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これまで台湾旅行法に該当する訪問は20件ほどあるということだが、バイデン政権になってから閣僚級の訪問はない。訪問団はいくつか送られているがみな「元」高官。
さて、台湾旅行法、採決されたのはトランプ政権時代。だとすると民主党は反対してたのか?
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いや、そんなことはない。これは両院で満場一致だ。
ここまで振り返ってみて、それでもペローシの個人的な野心や功名心によると思えるだろうか?
それは問題を矮小化する議論だと思う。議会は台湾問題について当事者意識が強いことが重要な前提。
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政策シミュレーションって、「シミュレーション」という言葉を使っているから未来予測的に受け取られがちだが、そういう意味でのシミュレーションではない。
大事なのは、そこで事態がどう展開したかということではない。参加者が「想定外」な仮想的な状況での頭の体操をして「気付き」を得ること。
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政策シミュレーションの専門家の間では今はコンピュータはあまり使わない。ボードゲームへの回帰現象が起こっている。
地図を見渡すことができるとかその場での柔軟性が重要だから。
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核戦略のコミュニティのうち、民間衛星見てる人たちからは、ロシアの非戦略核を貯蔵場所から搬出する動きは確認されていないと聞いている。
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鶴岡さん@MichitoTsuruokaの書き込み見て思い出したことを。
日本では核戦略のようなfunctionalな安全保障を研究している女性は極端に少ない。核なら軍備管理や不拡散になる傾向。あるいは地域研究や国際機構論についてなら相対的には女性研究者も多い。しかし軍事戦略論になると極端に少ない。
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私は修士出てすぐ研究所に入ったので業界で活動し始めたのは同年代の中では早いのと、最初の論文が沖縄海兵隊の抑止論的な検討だったので、時事的問題に若いうちから関わっていた。
しかし当時、同世代から「高橋はナマモノはできるがアカデミックじゃない」と陰口叩かれていたのは知っている。
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少なくとも「専門家」の立場で、いまの議論のなかで総論で終わらせてらならないのは防衛費。主要なアイテムに年間いくらかけているのかくらいは調べればすぐわかるので、「2%」を表層的に論じるのではなく、きちんと各論に踏み込んだ議論が深まってほしい。
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先日話し損なった(国際政治chでは話した)が、経験則として、2か国での共同開発は費用は1.5倍かかると言われている。それでも単独開発よりは安くすむという意味での割り切りが必要。
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これ以上強力な攻撃は通常兵器ではできませんわねえ。 twitter.com/MichitoTsuruok…
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どこかで言ったことがあるけど、イラク戦争が始まったとき、アメリカに留学していたのだけれど、ベトナム従軍経験のある元軍人の授業で、彼が「この戦争は奇妙だ」とある日の講義を切り出した。「ベトナムの時には、社会の中に戦争が入り込んできた。しかしこの戦争は日常が変わっていない」(続く)
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「アメリカにとって重要な戦争なのに、全く切迫感がない。週末にアウトレットモールに行ったり、NFLに行ったり、バーベキューをする生活を変えていない。これはなんなんだ?」という発言をしたのをよく覚えている。
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どこかで話したけれど、いまの「モスクワ周辺にいるロシア人」と、イラク戦争当時のアメリカ人」と、戦争に対する距離感は似てるんじゃないかな。
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今回思ったのだが、現代における戦争ってパラレルに比べると意外な類似性に気づくことがある。
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アメリカ社会における「軍」への距離感の変化についてはこの本の考察が素晴らしい。マティス元国防長官も関わった研究プロジェクトです。
Warriors & Citizens: American Views of Our Military amzn.asia/d/2ASw6Hy
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ただし原子炉近傍が正確に避けられていることから、人為的な赤外線発生であることは推測できる。また、敷地南縁での赤外線発生当時にロシア側から情報が出てなかったことから、ロシア側の情報統制下で起こった赤外線発生であることも推測できる。
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ロシア側の情報統制下で起こった赤外線発生というのは実は重要なポイント。ウクライナから、精密誘導で原子炉を外して攻撃を行うことは不可能ではない。しかしそれが実際に行われていたなら、遅くても8/24にはロシア側から発表があったはず。
それがなかったということは留意すべき事項。