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上記の理由で、ロシアは平素では即時発射可能な弾頭は1000をかなり割っている可能性がある。タイミングによっては500程度になる可能性もある。そのため、アメリカが突然第1撃を行った場合、かなりの部分が撃破される可能性がある。この戦争が始まったときの核バランスがまさにそうだった。
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予想以上に「フォースユーザー」という言葉が人口に膾炙していることを知った。そして経緯が全く知られていないことに驚いた。まあ15年以上前の出来事だから仕方ない。もともと「フォースユーザー」という言葉は日本の造語だ。アメリカではwarfighterという。
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起きてみたらモスクワに行かずに収束。要求は結局よくわからなかったが、左側シナリオではなかったことがわかった。
おそらく標準シナリオだったということだろう。ということで日曜報道THEPRIMEで「戦争をやめさせるつもりはなかった」とコメント。
といった感じの2日間でした。
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私はこの記事に引用されている報告書の執筆メンバーに入っているのですが、この記事では変な文脈で報告書の記述が切り取られています。取材に来てくれれば議論の経緯とかもちゃんと話すのに。なぜ取材に来ずに記事を書くのだろう?
Thinkにコメントしてます。
nikkei.com/article/DGXZQO…
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どうも電話取材だと意味が通じてないことがあるみたいだ。私は3月に火星17が成功したあと、「次は人工衛星」と言ってきているが、それはロケットから「物体」を切り離す技術が重要だから。端的に言うと、「上」に向かって切り離せば衛星、「下」に向かって切り離せば弾頭になるのです。 twitter.com/SugioNIDS/stat…
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ウクライナ側がワグネルの武装反乱を利用するとしたら、このタイミングでロシア人部隊による越境攻撃をしかけることだろうか。
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ちなみに、核兵器のbattlefield useについていえば、いわゆる戦術核が現実的な選択肢であるとは私は思わない。
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正面突破は成功すれば効果は大きい。1944年の英米の欧州反攻も、チャーチルが間接アプローチ的に主張したバルカン半島など周縁部での作戦ではなく、直接アプローチで正面からフランス上陸を行ったがゆえに成功した。ただ損害は大きくなる。 twitter.com/SugioNIDS/stat…
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私は、10月にインフラ爆撃が始まったその日に、ファイブリングモデル的なエネルギーインフラ攻撃だとすぐにわかった。マリウポリ攻防戦でも、救出の見込みがないのに戦い続ける兵士たちの目的が時間稼ぎのための捨て石だと言うことも始まってすぐにわかった。
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はい!私です!!
私の代は早稲田の文系学部2人いました! twitter.com/ohnuki_tsuyosh…
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うち400が単弾頭のICBMなので、残りの約1000がSLBM。
そして米の戦略核戦力にはデフコンという概念はなく、常に最高度の警戒態勢にある。そのため、いかなる危機的状況にあっても、アメリカは核の態勢を引き上げる必要はない。オバマ政権期に警戒態勢引き下げの議論があったが、採用されなかった。
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少なくとも機甲突破戦術は使いこなせているようだ。最初の攻撃が戦車16両という情報が正しいとすると1個中隊規模。つまり大隊規模の諸兵科連合部隊から始まった攻勢と推測できる。
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今日の #深層NEWS は濃ゆかった。小泉さんとは情勢分析に違いがあるかと思っていたけどそうではなかった。
待合室での会話は番組では話せなかったロシアのミサイル戦力の話からハリコフ戦やらクルスク戦やらにまで話題がおよび、さらに濃ゆかった。
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ロストフで交戦を示唆するSNSの映像か。もしこれが正しい情報だとしたら、武装反乱で確定。しかしワグネルは兵站をどうするのか?正規軍から実力で奪取するつもり?? twitter.com/SugioNIDS/stat…
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格納庫に待機している状況だと即時発射は不可能だし、第1撃を食らえば撃破されてしまう。
もう1つの理由は、SSBNの即応性が低いので、洋上で即時発射可能なSLBMが少ないこと。
昨日書いたように、米の即時発射可能な戦略核弾頭はだいたい1400。
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・ところで、アメリカ。中間選挙直後から、債務上限問題は絶対出てくると指摘してきたとおり。バイデンはもともと議会人だから調整は自分でやりたいみたいなところもあったと思うが、一連の展開を見るとマッカーシーもゼレンスキー訪日計画とF-16の件を知らされていたとの憶測もできるか。
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ヘルソン反攻はウクライナ側の準備に時間がかかるが、ロシアとしてもヘルソンを失うわけには行かないので兵力を集中して対処する必要がある。つまり、ウクライナ側が決戦を強要できる可能性がある。そこで勝てれば意外に早くウクライナが占領地を奪回できる可能性が生まれる。
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ミアシャイマー自体のアドホック性はいずれ指摘しようと思っていて、国際政治チャンネルでやろうと思っていたが、ここで話しておく。
攻撃的リアリズムのコアアサンプションは国家をpower maximizerとしてとらえること。一方、防御的リアリズムは国家をsecurity maximizerとしてとらえる。
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なお、上記の「アマチュア」云々の発言は、もともとは私が敬愛している米国の女性ストラテジストの言葉。
コロナ後も何度もオンラインでは話をしていたが、今回は対面で会うことができた。日本のテレビで引用していることをお話ししたところ、驚きつつもたいへん喜んでくれた。
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もちろんウェントのアナーキー論文で論じられているように、コンストラクティビズムはリアリズムを包含しうる。しかし包含されてしまったらそれはもはやコンストラクティビズムであり、リアリズムではない。
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その思惑を崩したのがブロバルイの戦いにおける機動防御の成功。
ところで、ブロバルイの戦いの数日前にニュース7と深層NEWSで(同じ日)、まさにあのロシア軍部隊に対してウクライナ軍に反撃のチャンスがあるって言ったのですよね。たぶんあの時点でそう言ってたの世界で私だけだと思うのだけれど。
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ウクライナとの絡みでときどき出てくるリアリズムの話。自分は「いま」リアリズムを語るならば、構造的リアリズムとそのバリエーションであることは当然の前提だと思っているのだけれど、リアリズム対リベラリズムのような形で議論したがる人がいるのは意味がわからん。いまさら第1論争やってどうする… twitter.com/i/web/status/1…
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ロシア軍の使えるカードは2つ。1つは新編中とされる第3軍団。おそらくすでに防衛戦に投入されつつあるのだろうが、これで戦線を安定させられたとしても、その過程でそれなりに消耗するだろうから、攻勢的に使うのは不可能になる。
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防衛戦闘だけなら戦車をトーチカ代わりに使えばよい。しかし機甲突破戦術となると難度は格段に上がる。
実は公表されてないだけでヘルソン反攻が進んでいるなら別だが。