古代ギリシャのヘルメス(@kodaigirisyano)さんの人気ツイート(リツイート順)

【炎上注意】 ネロ帝はローマ市に飲用水を供給するマルキア水道で水泳をして炎上しました.ネロは14年間の治世で3回しか寝込むことがない程健康だったとされていますが,この水泳の後に神の怒りをかって寝込みます.食の安全と迷惑行為に厳しいのは日本人だけではなく,ローマの神々も厳しいのです😂
ギリシャ人は,熱中症は太陽ではなくシリウスに灼かれる事で起ると考えた為 σειρίασις(セイリアシス)と呼んでいました.眼には見えませんが夏は昼中シリウスに照らされています.⬇大犬座の舌先にあるのがアツアツのシリウスで,書かれたアスキーアート的な文はヒュギヌス『天文詩』の引用らしいです.
ギリシャ悲劇に関心のある初心者の方向けの読書案内なのだ! 中村善也『ギリシア悲劇入門』で悲劇を読む意義を知り,『オイディプス王』を川島重成『オイディプース王を読む』と平行して読めば,迷子になりません. そこから周辺の円(歴史/政治/哲学)に関心を広げるとより理解が深まると思います.
古代ギリシャには「テッサリアの魔女が月を降ろす」から月食が起こるという迷信(諺)がありましたが,本日の月食を見てこの諺を不思議に思いませんか? というのも一般に月食は皆既になると赤銅色になり,空から消えるわけではないからです.
『イリアス』を難解で退屈に感じる人も多いようですが解説書が豊富ですので,それらを読んでいる間に強制的に年齢を重ねます.するとですね…アキレウスの愛馬が唐突に喋りだす場面で大粒の涙がボロボロとこぼれ落ちるようになるのです…初見で面白くないと思った方も安心して関心を持ち続けて下さい😂
厳しいことをいいますが,こんな本が必要だと真剣に思っている人は多いのではないでしょうか. もちろん魅力的な歴史を語る科学者はいらっしゃいますが,「この人は一体何の話をしているの?」という方もいらっしゃり,その先生の本を使った思い出があると複雑な気持ちになります.
キリスト教がギリシャ・ローマを覆うことで古代の学芸が衰退したという見方の人が多いようですが,別の見方もあります.西洋古代人の心がキリスト教とは無関係に「キリスト教を受容できる心」に変化していったとする解釈があるのです.連休中に読めそうな手頃な本を選んでみましたのでお楽しみ下さい.
【新アテナイ人なら知っておきたい西洋古典の迷訳】 出版当時はこれが「分かりやすい意訳」だったのでしょうが…「羊羹色」や「入籍」どころの騒ぎじゃありません.もはやギリシャ人が登場する落語です😂
ギリシャ天文学に関心のある方に便利な図をご紹介します.宇宙の成立と農事暦を詩で表現したヘシオドスから「文学」「精密科学」「哲学」という天文学の三本の川が生じたという解釈のもと,その川の流れと相互関係が分かる図です.出典:The History & Practice of Ancient Astronomy,p.18(一部変更)
「西洋古典のおすすめの翻訳」を難易度別・年代別にマップ化し,選書しやすくしました😂 …ええと【経済・未来技術編】の作成難易度が悶絶するほど高かったです😂
古代地中海世界を古代人の視点で検討するときは我々の親しんでいる地図ではなく,この「アグリッパの地図」のような配置を想定してみてほしいです.アレクサンドロス3世は世界の中心を目指して上へ向かい,カエサルは世界の果てを目指して下に行ったことが分かりますし地中海の中心性も理解できます.
【干支の古代ギリシャ語名】 新アテナイ人の皆様,明けましておめでとうございます.覚えておきたい干支の名前と豆知識です. 西洋古代にまったく関係ない干支ですが,きちんと動物の画像があってよかったです😂
どうしても主人公が死ぬ悲劇を書きたい人が後をたたないので,せめて「アンハッピーエンド」と「バッドエンド」の区別はつけて欲しいって話.別にアゴラの雑談で話す分にはどっちがどっちでもかまわないのだけど,ディオニュシア祭での上演を考えているなら詩人は明確に認識しておいたほうがいいです😂
【読書の秋に読みたい書籍100選】 数学史の本を100冊選んでみたのだ!「数学読み物」にも楽しい本はあるのですが今回は原典(翻訳)を含む「数学史」の本に限定したのだ!古代よりですが気になる本があれば手にとって欲しいのだ! 「こんな本があるのか!これも数学史?」と思ってもらえると嬉しいのだ!
「タイムマシン歴史観」によれば,現代に生きてる我々は,ウクライナ戦争の原因や経過について最も詳しい人ということになりますが,おそらくそんなことはなく,数十年,あるいはもっと後になって明らかになる「事実」もあると考えるのが自然ですよね.
【文学編】 「西洋古典のおすすめの翻訳」を難易度別・長さ別にマップ化し選書しやすくしました😂 前回はパロディゆえの縛りがあったので「文学」が漏れていました.今回は愛すべき西洋古典文学の翻訳です.書影の大きさは私のお気に入り程の意味.
どうやらアルキメデスの時代には,彼が熱心に研究して発表して命題を公表すると「それは自分も既に証明していた」と(根拠なく)言い張る人がいたらしく,証明できない(つまり偽の)命題をわざと公表することで相手に恥をかかせようという魂胆だったようです.書簡文化とツイッターは似ています😂
これはあくまでも一般論なのですが,古代の文献から「格言」や「座右の銘」として言葉を引用するときは文脈に要注意です.特に古代にない概念の場合は尚更です.どういうことかというと例えばアリストファネス『平和』という喜劇に「ムーサよ,戦争を遠ざけて親しき私と踊り給え」というのがあります.
【古代地中海の宗教に関するオススメ書籍】 何かと話題になることの多い宗教ですが,西洋古代の理解においても重要です.そこでギリシャ・ローマを中心にした「宗教」を学べるブックリストを作ってみました.是非手に取って見てくださいね.私も手に取ります😂
新アテナイ人の皆さま,もう仕事先は見つかりましたか? まだ決まっていない方は求人情報誌【アゴラワーク】をご覧ください☺️ 出典:アリストファネスやデモステネスなど
《武装するフクロウ》 フクロウ(ギリシャ語でglaux)はアテナイのシンボルですので当然「ゆるキャラ」が考案されていました.左の翼は盾を装備していますが,武器を持つのは右の翼ではなく…み…右手です😂
【西洋古代の「科学」に関するオススメ書籍100選】 科学史や科学哲学の本で冒頭を飾ることの多い西洋古代の科学は,天文学と数学が注目されることが多いですが勿論それだけだったわけではありません.現代とは違った枠組みで思考する世界が広がっていますので関心のある本を是非手に取ってみて下さい☺️
厳しいことを言います. 「ベクトルや行列を絶対に学びたくないけど統計学の成果を享受したい文系の人」が話題になっているようですが,トンデモ歴史を展開する科学者はその逆かもしれませんね.「語学や史学なんて絶対に学びたくないけど歴史を語りたい人」なのかもしれません.
【古代の著名人が成人した頃にやっていたこと】をまとめました.遺産を放蕩した人や刺客に追われた人など,皆さん良くも悪くも人生の転機を迎えたようです.彼らの20年後が気になりますよね?そのうちまとめますね☺️ なお成人年齢は時代や地域により異なりますが例えばアテナイでは18歳とされています.
呉茂一訳「ホメーロス風桃太郎」の第1回~第7回までを再投稿しておきますね. 時間を置いて振り返ると,私一体なにを作っていたのかと途方に暮れています😂