黒海の海上護衛について。 機雷のこと考えると掃海部隊は必須。掃海部隊の護衛も不可欠。 特に経空脅威考えると空母と防空艦必須で、潜水艦もいるからSSNも必須。 つまり空母打撃群。これを最低2つ、できれば3つくらい投入しないと任務遂行できないと思うのだが。 これってもはや軍事介入だよ。
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つまり「核使用オプションがテーブルの上にある」状況はある程度推測できても、実際に使うかどうかは、この場合であればプーチン大統領と言う個人がどう考えるか次第だと言うこと。 なので、私は核使用の「可能性」を外から論じることを好まないというのはいくつかの番組で申し上げた通り。
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スタンドでのゴミ拾いの件。サポなら、自分のゴミと目についた周りのゴミ拾っていくのはある程度は習慣付いてると思う。W杯でも普段通りにやったって言うのは素晴らしいとしか言えない。 ただ、「拾っていかないタイプの客」ってのもいる。統計的にデータ取ったわけではないから書かないが。
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仮にこれが武装反乱だとして、過去の歴史から見ると、成功するには、中央政府に呼応者が出るか、民衆の蜂起が必要。それがなければいずれは鎮圧される。今知りたいのはこの2点が起こるのか?あるいは起こっているか?かな。これが「情報要求」。
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名前負けしているとよく言われますが、私は花粉症なので今日は辛いです・・・・。
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2つめは、下流で実際にウクライナ軍が渡河しており、それを妨害するため。3つめは、ヘルソン撤退の頃から、何らかの状況に備えて爆発物を設置していて、何らかの理由で現場指揮官が爆破してしまった可能性。ロシアにもダメージがあるわけで、周到に準備された作戦とは思えないのですよね。
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なお、そのことは、ロシアが核を使った場合のウクライナに対するショック効果を低減させてしまっており、都市への核攻撃によってウクライナを屈服させるというシナリオがおそらく成立しないと私が考える理由になってます。
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もし、化学兵器シナリオが現実化したら。 そうなったら、私を含め、日米欧の抑止屋は、これまで15年ほど積み重ねてきた議論を反映した対応策を、本当に必要なときに実現できなかったという事実を、これからの人生で背負い続けることになるだろうな。
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ヘルソン反攻については相当前から話しているのだが、今日の番組では共演者の「注目ポイント」として取り上げられ、前から述べてきた私の見解はスルーされるらしい。 こういうことはあまり言いたくないが、学者としては看過できないし不愉快なので番組前に書いておく。 #日曜スクープ twitter.com/SugioNIDS/stat…
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そしてベラルーシにも、ウクライナにも、「旧ソ連の一部」であることを求めた。ベラルーシはそれを受け入れたが、ウクライナは様々な揺らぎの後、2014年以降に「ヨーロッパの一部」になることを選んだ。その結果がこの戦争なのだろう。
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いずれにしても時系列的な検証も必要になるが。 以上の点から、私は「NATO拡大がこの戦争の原因」とする一部「リアリスト」の仮説は棄却している。これは善悪論ではない。リアリズムに内在するロジックだけではその因果関係を説明できないからだ。
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もう一つの可能な説明仮説は、学会でパネリストから提起されたように、「中国にバンドワゴン」して欧米に「バランシング」することを選んだというもの。これならばリアリズムの論理で説明できる。しかし、そうだとすれば、ロシアの行動を決めたのは「NATO拡大」ではなく、「中国の台頭」になる。
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単純化して言えば、そもそも冷戦が終わったことで、東欧諸国や旧ソ連には、「ヨーロッパの一部」になるか、「旧ソ連の一部であり続けるか」という選択が生まれた。東欧諸国は「ヨーロッパの一部」になることを選択し、ロシアは揺らぎながらもプーチン政権において「旧ソ連の後継」の道を選んだ。