毎年、冬の間に何度も作る東北料理の漬菜粉(酸菜と春雨の炒めもの)。豚肉の旨味と酸菜(白菜の漬物)がもたらす発酵の酸味の掛け合わせは最強。それを吸った春雨の旨さは悶絶もので、箸が止まらなくなる。こういう地味な料理こそが旨くて飽きない。
里芋消費に困らなくなったという声をたくさん頂く葱油芋艿(里芋の青葱炒め)。多めの油で青葱をじゅくじゅく炒めたところに下茹でした里芋をからめあわせ、塩・水を加えてトロリとするまで炒めると、極上青葱ソースを身にまとった魅惑の里芋が完成!dancyu掲載時と同じ皿を使ってみました(笑)
今の季節にしみじみと美味しい砂鍋豆腐(豆腐の土鍋煮込み)。淡い干し海老の出汁で豆腐、白菜、春雨、椎茸を煮込み、仕上げに香菜。味付けは塩・胡椒・胡麻油だけ。人によっては味がないと思うほどの薄味が、食べ進むうちに徐々に心に沁みてくる。食べ終わる頃には、気づけば満足のため息が出ている。
昔dancyuで知ってたまに作る豚肉と葱の蒸し鍋。斜め薄切りにした白葱を塩胡椒胡麻油で和え、葱→豚肉薄切り→葱の順に鍋に並べ、蓋をせず中火にかけると、葱の水気で全体が蒸し焼きに。どう撮っても映えないが、超絶簡単で旨い。トロトロの葱と豚肉を一緒に喰うべし。今回はエノキも投入。
クリスマスイブから二泊で箱根塔ノ沢の福住楼へ。湯よし、飯よし、風情よしで抜群の安定感があるので、我が家の箱根の常宿になりつつある。季節ごとに同じ土地の同じ宿に通うだなんてコロナ前は考えられなかったけど、未知の土地を巡る刺激と同じくらい既知の土地を深めるのも楽しいのであった。
中国経験者なら知らぬ者はいない油炸花生米(揚げピーナッツ)。頼まなくても出てくる小菜(お通し)の中で不動の人気を誇る。作りたてより冷ますとサクサクカリカリになって旨いのだ。香ばしさと強めに効かせた塩が果てしなくビールを呼ぶ!単純だけどコツが多い料理なので、上手くできて嬉しい!
ピェンロー(扁炉)は広西壮族自治区の鍋と日本の雑誌では紹介されているが、中国では全く無名だ。あの地方では「鍋を食べる」ことを打煸炉(pinlou)と言うので、特に名前もない鍋料理を食べた日本人が煸炉を固有名詞だと勘違いし、更に漢字も微妙に間違って広めた結果ではないかと思っている。
春雨と白菜の下には肉がどっさり!レシピは「妹尾河童 ピェンロー」でググろう。最大のコツは余計なアレンジを一切しないこと。あなたの創作性はこの料理には不要だ。ググって出たレシピをそのままやろう!
今年もやってきました、妹尾河童のピェンローの季節!椎茸の戻し汁で骨付き鶏肉・豚バラ・白菜・春雨を煮込んで胡麻油。それを塩と唐辛子粉で喰うだけ。映えはしないが、一度でも試した人は全員この異様な旨さの虜になってるはず。十数年に渡って、我が家の冬の定番鍋。白菜がひと玉消える。
中華街の頂好食品のココナッツ団子は、我が家の下後茶の定番点心だ。中国語で言うなら椰香糯米糍。ココナッツファインをまぶしたもっちもちの餅の中にココナッツ風味のカスタード餡が詰まっている。ココナッツの香りがとても良くて、カスタード餡の甘さが上品なのだ。お茶はこっくりとした鳳凰單欉。
ブロッコリーを使う中華料理はそれほど多くはないのだけれど、これが旨すぎるのでこれだけでいいんじゃね?と思える蒜蓉炒西蘭花(ブロッコリーのニンニク炒め)。下茹でしたブロッコリーにニンニクの香りをまとわせるだけで、不思議なほど箸が進む。茎も皮を剥いて使うと美味しい。
【宣伝】12月6日(月)発売のdancyuの中華料理特集に「中国の農村のいつものごはん」として僕のレシピを5つほど掲載して頂きました!プロの文章や写真で実態以上に旨そうな仕上がりになってますので(笑)、是非ご覧ください。リンク先には目次があり、予約購入も可能です。 amzn.to/3y6twtP
横浜市民限定割引でホテルニューグランドのランチツアーに。食事前に普段は入れないフェニックスルームも見学できた。和洋折衷の重厚な空間が素敵。
今月のdancyuを見て取り寄せた丹波篠山の猪肉で作る焼きぼたんが素晴らし過ぎた。猪肉から溶け出した脂で舞茸を焼き、猪肉で舞茸と生の春菊を巻いておろしポン酢で食べるという発想が天才的!これはヒットだわあ。猪肉も舞茸も春菊もたっぷり用意すべし!
【宣伝】「秋から冬の中華料理20選」を発売します。季節の食材を使った、寒い時期に身も心も満たされる料理を厳選しました。当面は初期特典のおまけレシピ付きです。価格は売れ行き連動性なので、酒徒に燗酒1本おごるわ!って感じでお早めにご購入頂けると嬉しいです🍶 note.com/chijintianxia/…
冬の簡単ご馳走スープ・蝦米蘿蔔湯(干し海老と大根のスープ)。薄く半月切りにした大根と干し海老と生姜さえあれば、ものの20分で海老の香りとコクに溢れたトロトロ大根のスープが出来上がる。小さな土鍋で作って、そのまま卓上に。寒さが増した日、優しください温かな味わいにホッ。
【予告】noteのおうちで中華マガジン「秋から冬の中華料理20選」を11/26(金)20時頃から発売します!秋冬マガジンは今回が初。季節の食材を使った料理、寒い時期に身も心も満たされる料理を厳選してお送りします。初期購入特典(お得な価格&特別レシピ)があるので、是非お早めにご検討ください。
お馴染みブーシェルのブロートツァイトテラー(バイエルン風パーティーセット)を携えて山下公園へ。開封して並べるだけのシャルキュトリー6種に黒パン、スプレッド2種、ドイツビール2本、更には並べる木皿まで付いてくる最強セットだ。ピクニックにおあつらえ向きすぎる…!
一昨年dancyuのムック本で知り、我が家の冬の定番入りしたひらひら大根と鶏肉のとろみ鍋。片栗粉をたっぷりまぶした鶏もも肉がちゅるんとして最高に美味しい。とろみがついた汁で煮込むひらひら大根も然り。具材と味付けを最低限に絞った潔さに毎度感じ入る。
パセリと玉葱をみじん切りにして、塩・オリーブオイル・ワインビネガーを加えてソースにします。これを焼いた魚やイカにたっぷりかけて食べると、最高に旨いです。マカオ・ポルトガルで知った食べ方です。 twitter.com/nishikisyouten…
酒場で他の客に話しかける人は全員、「相手は望んでいないかもな」と考える想像力を持ち、最大限の観察力を働かせ、その気配を察したら即座に撤退することを自らに課して欲しい。歳を取れば取るほど。会社で偉そうな地位にいる人ほど。 twitter.com/hakuo416/statu…
超簡単薬膳スイーツ・枸杞梨湯(クコと梨の氷砂糖煮)!皮を剥いて適当に切った梨を柔らかくなるまで煮て、途中で氷砂糖とクコを足すだけ。煮込んだ梨って、香りが良くて、とろりとして、とても品の良い味になる。喉を潤す効果もあり、空気が乾いてくる季節にぴったり。余った梨はもれなくこれ。
九州のおかんから届いたイチジクに塩・黒胡椒・オリーブオイルをかけ回してオードブルに。こりゃ旨いな!白ワイン進みまくり!以前白央さんがやってて試してみたいと思ってたやつ。二日連続でお名前出すと、食ストーカーみたいですな(笑)
これを見た皆さんが僕のように「ゴム人間」を調べて時間を無駄にしないよう書いておくと、「バイデンなど世界の要人たちは実はもうみんな死んでいて、精巧なゴムの仮面を被った別の人間が彼らのフリをして世界を操っている」という陰謀論でした😳これを信じ込むのはハードル高すぎるな(笑)
熱海駅で老女が急に話しかけてきた。 「小さなお子さんにマスクさせるのも大変ね」 「はあ。でも仕方ないですね」 「それがね、あなた。コロナは風邪なの。アメリカの陰謀なの」 「…」 「『ゴム人間』という言葉を調べてみて。真実がわかるから」 一番コロナリスク高そうな人種なので、速攻逃げた。