神無月久音(@k_hisane)さんの人気ツイート(新しい順)

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今回の #鎌倉殿の13人、前回で頼家が亡くなって新しいターンに入り、その前振り回という趣で、時政と畠山の間の不穏、後の伊賀の方となるのえの登場、そして何より朝廷による鎌倉への政治的調略など、これからの事件の前振りを一気に流してきましたな。
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#逃げ上手の若君、北条時行の境遇自体は悲劇だし、足利尊氏を仇とするのもわかるけど、#鎌倉殿の13人 の話が進む程 「尊氏は縁戚でありながら謀反し  主やその子を殺し、一族すら滅ぼし  権力を奪った悪逆非道の敵だ!」 「その通りだけど  それ全部先に北条がやってるからね?」 となるので困る
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前回こう書きましたが、善児本人は一幡を殺せなかったので12人目は頼家、そして13人目が善児本人というのが本当に狙って仕込まれてたんだなと。というか、この物語で善児が殺した最初の人間と最後の人間が両方頼朝の子(千鶴丸・頼家)というのが、なんともまた。#鎌倉殿の13人 twitter.com/k_hisane/statu…
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こちらはペンギンちゃん大縄跳び競争で敗れたRコーのリベンジ回。N産もそうですけど、「失敗をきちんと振り返り、原因を分析し、解決する」という技術者なら当然やっている事が、やはり実施されていた事に光を当てるのは大変に良いことなので他のも見たいところ。#魔改造の夜 www2.nhk.or.jp/learning/video…
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今晩22時から #魔改造の夜 ですが、以前の競技で失敗に涙を飲んだチームの「その後」を追う番組をNHKラーニングでやってて、番組のコンセプトを考えたらこれはアリというか、むしろ肝心なのはそれよ的感があって、ほうほうと。まずは赤ちゃん人形綱登りで敗れたN産リベンジ回。www2.nhk.or.jp/learning/video…
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前回の時点で既に「踏み越えた」義時ですが、それに対し、ワンチャンやり直せる機会を提示され、それでもなお、やり直すことはしないと決めた時、本作に於ける義時は「完成」してしまったのだなあと。そしてその最後の一押しに千鶴丸の名が出てくるところが、つくづくえぐいなあと。#鎌倉殿の13人
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リフレインの中でも特にえぐいのが、かつて武田信義に「おまえたちはおかしい」と面と向かって言われたのと同じく、今度は実の息子に「父上はおかしい!」と言われたシーンで、あの時は「鎌倉殿の命だから」という逃げ場があったけど、今度は己の所業なので一切逃げ場なしですからね。#鎌倉殿の13人
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今回の #鎌倉殿の13人、相変わらず登場人物の情緒が限界ギリギリを走ってる上に、かつての出来事が登場人物を変えてリフレインされて、見てるこっちも「うわあ…」となるしかない有様。まさしく「お花畑な大河ドラマなんていらねえとは言ったが、誰もここまでやれとは言ってない」ですな。
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塩梅としてはこんな感じで。
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和田殿「全成殿ってぼんやりとしか知らねえんだよ」 この印象は、ある意味、全成の生き残り策がここまでは成功してた証ではあるのよなあ。鎌倉殿の実弟であるにも関わらず、妬まれも恨まれもせず、平穏に生きてこれたという。#鎌倉殿の13人
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今回、景時追討の決定打となった66人の訴状、その発端が景時の無茶を止めようとする(ある意味景時を救おうとする)善意であることや、訴状に名を連ねていく御家人たちのノリの軽さに対し、その結果が梶原一族の族滅という極端なアンバランスさも、本作の本番開始を告げる鐘であるなあと。#鎌倉殿の13人
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今回の #鎌倉殿の13人、前回結成直後に「鎌倉殿の」でなくなった「13人」が、今回で早速「13人」ですらなくなる辺り、ある意味平常運転過ぎる。むしろ「13人(13人とは言ってない)の怒れる坂東武者」の方がまだタイトルに合ってる感が。
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13人の成り立ちにしても、当初は頼家の負担を軽減し、円滑に政を運ぼうという目的から5人衆で考えていたのが、あっという間に御家人同士の勢力争いの場になってしまい、そら「こんなもん信用できるか!」と言われるのも無理はない。仕様出したら全然違う物が出てきたようなもんですよ。#鎌倉殿の13人
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今回の #鎌倉殿の13人、ようやくタイトル回収の十三人が揃ったのに、即、鎌倉殿自身から「おめーら信じてねーから!」と言い放たれる無法っぷりで、まったく後半のキーワードは「対立」であるなあと。朝廷と鎌倉、鎌倉殿と御家人、御家人同士だけでなく、世代間の対立も加わって、ますます不穏に。
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今回の #鎌倉殿の13人、「鎌倉殿が亡くなったら、鎌倉はどうなるか」のシミュレーション回であり、かなりの数の御家人たちが富士野にいるにも関わらず、鎌倉に残った面子だけでこの騒ぎなのだから、本当に頼朝が亡くなったら、地獄の釜の蓋が開いたも同然の状況になるのが容易に想定できるのがまた。
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頼朝「次はもうない」 天命が尽きてるのを自覚出来てる辺り、逆説的に本当に天命を受けた者である証ともいえるなあ。#鎌倉殿の13人
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面白いのは、義経に対する鎌倉側の認識が「九郎殿が鎌倉殿に謀反する訳がない」で一貫してるところで、義経個人の本心はどうあれ、表に出た行為こそが問題なのだという政治に巻き込まれたのが義経の悲劇という描き方でしたな。この辺は頼朝本人すら義経を許したいと思ってるので、尚更。#鎌倉殿の13人
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これ、今後の義経の転落展開で、 「九郎殿が真に天命を受けた御方であるならば、  この窮地も生き残れるはず…!」   ↓ 「やはり生きておられた…!(恍惚)  ならば次の仕掛けを!」 とかいう流れになるんじゃなかろうか。#鎌倉殿の13人
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しかし、本当に今回一番度肝抜いてきたのは、景時の讒言の意味付けでしたな。景時と義経の関係にサリエリとモーツァルトの関係性を被せてきた時、これは嫉妬からの讒言という流れかと思いきや、まさかの「真の天命を受けた御方を見出す為の策」という流れで、こんなもんわかるか!と。#鎌倉殿の13人
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壇ノ浦の「勝利」に対する評価が、政治的・戦略的失敗という点においては「𠮟りつけてやる」なのに、平家を滅ぼした点においては「九郎がやってくれた…!」と涙して喜ぶのが、頼朝に私人の面がまだあるというとこで、義経の追討によって、私人としての頼朝がまた摩耗しそうだなあと。#鎌倉殿の13人
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あと、頼朝と義経の対立の発端となったのが景時の言であること自体は従来と同じなものの、その中身が 「鎌倉殿と九郎殿、どちらにも天命を感じる…」  ↓ 「そうだ!勝った方が真の天命を受けた御方ということにしよう!」 という景時超絶厄介勢化なのが度肝抜かれましたな。#鎌倉殿の13人
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「俺一人が腹を切れば済むこと」 「その時は介錯を頼む」 「あいつの首を取れ」 みたいな言い回しは今でもあるから、実際の行為としての切腹や首取りはなくとも、概念的なものとしては現代まで継承されてる感があるので、概念的首狩り族という形容はどうじゃろかと思ったり。togetter.com/li/1699165
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この鎌倉という組織の怖いところは、御家人たちは基本的に限られた範囲でしか状況を把握できないのに、頼朝の方は彼らを処断する判断を任意に行えるという非対称性ですな。光澄の死はその典型で、命令を達成したら死亡フラグがその場で立つとか、こんなもん無理ゲーも程があるじゃろと。#鎌倉殿の13人
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義経「歴史はそうやって作られていくんだ」 ”源義経”がこういうことを言うのがまたメタいなあ。#鎌倉殿の13人
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前回・前々回と絡めて見ると、個人としては善良で立派な武士である「親分」義仲が、その善良さ故に組織を制御できずに破滅していき、個人としてはへっぽこすけべえ殿な頼朝が、「棟梁」として政治的判断に基づいた処断を貫徹し組織を堅固にしていく対比の強烈さが更に際立ちますな。#鎌倉殿の13人