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劣化ウランについてまとめておきます。昨日書いたように、2022年12月7日に総会決議が出ています。
国連の決議文は、「全体でワンセンテンス」というものだし、切り取りはしたくなかったのですが、リプ見る限りちゃんと読んで頂いた方はあまりいないようなので、項目だけ逐語訳します。 twitter.com/SugioNIDS/stat…
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ちなみに劣化ウランを使用した砲弾および兵器の効果に関する国連総会決議というものがあります。
最新のものは2022年12月7日に採決されています。
賛成:147カ国(日本含む)
反対:5カ国(米・英・仏・イスラエル・リベリア) documents-dds-ny.un.org/doc/UNDOC/GEN/…… twitter.com/i/web/status/1…
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ポイント。
・チャレンジャー2の砲はライフル砲のため、滑腔砲のAPFSDS弾より命中率はいいが、着速がやや遅くなるので、それを補うための劣化ウラン弾供与の判断と思われる。
・劣化ウランは金属としての毒性があり、直接吸い込んだ場合は非常に危険。環境被害については様々な報告が存在。… twitter.com/i/web/status/1…
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今日の収録で強調して語ったところ。使ってくれたかどうかはわかりませんが。劣化ウラン弾は核兵器とは全く性質が違うものなので、ロシアの批判は言いがかりです。… twitter.com/i/web/status/1…
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改めて思ったが、ナショナルチームレベルの選手層が厚い大会だと、毎日試合ができるという野球の特徴が生きてくる。準決勝と決勝の3試合を3日間で行うことができる団体スポーツは少ない。詰め込めば2日間でもできる。そう考えると夏にリーグ中断してでもハイレベルな大会ができるんだよな。… twitter.com/i/web/status/1…
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あの人、いまのことに文句言うより、自分が外交を仕切ってた1990年代半ばから2000年代初めをきちんと内省的に検証する方が日本の役に立つのではないかな。
いまみたいな厳しい安全保障環境になってしまったのは、あの時代の外交政策の帰結でもあるのだから。
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「プロペラに衝突」っていうが、直径が小さいし、近くに僚機がいるわけでもないのでなぜ確認できたのか疑問。「プロペラが停止した」のが計器上わかったということではないだろうか。
思いつきだが、だとするとロシア側戦闘機のジェット後流を吸ってエンジンが停止した、ということでは? twitter.com/SugioNIDS/stat…
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ウクライナ軍の損害についてのワシントンポストのレポート。各所で引用されている12万人の死傷者というのは、戦闘復帰が難しい重傷者と戦死者の人数で、ドイツの情報機関の評価として引用されている。同じ評価ではロシアの死傷者は20万とされている。 washingtonpost.com/world/2023/03/…… twitter.com/i/web/status/1…
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MQ-9リーパーは中高度滞空型無人機です。例の気球やグローバルホーク、U-2よりも低い高度を飛行して情報収集を行えます。黒海における情報収集をめぐるせめぎ合いの一端が垣間見えるインシデントですね。
#日経Think
nikkei.com/article/DGXZQO… twitter.com/i/web/status/1…
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ほう。ゼレンスキーからロシア支援をやめるように言われたらどう答えるのだろうか?リードアウトに注目。両国版の丹念な比較が必要になりそう。 twitter.com/ReutersJapan/s…
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ファイブスターの単行本の新刊、今日の夕方にようやく購入できました。日曜スクープ終わってから読みます。 twitter.com/i/web/status/1…
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1点補足。バイデン政権発足後1年の外交展開を俯瞰的に見れば明らかだが(2021年にどんな外交していたか時系列的に整理すればわかる)、バイデン政権にとって対ロシア戦略は対中国戦略の従属変数だったと言う視点は忘れないでほしい。バイデン政権は欧州外交を始める前にアジアを固めているのです。 twitter.com/SugioNIDS/stat…
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日本記者クラブでの講演で、「この戦争の補助線としての中国のパワー増大」の話をした関係で言うと、いわゆる代理戦争論として、「ウクライナが米国の代理」なのではなく「ロシアが中国の代理」という立論が成り立ちうる気がしてきている。仮説ですらない思いつきの段階なので今後棄却するかもですが。
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棄却するとすれば、そもそも「代理戦争」と言う語自体が厳密な定義が難しいことがむしろメインの理由になるかもしれない。結果として「代理」的な役割を果たすのと、意図して「代理」に仕立て上げるのとでは意味合いが全く違うのに混同されてしまっている。後者の意味で使う人の方が多いと思うが。
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実際、マリウポリが1カ月早く陥落していたら、戦局は大きく変わっていた可能性がある。ロシアはドネツク州を制圧できていた可能性は小さくないし、ウクライナは9月のハルキウ反攻を行えなかっただろう。それだけの意味がある戦いだった。… twitter.com/i/web/status/1…
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けれど、そこで失われている命の意味を1人でも多くの人に知ってほしかったから、話を続けてきた。
「囲碁や将棋のように戦争を語る」と、陰口たたく人にはこういう思いは通じていないのだろうな。
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私は、10月にインフラ爆撃が始まったその日に、ファイブリングモデル的なエネルギーインフラ攻撃だとすぐにわかった。マリウポリ攻防戦でも、救出の見込みがないのに戦い続ける兵士たちの目的が時間稼ぎのための捨て石だと言うことも始まってすぐにわかった。
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こういうことが読み取れるのもつらいのですよ。ある状況下での犠牲の論理的な必然性がわかってしまうから。
特にマリウポリ攻防戦の時は「1人でも多くのロシア兵を1日でも長く引きつけるのが目的」「捨て石であっても犬死ではない」と何度も口にしたが、あれは精神的にはけっこうきつかった。
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戦争で兵器を使って行われる殺傷行為には理由がある。なぜその命がそこで失われたのか、その背景や理由を理解することは重要なことだと思う。そのことこそ、命の重みを感じることに他ならないと思うのだが。
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1年前のツイート。この頃私が疑っていたのは、ウクライナ軍に実はかなりの予備兵力があるのではないかということだった。
ウクライナ軍の状況については情報が全くなかったが、目に見える情報の整合的な解釈として、「予備兵力による反撃の準備をしている」という仮説も成り立っていたからだ。 twitter.com/SugioNIDS/stat…
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名前負けしているとよく言われますが、私は花粉症なので今日は辛いです・・・・。
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それは、ロシアのパワーを最大化するために「ソ連の復活」が必要であり、「ロシアの一部」であるウクライナを物理的に屈服させるために侵攻に踏み切ったというものだ。この説明においてNATO拡大は実は関係ない。ロシア自身のパワー増大が目的であると説明できるからだ。
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ミアシャイマー自体のアドホック性はいずれ指摘しようと思っていて、国際政治チャンネルでやろうと思っていたが、ここで話しておく。
攻撃的リアリズムのコアアサンプションは国家をpower maximizerとしてとらえること。一方、防御的リアリズムは国家をsecurity maximizerとしてとらえる。