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舟和の芋ようかん焼いてバターのっけてシナモンふると美味しすぎるし、温めてビターチョコ溶かしても上等なケーキみたいで美味しいし、冷凍しといた舟和の芋ようかんと冷凍カボチャのレンチンこいたやつ一緒にマッシュして中にドライクランベリー入れて茶巾にしても美味しいし、そのままでも美味しい。
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ダンナがいつどんな時でもセブンティーンアイスの自販機を見つけるとアイス(絶対にチョコミント)を買わずにいられないところを私は可愛いと思ってるんだけど、ダンナのことを嫌いになった暁にはめちゃくちゃ馬鹿にするポイントになりうるのではないかとも思ったりする。ずっと可愛いと思っていたい。
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人間の、おそらく誰もが持って生まれるどうしようもない孤独とさ、ある程度の年齢で折り合いというか諦めというか決着がついて、すとんと落ち着いちゃうじゃないですか。あの孤独と一人で戦って、モガモガもがき苦しんでる期間を若さと呼ぶのかもしれないと最近やっと落ち着いた私は思ったりしました。
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長女に1回200円のガチャガチャを3回やりたいと言われて許可したら「ちゃんとしてないお母さんでよかった」と大喜びされて複雑な気持ちになりました。
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今、整形外科の待合室です。若くて美人な作業療法士さんが「○○さん、調子どう?」とか「前回すごく頑張ってましたね」とか「ご無沙汰ですね!来てくれてよかった」と明るい声をかけて、いくつか言葉を交わすだけで、ご高齢の常連さんたちが黙って座ってる時とは別人のように元気になる。魔法みたい。
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税金で賄わなければいけない医療施設の運営を善意の募金でどうにかしましょうどうにかしましたって話については、世の中捨てたもんじゃないと喜んでる場合ではなくて、世も末というのが正しいのではないのかな。私は暗澹たる気持ちになりました。
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こないだ大好きな人から「ビール嫌いでも絶対に美味しいビールがあるよ」と誘われてお洒落なクラフトビールのお店に連れてってもらったんです。こだわりのクラフトビールは味も香りも個性豊かで、何種類も飲み比べておしゃべりに花が咲いて楽しかったけど、飲み物としては正直全部不味いと思いました。
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ブッコフで買った100円の古びた文庫本にどう考えても自分がした買い物のレシートが挟まってた時は驚きました。私が売って私が買うブッコフ。私とブッコフの間で揺らぐ本。ブッコフが私の本棚。そうしていつしか自宅とブッコフの境界線が曖昧になって、いつかは全人類が清水アキラと親戚になるという。
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パート先で新人職員さんがミスして落ち込んで「採用してもらったのにパソコン使えないし常識も知らないし書類も満足に書けないし○○さんみたいに社交的じゃないし○○さんと違って専門知識もないし」という具合に延々と自分をdisっていたので「じゃあ顔採用ってことにして自信を持って!」と慰めた。
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はぁーマスクもねえ!ティッシュもねぇ!花粉はモサモサ飛んでいる!おらこんな春やだー!!
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公立中学校の入学準備、制服一式と指定ジャージ上下体操服に上履き体育館履きでアルマーニじゃなくても10万円くらい平気でかかって頭が痛い。懐が寒い。家がボロい。うちは貧しい。そなたは美しい。せめて体操着とか上履きとか消耗するやつだけでも自由にしてくれりゃ安いのいっぱいあるのにって思う。
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次男が「怖い話を読んだ後は心配だから壁に背中をくっつけてる」と言ってたので「へえ、次男くんは壁の中に何もいないと思ってるんだね」と答えてビビらせた。ごめんね。
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70代の父親が張り切って契約したもののちっとも使いこなせなくて箱に入れたまま放置してる、というスマホにLine入れて孫5名のアカウント登録した途端に老眼鏡と説明書を引っ張り出してせっせとスタンプ送り返してきたから孫パワーは偉大だな。
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そもそも芸術とか文化っていうのは非常事態となれば真っ先に切り捨てられるからこそ平時うんと大切に育てて紡いで守っていないとならんのだ、という歴史の教科書で学んだことを身をもって体感している毎日。好きな本を買って好きなアーティストに貢いで、惜しみなく賞賛を伝えていかねばと思っている。
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さっき次男がピチピチになったTシャツを畳みながら「この服すごい好きだから弟ができたらあげたいんだけど、弟が欲しい時は誰に頼めばいい?」と唐突に豪速球を投げてきたので受け止めきれずに「頼んだことはある」「ぱぱち以外に頼むとややこしいことになる」等と子供向けでない発言をしてしまった。
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雰囲気に流されて誰かを傷つけるのはダメだけど、雰囲気を壊さず一緒に楽しみたいのもわかるよね。後ろめたい気持ちと楽しみたい気持ちの間で迷って揺れて、伝えてくれたんだと思う。うちの長男、ホント可愛いんです。次男も長女も可愛いし、ついでに猫たちも可愛いし、私だって私なりに可愛いはずだ。
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これは悪口なんですけど、私の大嫌いな同級生ママさんは毎年この時期LINEにお嬢さんの誕生日ケーキの写真を投稿して、おつきあい暦の浅い人から祝福の言葉をかきあつめた後「実は姫は双子です。出産時に片割れちゃんはエンジェルになりました(涙」って小さいケーキの写真をアップするんですよ。毎年。
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我が子の可愛さとは別に、育児から逃げたくて自分に絶望して一人になりたくて、消えてしまいたいとか飛び降りれば終われるとか考えてたことも、こうして文字にしておかなければ忘れてしまう。すっかり忘れたら、似たような状況にある人たちへ無神経な言葉を浴びせてしまいそうだから、書いておきます。
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103歳になった祖母は、もう私のことは忘れてしまいました。でも誰だかわからない私を見る度に「きれいね」と言ってくれる。野菜をいっぱい食べたからだよ、と答えると「野菜を食べるときれいになるからね」と言う。母は私のつまみ食いを嫌がったけど、私は娘に生野菜の切れっ端を食べてもらいたい。
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小学校5年の頃の折り合いが悪かった担任のことを恨んでいないのは、修学旅行先の旅館で就寝時間を過ぎて廊下に出たら泥酔した担任が座り込んでいたから、ここぞとばかりにスリッパで頭を何回か引っぱたいてスッキリした後、学年主任の部屋に行って「○○先生が大変なんです」と告げ口をしたからです。
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ダンナと一緒に歩いていて文明堂の前を通りかかったので「私あの金色の箱のカステラ大好き」と好物のカステラ紹介したら「高い!」と値段にビックリしてたのに「でもあのカステラがあれば機嫌がいい」と補足したら「えっ、じゃあ安い!まとめ買いしておこう」と正反対に転んで資本主義の真理に触れた。
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次男から「コーラス部って何する部活?」と質問された長男が顔色ひとつ変えずに「何でもかんでも凍らせる実験する部活」と息を吐くように嘘ついてて血のつながり感じたし「溶かす部活はトーカス部」まで続いたとこで次男が「そういう嘘ついてるとままちみたいな大人になるよ」と的確なコメントしてた。
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我が家では子供たちのスマホは親に閲覧権限があって、常に両親の監視下にある、ことになっている。実際に見たことはまだないけど、いつ見られても困らないという心構えで使ってもらうという約束。