「でも、出席を控えなくて感染したら裁判になるかもしらんよ。そのときはもう国家賠償訴訟で文部科学省を訴えてほしいよ。人の一生に関わるんだよ。何か卒業式を、マスク外してあげたらみんな喜ぶんじゃないかっていう単純な話じゃないということをよく踏まえて」
「文部科学省の通知がどんな通知が出ようが、子どものことを第一に考えて、みんなが出れる、出席できる卒業式にしてもらうということを優先して考えてもらうのがいいんじゃないかなというふうに思います。つけない人はつけなくてもいいとなったら、受験前の卒業生は出席を控える可能性がありますよ」
「だから、卒業式は、権限外だけど、個人的感想として言えば、マスクを外したくないというか、マスクを外しているようなところに行きたくないという卒業生もいることをちゃんと考えてやるべきだと。文部科学省がそんなことを考えてる雰囲気がないので」
「三密回避、マスク、手洗い。基本的感染症対策を緩めるって、基本的、根本的な問題なんですよ。だから、基本的感染対策を緩めるというのは、大幅に感染対策を緩めるということだと思うんですよ。そんなことは、まずは5類化を工夫しながらちゃんとやってからやればいいって思っています」
「5類化を先に決めたんだから、5類化をちゃんとやれるように制度設計をして、5類化をちゃんとやって、いろいろあったけれどもちゃんとできましたねとなった後に、自助、公助の話として、基本的な感染症対策なんですよ、これまでさんざん言ってきた」
「少なくとも5類化をうまく成し遂げた後でマスクをどうやって外せるかということを具体的に考えればいいんであって、5類化をやるよりも先にマスクを緩めるなんて、私からすると本末転倒」
「つけることが難しい方がおられるんだったら、自分で配慮して外してもらえばいいと思いますけど、つけれる方につけてもらうというのは、特に5類化をまだ終わらせてない状況では、安易に緩める必要はないんじゃないか」
「衛生観念が高くて、感染症を抑えてきてるというそのアドバンテージを、何のために衛生観念の低い他国に合わせるのか。なぜ国民性という意味でのアドバンテージをわざわざ捨て去るのかというのが私は分からなくて」
丸山知事「何か外してあげたら子どもが喜ぶとか親が喜ぶって、一部の人の感性で物事決めてるんじゃないか。だからマスク外しますかといって、外すっていう人はそんなにいないでしょう。だって、日本人は衛生観念が高いんだから。欧米人よりも衛生観念が高いだけで、何で低いほうに合わせないかんのか」
「出ないことも考えるよ、そんなもう。そんな、御自由にしてくださいなんて言われたらさ、御自由になってる場所に出なきゃいけないのか。慎重な人は行かないと思いますよ、卒業式。そんな場所にしたいのかと。もうちょっと具体的に考えてみろと、親の立場とか子どもの立場になって」
「文部科学省でこんな検討してるとかっていう話を聞くとね。私はともかく参加する人の立場に立って考えてみなさいと。そんなの自由ですよといって、マスクしてない人がいっぱいいたら、出たくない、そんなところで感染して受験に臨むなんて真っ平御免だと、私だったらそうするね」
「私は、そういう人もいるかもしれないけど、そうじゃない人もいっぱいいるから、そっちの人たちを軸に考えて、そっちの人たちのことも考えてくんないといけないというのが基本的な考え方で、何か一方的な見方で、一方的な議論が進んでる感じが、文部科学省から発信される情報を見るとするので」
「自分の同居している家族の中に高齢のおじいちゃん、おばあちゃんがいたりする、体の弱い兄弟がいたりするってときに、そういうことも含めて、私は、風邪やインフルエンザと同じだと、仮にそうだとしても、だから感染していいって思う人はいないと思います」
「自分の両親は医療機関に勤めていたり高齢者施設で勤めていたりするので、ともかく自分を通じて家庭内感染でそういうところに感染を持ち込みたくないと思われる方だっていますよ。自分の試験のことを考えたり、自分の家族の職場のことを考えたり」
(子供のマスク着用について) 丸山知事「私は、ともかく今の新聞報道で流れてくる議論が、子どもにマスクを外させてあげるっていうことが子どもさんのためだっていうことが表面つらで議論されてるんだとすると、それは間違ってると思う」
マスク着用有無の話。私も基本的な考え方は、丸山知事と同じ。「自分は感染してもかまわない」それはわかる。ただ、マスクは共助も兼ねてるから、「感染させてもかまわない」もセットになってしまう。すると「感染率高い環境にいたくない」主張も同時に発生する。公共の場では後者を守る方が良いと思う twitter.com/triangle24/sta…
「病気になるかもしんない話と、つけたくないという願望と、どっち重視するかといったら、それは病気になりたくないという願望を重視するほうが普通だと私は思うけど、けど、県教委が判断すること」
「みんなが整然と参加できる卒業式が求められてる姿なので、私は、つけたくない人につけてもらわなきゃいけないけど、外してもらうとそういう問題も起きるので、まあ正直言って、つけるぐらい大したことないんだからさ、外したら病気になるかもしんないんだから」
「だから、マスクを外してあげたほうがいいっていうのは正しい側面もあるだろうけど、外したところに行きたくないという人だっていて、その人たちのことも考えてやらないといけないんじゃないか。特に入学試験を控えてる人たちがそんな場所に出ていきたくないと思うんじゃないかと」
「もう正直言って、今の議論の状況を見てると、文部科学省の通知が変わったからどうこうなんて、あんまり気にしないほうがいいと思う。子どものことを多面的に考えてちゃんと判断できるのは学校現場でしょうね」
「ちょっとまとまらないですけど、結論は、私は権限がないので、県教育委員会とか市町村教育委員会が子どもさんのために何が一番いいかと、一部の人のじゃなくて、全体を見てですよ、全体を見て一番いいやり方でやるべきだと」
「だから、マスクを外したらみんな喜ぶなんて思ってる人たちが言ってるんだろうけど、マスクを外してもらったら不安だという人だっているんだから、特に卒業式というのは、少なくとも島根県内の県立高校の卒業式は3月の1日とかですよ。だから国公立大学の試験の前にある」
「だって、二次試験控えているのに、隣の人がマスクしてないかもしれないってところに出ていかなきゃいけないのか。出席したくないっていう人が出てくるかもしれないです」
「そうしたら、そこを何か、参加するのはどっちも自由だとかなったら、つけてこない人もいるかもしれないというところに出ていきたくないと思う人だっているよ」
「風邪やインフルエンザと同じだといったところで、受験生、誰も鼻水垂らして、せきして、熱出して二次試験受けられるなんて誰も思わないでしょうが」