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フィットする相手を見つけるコツは「最初から自分らしさ全開で行く」、これに尽きます。合えばずっと続く関係になるし、合わなければどうせ長続きもしないので最初から仕事しなければいい。最悪なのは「最初は人並みにしてて信用されてから自分らしさを出す」というパターンで悲劇しか待ってない。
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結局のところ「居場所の見つけ方」が全てだということですが、やっと見つけた居場所も「相手」「社会」「自分」の三つが変化していくことでフィットする居場所ではなくなる時が必ず来る、その見極めができないと悲劇が待ってるということに注意が必要ですね。
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「この先、どうなりますか?」と他人に聞く人と「この先、どうしたいのか?」と自問する人。長い時間が経つと両者には埋めがたい差が生まれてしまう。
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昨晩のAbemaTVは「クソ会議」がテーマだったのだけれど、まあワンサカ不満が来る。でもね、クソ会議が減らないのはまさにこうやって愚痴を言うだけで「この会議はクソなので出ません」と真正面から言わない人たちのせいでもあるんですよ。起きていることの責任の一部は必ず自分にある。
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Twitterは一種の市場調査でレスで命題の品質を判断できる。「反応がない」はレベル1で一番ダメ、「賛同がたくさん」はレベル2でまあまあ、「大量の反論と一部の賛同」がレベル3でこれが一番メッセージとして品質が高い。人がムキになって怒るのは「本質を突かれた時」ですからね。
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アメリカでベストセラーになった「Fuzzy and Techie」が日本では全然売れない。これは「日本でこれから先に何が来るのか」ということをわかりやすく示してくれます。わかっている人にはある意味で「とても美味しい状況」がしばらくは続く、ということでしょうね。
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新しい職業には名前がない。名前をつければそれは必ず「過去」になります。名前がないということはそれを材料にして思考できない、ということなので、だからこそ新しいことをやろうとしてる人ほど思考より直感が大事だということになりますね。
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「やりたいこと」と「なりたいこと」を常に切り分ける。「なりたいこと」は職業名になるので、必ず「過去にあった仕事」になります。一方で「やりたいこと」は行為なので未来に開いている。その他大勢の他者の真似をしたくなければ思考は常に「なりたいこと」より「やりたいこと」に向けるべきです。
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アートに親しむ人はサイエンスにも長ける。ノーベル賞受賞者は無論サイエンスで高い業績を上げたわけですが、アートを趣味にしてる人が統計的に有意に多いことがわかっています。google.com/amp/s/news.liv…
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都市デザイナーや建築家は別に建物の建て方を知らなくても構わない。施工業者やセメント業者がやってくれますからね。デジタル時代におけるプログラミングのスキルも同じだと思ってます。構想するセンスと実際につくるスキル。常に希少で高い価値が着くのは前者。
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最近よく「じゃあどうすればいいのか」「どうしたら意味をつくれるのか」と聞かれます。答えは「知りません」。だいたい、その問いに答えがあるなら誰もがやることになるので優位性を生みません。できる人が少ない上に言語化も難しいからこそ強みなんです。
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「働き方改革」の問題は「長時間労働は嫌なものだ」という通念を前提にしてることです。僕もそうですが、世の中には「仕事を取り上げられたら鬱病になってしまう」という人もたくさん居ますからね。もっと多様性を前提にしてもらわないと。
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本当に辛いのは「長時間の労働」ではなく「意味のない労働」なので、働き方改革を謳うなら「仕事の量」よりも「仕事の意味」に目を向けないといけません。まあ量は可視化しやすいですからね、みんなすぐそっちに流れてしまう。
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「知」と「美」。特権階級が独占しようとたのはこの2つです。なぜならこの二つは強力な武器になるからです。だから図書館も美術館も元は王宮だった場所にあるでしょ。でも不思議なことに、これが解放されたのに手に入れようともしないで毎日ボンヤリ生きてる人が多い。
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パワーポイントはクソ仕事の元凶です。人を「仕事してる気」にさせてしまう。パワーポイントを禁止にすれば仕事の質も上がるし能力も高まるのに…と思って調べてみたらAmazon本社では既に禁止だとのこと。さすが。文章と口頭で明快に説明するには整理された論理が必要ですからね。
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一番重要な「どの船に乗るか」「どちらへ漕ぎ出すか」という論点には無頓着なまま、沈みつつある船の中で一生懸命、上司や同僚にアピールするためのスキル学習に余念のない人々。あの、沈んでますよ、その船。
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いい文章を書くための究極のコツ。それは書いた文書を「必ず音読する」こと。音読してツマルところは必ず文章がヘンだし、しばしばロジックもおかしいことが多い。緻密にチェックするのは大変だけど、音読するとそれを教えてくれる。
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アイデアを盗まれるのではないか、と心配になることがありますよね。本当に独創的なアイデアは本人が説明しないと理解できません。サクッと盗まれるようなアイデアなのであれば元々大した価値はない、ということですね。
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目標の与え方で組織の能力は豹変します。ソ連に勝て!と叱咤するアイゼンハワーの元で失敗に終始したメンバーが「ソ連に勝つ?そんなことどうでもいいよ、月に行きたくねえか?」と言ったケネディの元で大活躍する。目標の与え方が上手な人は「錬金術師」なんです。ゼロから価値を生み出してしまう。
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「優秀さ」とはなにか。それは「その時代において希少なものを生み出す能力」のことです。正解が過剰な時代にあっては問題を解く能力の価値は減損する一方、希少な問題を見つける能力の価値が高まり、そういう人が「優秀」ということになります。kyoto-art.ac.jp/tg/designlp/?u…
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君の作品への批評について、批評の中身は読む必要はないが、文字数は数えなさい、というのがアンディ・ウォーホルの教え。鋭い。これを翻訳すれば、君のツイートへの反論を読む必要はないが、どれくらいのリツイートがあったかは数えなさいという。肯定も反論もどうせ同じ。フロイトの転移ですね。
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「これまでの人生が、これからの人生を決める」と考える人が多い。心底、それは間違いだと思いますね。そうではない、「これからの人生が、これまでの人生を決める」のです。今日の、いま、ここからの人生が、これまでの人生に意味を与えるということです。
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昔から一番嫌いな・・・というか困る質問が「尊敬している人は誰ですか?」という質問です。よくされる質問なので答えられない自分はアホなのかと思ってたのですが、先日、茂木健一郎さんから「それで良いんだよ、カリスマに心酔してる人って脳の活動レベル低下してるからね」と言われて、あああと。
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福澤諭吉は『文明論之概略』で幕末から明治への転換について「 一身にして二生を経るが如く」と言っています。私たちの社会も然り。このとき「人生の前半」と「人生の後半」では「常識」が変わってしまう。特に「人生の前半」に過剰適応してしまうと後半でおかしなことになるので注意が必要です。
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あなたには「逃げる責任」があります。理不尽で苦しい状況に置かれたら「逃げてもいい」のではなく「逃げなければならない」んです。そうすることで社会は発展する。みんながもっと逃げればこの国は確実に良くなるはずです。将来のこどもたちのためにも「逃げる勇気」を持って欲しい。