高橋 杉雄/Sugio(@SugioNIDS)さんの人気ツイート(古い順)

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一方そこでロシアが勝てたらまた状況が変わる。となると戦術目的での核兵器や化学兵器使用を考える可能性もないわけではないが。
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プーチンのマイクロマネジメントを批判する人はまずはEliot CohenのSupreme Commandを読んでみて欲しい。最高指導者のマイクロマネジメントって珍しくないし必ずしも失敗している訳でもないのよ。
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先週と昨日の報道1930での最後の発言について。中国をどうすれば取り込めるのかは、15年くらい前に仲間と真剣に研究したのです。世界のどこに出しても恥ずかしくない議論だった自負はある。 tkfd.or.jp/research/detai…
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アメリカ外交を真面目に勉強すると必ず出てくるのが、アメリカの軍事力行使における大統領の権限と戦争権限法との関係。さらに統合参謀本部議長の地位も重要。そのあたりの背景を抑えずに、バイデン発言を含む最近の米政府の台湾関係発言を解釈するのは危険。
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昨日の報道1930でも触れたセベロドネツクの南北からの突破、セベロドネツクだけじゃなくて部隊も包囲されたの??初のミスか??
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実は5年くらい前まで、アメリカの国防予算に詳しい同業者の間では、「トップガン2」というのはブラックジョークだった。トップガンやってた頃と機種が大きく変わってないからだ。 まさか本当に続編作るとは。
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金曜の小泉さんとの対談でも、セベロドネツクの戦況にかかわらず、イニシアチブ取り戻すためにヘルソンからの反攻はやるべき、と話したのだけれど、やはりやったか。正しい判断だと思う。 となるとセベロドネツクの戦線の整理を軍事的合理性に基づいて行えるかがポイントになるかな。
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この業界ではハワイというのは仕事する場所。
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ウクライナの戦争の前、大きな関心を集めたもののいまは忘れられたといっていいトンガの噴火。 今週末はラグビーのチャリティーマッチがあります。残念ながらあまりチケットが売れていないようです。 私は行きます。とても大事な試合だから。 sakuraclub-ticket.pia.jp/ticket/charity… rugby-japan.jp/news/51264
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黒海の海上護衛について。 機雷のこと考えると掃海部隊は必須。掃海部隊の護衛も不可欠。 特に経空脅威考えると空母と防空艦必須で、潜水艦もいるからSSNも必須。 つまり空母打撃群。これを最低2つ、できれば3つくらい投入しないと任務遂行できないと思うのだが。 これってもはや軍事介入だよ。
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@K_Kimura_Kobe ファシリテーター機能つきのスマートスピーカー作っているベンチャーがありますね。 議事録自動で作りながら議題がそれたら注意してくれるそうです。なんでも機械に注意される方が言うこと聞くそうで(笑)。
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ロシアのウクライナ侵攻を核抑止の失敗ととらえる見方に乗るなら、コソボ空爆をロシアの核抑止の失敗と捉えるんじゃないとおかしいんじゃない?(実際当時のロシア国内にはそういう見方もあった) あるいは第4次中東戦争も、米のシリアやエジプトに対する核抑止の失敗なの?
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こういうコメントしたことないが、単に発言報じるにしても裏取った方がいい。黒海艦隊に突然潜水艦が加わることがあるのか。そんなことが起こったら背後に何が起こっているのか。 それを考えれば信頼性はわかると思うが。 twitter.com/nhk_news/statu…
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私の学部時代の恩師はモーゲンソー専門家なのですが、モーゲンソーは地政学を「エセ科学」と断じているのですよ。 その批判に応えずに、あるいはむしろ増幅する形で「地政学」という語を使う同業者とかシンクタンクの多いこと。
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小泉さんとの濃ゆい対談の第2弾です。 fsight.jp/articles/-/489…
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現役軍人が引き上げたために西側装備の訓練教官が不足しているという報道の直後に、前線で訓練教官やってる米退役軍人がロシア軍に捕まったかもという数日前の情報。 ご本人はイラク従軍後にPTSDに苦しんだが、「自分がいかねば」とウクライナへ。見ていて胸が締め付けられる。
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名探偵コナンの劇場版、ときどきすごく重いテーマやるのだけれど(「異次元の狙撃手」のテーマはイラク戦争)、いまやってるのはなんとロシアの反体制運動がテーマになってる。 めちゃくちゃびっくりした。
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今週いくつかの番組でお話ししましたが、私がなんでHIMARSの効果に懐疑的なのかまとめて書いておきます。 まず前提として、多連装ロケットランチャーとは、多数のロケット弾を同時に打っ放す面制圧兵器だということ。面制圧であれば、目標が戦車や自走砲のように移動しても確率論で命中させられる。
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火力を活用した機甲戦の手順は以下の通り。 1. 準備砲爆撃 2.砲爆撃の混乱から立ち直る前に機甲部隊の前進 3.戦線の弱いところを見つけて突破 4-1.突破できれば、突破口を足掛かりに敵の補給を切って包囲、撃滅 4-2. 突破できなければそこで新しく戦線を張り直して1に戻る
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今月行っていた下記の作業を通じて気づいたことがあり、今週はそれをいくつかの局で話しました。 トシキフカ突破を含む最新の戦局分析は昨日のワイドスクランブルで話しましたが、ここ数日出演予定ないのでここで書いておきます。 twitter.com/SugioNIDS/stat…
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今月のロシア軍の攻撃は、上記の教科書的な攻撃手順に極めて忠実に行われているようだ。「砲撃しか行われていない日」と「地上部隊が前進している日」が交互に来ている。特に4の判断が慎重で、少しでも止められたら4-2から1に戻っている。 これは物量で勝る方が物量優位を生かす上で極めて有効。
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ここ数日の戦局では、ドネツ川西岸、リシチャンシクから下流方向に20kmほど離れたトキシフカ周辺でのロシア軍の突破が大きいのだが、ここはウクライナ軍が1ヶ月近くに渡ってロシア軍の進撃を押さえ込んできた激戦地。上記の1から4の繰り返しで消耗し、支えきれなくなったということだろう。
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「セベロドネツク維持」という政治的要求と、「戦線の整理による部隊保全」という軍事合理性に基づく必要とのせめぎあいがポイントだといくつかの番組で話してきたが、早く決断しないと手遅れになる。というかすでに決断が下されてなかったら手遅れかもしれない。
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この戦争ではこれまではロシア側に「政治的要求からの干渉」の悪影響が出ていたが、ここではウクライナ側にその問題が現れたといえる。 というか戦争は政治的目標の達成のために行われるので、これは珍しいことではないが。
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政治的要求と軍事的合理性のどちらを優先すべきかについて、理論的な正解はない。結果から評価するしかない。