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成長そのものを否定してるわけではないんです。ただ、全体のパイが増えない領域で成長を望めば「他者から奪うことでしか成長できない」ことになる。これが社会を生きづらい場所にしてしまう要因になってるんです。ホッブズですよ、誰もが成長を目指して互いにド突き合いをしてるんですから。
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マルクス研究者で8万部超えのベストセラーとなっている「人新世の資本論」の著者である斎藤幸平さんとの対談がアップされました。キレのいいハードパンチを繰り出しています!businessinsider.jp/post-226561
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自分のことをあんまり無垢だ思わない方がいい。マネジメントが米国で発達したのは綿花農園で数百人の奴隷を管理するという必要があったからです。ビジネスやマネジメントにはそういう原罪性がある、自分の手は血まみれなのかも知れない、という恐れを持たない人が一番怖ろしい。 twitter.com/shu_yamaguchi/…
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リベラルアーツとビジネスの関係について話す際に「組織運営にはカルト教団の仕組みが参考になる」という話をすると「非倫理的だ」という批判が出ることがあります。でもミッションもパッションもクレドもヒエラルキーも元々は原始キリスト教団という「往時のカルト教団」で生まれた概念です。
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触れることで人生が豊かになるような、素敵で美味しくて肌触りの良いもの、に本能的に身を寄せていく能力の有無。住む場所、食べるレストラン、読む本、そして一緒にいる人、を世の中のモノサシを振り払って選べるか。
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競争に負けるっていうより、自分に負けてダメになっていくんですよね、ほとんどの場合。
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皆さん、選挙に行きましょう。この人たちを国政から外す大きな権力を持っているのは誰あろう、私たちなのですから。 twitter.com/shu_yamaguchi/…
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どうやったらこんな愚策を次々と考えつくのだろうか?ただでさえ子供たちは過酷な受験戦争で疲弊してるのに更に精神的に追い込むような施策は絶対に止めるべきです。僕は強く反対します。tokyo-sports.co.jp/entame/news/25…
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他人と違うことをやる勇気がない、という人がいますけど、足りないのは勇気ではなく思考量なんですよね。自分の頭で考えて「どう考えてもこちらの方がいい」と判断できれば別に勇気がなくても他者と違う行動ができます。
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「日本は経済成長しないし、そもそもすべきでない」と指摘すると「ネガティブだ」という反論をいただくことがある。意味がわかりません。私たちを長らく悩ませた「無限の成長」という圧力から解放される「高原社会」がやってくるのですからこれほどポジティブな話はないと思うんですけどねえ。
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最近あらためて感じてるのが「話す」ということの大事さです。というのも、話してるうちに自分で考えていなかったような言葉や概念が出てきて自分で驚くことがあるんですよね。これは頭で考えているだけでは絶対に起きない現象です。ソクラテスも言ってますよね「対話にこそ叡智が生まれる」って。
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気づいたんですけど、自分らしい活躍をしている人ってみんな、聴いてて心地よい「自分の声」を持っていますね。声質がいいとか悪いとか言うことではなく、「その人の声」というのがあるように思います。
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不確実な時代だからこそ「基本原則」が大事だと思うのですよね。「アレがいい」「コレがいい」と振り回されない。常に正しい判断をするための「基本原則」を持つ。極端にいえば、教育の目的はこの原則を植え付けることであって、語学などの知識やスキルは枝葉末節と言ってもいい。
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そういえば、ユングは40歳を「人生の正午」という美しい表現で呼んでましたね。当時の寿命を考えると、いまは50歳前後なのかな。
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五年前の自分に戻ったら何をするか?新しい語学は身に着ける、楽器をマスターする、ある分野について博士号並みの知識を持つ・・・何か思うところがあるのなら、今日からそれをやりましょう。五年あれば人生はまったく変わります。年末年始はそういうこと考えるのにいい機会ですしね。
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コミュ障っていう言葉に強い違和感があるんですよね。コミュニケーションが二者の間で成り立つ以上、コミュニケーションの不全は両者の責任です。それがなぜ片方側の障害として片付けられるのか。その人とコミュニケーションが上手く取れない貴方もコミュ障ですよね?という単純な話しなんですけどね。
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経済を成長させるために、という枕詞がついた教育議論が横行していますが、そもそも教育は、人が人らしく生きるための力を身につけさせるためのものであって、経済成長のためではありません。いかに子供たちを経済戦争の兵士に育てるか、といった議論には強い違和感を覚えます。
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「個性を伸ばす教育」という掛け声がなぜいつも虚しく響くか?髪の毛の色にすら個性を認められないほどに「個性が大嫌いな教師たち」が居るんですから無理に決まってます。気が狂ってるとしか思えません。 twitter.com/mituru_ki0522/…
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こうやって量で比較して優劣を議論する文化に浸っている限り、永遠に幸福にはなれませんよ、ということでしょう。さすが宮崎さん。
news.livedoor.com/article/detail…
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にわかには信じがたい数値ですが本当だとしても違和感はありません。僕は幼少期から非常にクリティカルな人間でそのために学校の先生から徹底的に意地悪された思い出があります。親が謝りに来なければ内申書かない!と騒いでた先生、どうしてんのかな。newsweekjapan.jp/stories/world/…
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教育で個性を育てる、という言説の概念矛盾。教育の力を否定する積もりはないのですが、教育で個性を伸ばせると無批判に考えることの危険性は大に指摘しておきたい。マルクス、ダーウィン、アインシュタイン、ウィトゲンシュタイン、ライト兄弟、ジョブズ・・・イノベーターの多くはなぜ独学者なのか?
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みんな「わかる」「わかってもらう」ということを求めていますが「わかった」と思われてしまうということは消費されるということでもあります。聖書や資本論は最も長く、多く売れたテキストですが、その魅力は一種の「分かり難さ」にもあるわけですよね。