山口周(@shu_yamaguchi)さんの人気ツイート(いいね順)

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困る力、っていうのはあるよなあ、と。困っていない人は助けられないし育てられない。この人、厳しいなあと思う人の特徴は「困ってない」ということなんです。逆に、伸びる人、助けられる人の特徴は「困ってる」と声をあげられる人。
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教養はないのに権力だけはある、というオッサンたちと戦うために。 東洋経済で「武器になる哲学」の記事がアップされました。 toyokeizai.net/articles/-/224…
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グローバル化の見逃されがちな影響の一つがニッチ市場のメガ化です?日本国内で出現率1%の市場に向けてビジネスをやれば潜在顧客は百万人しかいません。仕方なくみんな大衆向けに焦点のぼけた商品を開発していますが、世界には70億人の人がいるので同じ出現率でも七千万人の潜在顧客を持つ。
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社会批評家のレベッカ・ソルニットは「娯楽としての敵意に気をつけなさい」と言っていますね。仮想敵を置くと盛り上がる。でもこの敵意は決して建設的な何かを生み出さない。特にTwitter上にはこの「娯楽的敵意の煽り」が蔓延してるので気をつけたいものです。
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二流の人間は自分が本当は二流であり、誰が一流なのかを知ってる。一流の人間はそもそも人を格付けしないので自分が何流かということに関心がない。三流の人間は二流の人間を一流だと思い、頑張ればあそこまで行けると思い込みながら、本当の一流についてはよくわからない人たち、と考えている。
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電線の地中化率。100%=パリ、ロンドン、香港、台北、ボン、ワシントン、ハンブルグ、シンガポール。80〜99%=ベルリン、ミュンヘン、クアラルンプール、ニューヨーク。30〜50%=ソウル、ジャカルタ。0〜10%=東京、大阪。「美の発展途上国」、それが日本。
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経済同友会の会合出てわかったのは、財閥系の会社で黒塗りハイヤー乗ってるような人は終わってるということです。実績はないくせにプライドだけは高いので、ありとあらゆる新しいアイデアに難癖をつける。じゃあどうするのかと聞くと、ひたすら難しい難しいって悩んでるだけなんですよね。アホかと。
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改革の目的が抜け落ちてるんですよ。彼らに仕事を効率化して早く切り上げたい、と本気で思わせるようにするためには、浮いた時間でこんなに豊かで文化的な時間が送れるんだ、ということを実感させないとダメなんです。文化的生活の基礎がないままに労働改革しても上手くいくわけありませんよ。
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日本は本当に「茶番社会」になりつつありますね。バカなことには「バカじゃないの」とみんな声をあげてください。 joband.biz/505?fbclid=IwA…
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自分の実力を上回る報酬を得てしまうと一時的にラッキーと思うかも知れませんが抜け出ることは容易ではありません。電通やBCGでそういう人をたくさん見てきました。そうなると人生がシステムの虜になってしまい、住む場所や仕事のオプションバリューがとても縮小してしまうので気をつけないと。
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備忘録です。ダイヤモンドメディアの武井さんの言葉。単に副業がいいとか悪いとかいうことではなく、その人の能力を社会がちゃんと使い切れるかどうかが大事。ある会社だけでその人の能力を使い切れなければ、副業して社会に貢献してもらった方がいい。とても美しい考え方だなあ、と。
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一番痛いのは「就活ゴール」のまま思考停止してる高学歴オジサンたちです。「三流私大のクセに」とか「中堅企業のブンザイで」みたいな意識が今だに拭えないので自分の市場価値を全くわかってない。まずは銀行からこういう人が黒部ダムのように労働市場に放出されるのでよく見ておくと良いと思います。
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仕事の質は二極化する傾向があります。面白い仕事をやるとそこにスジの良い人が集まり、その人が次の面白い仕事を呼ぶので仕事のポートフォリオはどんどんキレイになる。逆は悲惨です。「人と仕事」って人生そのものですから、無理してでも面白い仕事をしないと人生がつまんなくなりますね。
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時間をムダにするなというアドバイスはスジが悪いと思ってます。時間をムダにしてる人はまだイイ。最もヤバいのが、時間を有効に使ってるツモリで全く無意味なコトに時間を浪費しているヒトたちです。世の中のモノサシに振り回されて色んなコトを学んでる意識高い系のヒトたち。
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上司の命令で600万人を殺した人の抗弁。最近は日本にも同類が増えて来てるように思いますね。
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哲学は役にたつのか?という問いへの答えは、その問いを発する人の考え方次第というところがあります。哲学というのは「自分が所属しているシステムを批判的に考察する技術」ですから、そのシステムの中で年収や地位を上げることしか考えてない人にとってはなんの役にも立たない技術なんです。
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戦略という言葉は「戦いを略す」と書きます。「戦いに勝つための作戦」が戦略だと勘違いしている人が多いんですが、本来は「戦わない」ために考えるのが戦略。だから本当に戦略的な人ほどプラプラ遊んでいるように見える。必死に戦って目立ってる人というのは「戦略的には全然ダメ」だということです。
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Uberでは配車管理を人工知能が行ない、実際の運転は人間がやります。人工知能が中間管理職を担って人間が現場を担う。人工知能に一番食われやすいのは実は現場よりこういう中間管理職なんです。キャリアを横軸に、人工知能への脆弱さを縦軸に取るとカーブは富士山型になる。中年はこれから大変ですよ。
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従来は弁護士が二週間かけていた事務を人工知能が1時間で行う、とな。キてるなあ。nikkei.com/article/DGXMZO…
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都会か田舎かという議論でムキになる人がいますが「両方とも素敵」がジンテーゼだと思ってます。僕は葉山の海辺に暮らしてますけど都心の夜遊びも大好きで、どちらも人生に必要。片方があるから別の片方も楽しいわけで、二項対立にする理由がわかりません。二項対立って大体不毛な議論の温床ですよね。
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日本の組織や社会は年長者ほど能力も知識もあるということを前提にしています。一方、存在感のあるスタートアップのほとんどは二十代の若者によって起業されています。こんな時代において、年長者が組織や社会で果たす役割や貢献はなんなのか、改めて考える時期に来てると思います。
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米国での研究では、給与情報の秘匿を禁ずる法律を持っている州の方が報酬が高く、また性別の給与格差も低いことがわかっています。「報酬データを開示しない」というのは格差を守り続けたい人にとって「最大の砦」だということです。 twitter.com/shu_yamaguchi/…
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平成が終わろうかという今こそ、アメリカというベンチマークから離れて舵を切るタイミングじゃないかと。本当の意味での「国の成熟」とはなにか、間違いなくそれはGDPだけでは測れませんよね。 twitter.com/DanishEmbTokyo…
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兼業禁止っていうのは、一生面倒見る から他の男と付き合うなって言うのと同じことですよね。昔はまあ言える会社もあったのかも知れないけど、いま本気でそう言える会社なんてあり得ないわけで、だったらクビになった時の保険のために兼業しますよ、というのは極めてフェアな話ですよね。
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アート関係者は往々にして、どうやってもっとミュージアムやギャラリーに来てもらえるか、という論点を立ててしまいかまちですが、そもそもなぜここまでアートに関心のある人が居ないのか?という問いを考えないと、根本的な打ち手に繋がらない気がします