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北朝鮮の衛星打ち上げについて。長距離弾道ミサイルは、第3段のポストブーストマニューバーフェイズで、弾頭を目標に正確に向けてリリースする。複数弾頭個別誘導だったらこの時に弾頭ごとに向きを変えてリリース。このリリースの技術は、衛星のリリースとほとんど同じ。
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何年か前だけれど、某局に、グーグルアースに写ってる中国空母の建造ドックについてのコメント求められたんですよね。グーグルアースは撮像日時がわからないからコメントは難しいけど、日本国内でも定点の撮像サービス提供しているスタートアップがあるから、契約してはどうかって紹介したのですよね。… twitter.com/i/web/status/1…
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「西側の軍事援助によって戦争が長期化している」と唱える人がいるが、その命題が正しいかどうか、ちゃんと考えた方がいいと思うぞ。武器がなかったらなかったで、イラクやアフガニスタンのような形でウクライナ側が戦い続ける可能性はあるんだ。そうなると戦争の残虐度はいまの比ではなくなるんだ。そ… twitter.com/i/web/status/1…
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F-16について。考えをまとめ中だが、いくつかのポイントを。
・ロシア本土への攻撃に使わないということは、航空作戦のうち、攻勢対航空作戦はミッションに含まれないようだ(クリミア半島の航空基地は??)
・だとすると、任務としては防勢対航空作戦と各種対地支援。
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ベルゴロド周辺での戦闘、まあある種の破壊工作なのだろうが、国境付近の兵站の要所の防備にしては弱くないか?ハルキウ反攻以来、ベルゴロド付近で防御陣地構築しているという情報もあったのだが。。。
また向こうが昼になればいろいろ情報も入ってくるだろう。
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ただし、深層NEWSで触れたとおり、いま核をめぐる安全保障環境を悪化させているのはG7の外の国々。広島ビジョンを不十分として批判するなら、まずG7の外の国の核軍拡を止める処方箋を示してほしい。
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広島ビジョンについては西田さんの分析が素晴らしいので、あまり付け加えることはないのですが蛇足を。核軍縮と安全保障を両立させる考え方はだいぶ前からあって、例えば中曽根弘文外相の日本国際問題研究所でのスピーチがある。 twitter.com/MichiruNishida…
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なお、そこで定義する「成功」は、実現可能性があるものでなければならないのはもちろんのこと。拙著では「願望」と「能力」のバランスが取れていることがその前提としています。
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『現代戦略論』では、「失敗を定義できる」戦略がいい戦略だと論じた。それは失敗が定義できなければ成功も定義できないから。
逆に言えば、何かを「失敗」と断じるならば、何が「成功」かをはっきり定義しなければならないと思うぞ。「成功」を定義しないで「失敗だ!」と言い放つのはただの難癖だ。
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ただし、核攻撃は一瞬で破壊をもたらすため、死傷者の数は圧倒的に大きくなります(破壊に時間がかかれば避難できる)。放射能もあります。その意味で、膨大な数の通常弾頭の砲弾を打ち込んだときと核兵器の違いはありますが。
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今日は夕方から私用で外部の情報全く見えなくて、ニュースをいま見ました。
いくつかの番組で話したことありますが、バフムトやマリウポリは核攻撃受けたのと同じくらいの破壊を受けているのです。
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なお、そのことは、ロシアが核を使った場合のウクライナに対するショック効果を低減させてしまっており、都市への核攻撃によってウクライナを屈服させるというシナリオがおそらく成立しないと私が考える理由になってます。
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あともうひとつ。F-16を供与してもAWACSの支援下で飛ぶわけではないのだから、西側が使っているのと同じようにはいきませんわね。ネットワーク全体の力ではなく、スタンドアロンのパフォーマンス向上。それでも大きいが。 twitter.com/SugioNIDS/stat…
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パトリオットは改めて西側兵器の性能の高さを見せつけている。これから陸戦で戦車の優越性が明らかになった場合、その後でF-16が来るとなるとロシア軍幹部は精神的にかなりキツいのではないか。この「兵器の性能の差」による心理的圧力でロシア軍を自発的撤退に追い込むというゲームプランは考えてもい… twitter.com/i/web/status/1…
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F-16について。戦闘機は、戦車よりも数量的な上限が厳しい。現時点でのパイロットの数が、1年以内に戦力化可能な数の上限になるからだ。飛ぶ機体のないパイロットをまず訓練し、それからいま飛んでいるパイロットを訓練していく形になるだろうか。
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・ところで、アメリカ。中間選挙直後から、債務上限問題は絶対出てくると指摘してきたとおり。バイデンはもともと議会人だから調整は自分でやりたいみたいなところもあったと思うが、一連の展開を見るとマッカーシーもゼレンスキー訪日計画とF-16の件を知らされていたとの憶測もできるか。
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・論点の重要性を考えれば、文書全体の長さに比べて不自然に短いので、ゼレンスキーとの議論の中心はやはりこの点になるのではないか。
・なお、完全な憶測だが、F-16だけでなく、MEDEVACなんかも議論されるような気がする。実際にワークさせるのは難しいが、非殺傷的な支援のオプションとしてはあり。
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・やはり本命はF-16だろう。関係者がそろっている場で一気に決めてもらう、というのは、対面会合ならではのメリット。
・また、昨日のウクライナセッションのあとのステートメントで、6頁にわたる文書の中、Support to stop Russia’s war of aggressionの項がわずか4行だったのが気になるところ。
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・ゼレンスキー自身、その自分のスター性を十分理解した上で、それをリソースとして利用。
・とはいえ、単に注目を浴びるのが目的のはずはなく、これだけの時間をかけてまで日本に来るには、かなり具体的な目的があるはず。
・Peace Formulaの支持だけであればオンラインで十分
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ゼレンスキー訪日について。昨日・一昨日お話ししたことも含め。
・ゼレンスキーが現在の国際政治において持つある種のスター性を改めて確認。最近でここまでのスター性を持った政治家は、就任しばらくの間のオバマ大統領くらいではないか。
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@tetsuo_kotani @AtsukoHigashino 何がどう違うのかよくわからない関東人なのですが、F-16のブロック50とブロック52の違いみたいなもの?あるいはB61-11と12くらい違うのでしょうか?
もしかしたらミグ29とF16くらい違うとか?
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明日はこちらにお邪魔します。ひたすらマニアックに。。。
bunshun.jp/bungeishunju/a…
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バフムトでのウクライナの逆襲、ここまでワグネルと正規軍の不仲が話題になるなら両者の境界近くを狙って攻撃するのは理にかなっているよな。
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私はこの記事に引用されている報告書の執筆メンバーに入っているのですが、この記事では変な文脈で報告書の記述が切り取られています。取材に来てくれれば議論の経緯とかもちゃんと話すのに。なぜ取材に来ずに記事を書くのだろう?
Thinkにコメントしてます。
nikkei.com/article/DGXZQO…
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「日本が追いつけてない」とこの記者が本気で思っているのなら、私も入った専門家グループで書いたこの報告書をまずは読んでほしいものです。cgsr.llnl.gov/content/assets…
別記事で、「ロバーツ氏が3月に書いた報告書では」と書いてあるものがありますが、私もこの報告書の執筆者の1人なので。 twitter.com/show_murano/st…