鱈の白子の一番旨い喰い方はこれじゃないかと思ってる白子・青森式。熱湯で温めた白子に白ネギと醤油を回しかけ、泡が出るほどよく混ぜて食べる。それだけなのに、口の中に広がる圧倒的な幸福感!温かさで白子の香りと旨味がふくらみまくるのだ。日本酒専門店be Rockの冬のキラーコンテンツ。
日本でも流通してほしい蕨根粉(わらび粉麺)。蕎麦みたいに茹でて冷水で〆たやつを黒酢ダレに浸した酸辣蕨根粉は、黒酢の酸味に生唐辛子の辛味がパキッと効いていて、プリプリとした蕨根粉の魅力が最高に活きる爽やかな冷菜。貴州・四川・湖南あたりではド定番で、一度食べれば病みつき必至!
転職したての女性契約社員をその会社の所長が連れ出して「君のようなハッキリした物言いが好きなんだよ」「あの子は使えないだろう?君が代わりに欲しいんだ」などと吐き気を催すような邪悪なサシ飲みが隣で繰り広げられているんだが、女性も「じゃあ私の月給いくらになります?」と強かった。頑張れ。
冬になると一度は食べたくなる牡蠣の串焼き。塩と味噌があって、僕は断然味噌焼き派。香りがいいのだ。野毛の冬も四度目かあ。
陽春麺(かけそば)。具なしの麺を中国ではこう呼び、挂麺という乾麺を使って家庭でも作る。スープのベースはお湯と鶏精(鶏ガラスープの素)で済ませる人も多いくらい、気軽な麺。鶏や豚の茹で汁があれば十分上等。唯一欠かせないのはラード。ラードの香りとコクこそが陽春麺の魂。嗚呼、旨い。
中華街の頂好食品のココナッツ団子は、我が家の下後茶の定番点心だ。中国語で言うなら椰香糯米糍。ココナッツファインをまぶしたもっちもちの餅の中にココナッツ風味のカスタード餡が詰まっている。ココナッツの香りがとても良くて、カスタード餡の甘さが上品なのだ。お茶はこっくりとした鳳凰單欉。
クラフトビールの店に来て、「クラフトビールはまずい。日本人には普通のビールがいい」と無駄に主語が大きいことを得意げに語る客二人組がいて絶句してる。しかも、その二人組が明らかに自分より歳上(つまりアラフィフ以上)なので、「年の功」という言葉を辞書から削除したくなってる。
これを見た皆さんが僕のように「ゴム人間」を調べて時間を無駄にしないよう書いておくと、「バイデンなど世界の要人たちは実はもうみんな死んでいて、精巧なゴムの仮面を被った別の人間が彼らのフリをして世界を操っている」という陰謀論でした😳これを信じ込むのはハードル高すぎるな(笑)
白油豆腐(豚ひき肉と豆腐の炒め煮)。四川料理なのに全く辛味のない豆腐煮で、麻婆豆腐の原型かも。豚ひき肉を炒めて、下茹でした豆腐と水を加えて煮て、とろみをつける。味付けは塩だけで、豆腐とひき肉の味わいをピュアに楽しむ。意外なほど満ち足りた味。子供でも食べられるのもいい。
中国畑ではない後輩たちが本格中華で飲みたいと言い出したので、神田の味坊で正宗北京式の涮羊肉をご紹介。「なんすかこの鍋!」「このどろどろのタレは?」「どうやって食べるんですか?」と初々しい反応が楽しい。前菜の涼拌土豆絲を鍋の具だと思ってたやつもいたし(笑)
ぶっちゃけ青椒肉絲って千切りが面倒くさくて家庭料理向きじゃないよね?と思う人にオススメの青椒炒肉片(ピーマンと豚肉の炒めもの)!下味を付けた薄切り豚バラ肉と手でちぎったピーマンを甘辛醤油味で炒めるだけ。パキッとしたピーマンと甘じょっぱい豚肉は最強コンビ。ビールもご飯も呼ぶ!
横浜市民限定割引でホテルニューグランドのランチツアーに。食事前に普段は入れないフェニックスルームも見学できた。和洋折衷の重厚な空間が素敵。
6歳我が子が学校で書いてきたプリント。自由時間に白紙を渡されて好きなことを書けと言われたらしいが、我が子よ、父は笑いが止まらない😂
昨晩は白ごはんさんのところで見たホタルイカの炊き込みご飯。日本の春の味覚ですなあ。これだけで何杯でも酒が飲める。酒は満寿泉の純米。合わないわけがない。
義妹が遊びに来たので、おうちでお手軽中華。香菜粉皮(香菜と板春雨の炒めもの)は簡単で美味しくて意外性もあるので、重宝する。ムッチムチの板春雨がニンニクと香菜の香りをまとうと、異様な旨さに化けるのだ。義妹はこの後中華街で板春雨を買ってた(笑)
北海道から届いたアスパラをくったり茹でて、粗塩とオリーブオイルで食べる。何年も作り続けてる細川亜衣さんのレシピで、我が家での通称はアスパラうどん。ズビズバーっとうどんをすするかのような勢いで食べてしまう美味しさだからだ。柔らかな食感。弾ける甘味。これだけでご馳走だ。
【予告】noteのおうちで中華マガジン「秋から冬の中華料理20選」を11/26(金)20時頃から発売します!秋冬マガジンは今回が初。季節の食材を使った料理、寒い時期に身も心も満たされる料理を厳選してお送りします。初期購入特典(お得な価格&特別レシピ)があるので、是非お早めにご検討ください。
十数年来の定番、蕪と豚肉の雪見鍋。たっぷりすり下ろした蕪を鰹昆布だしで煮て薄口醤油で味付けたら薄切り豚肉を広げ、白髪葱と柚子皮を散らして出来上がり。豚肉で全ての具を巻くようにして食べる。蕪の甘味と柚子の香りが口の中に広がる中、白髪葱が絶妙のアクセント。なんとも見事な鍋。
クレソンを馬並みに多食する広東の家庭料理・西洋菜滾牛肉湯(クレソンと牛肉のスープ)。滾とは煮えたぎる湯で短時間火を通す調理法で、クレソンをグラグラ煮てから下味をつけた薄切り牛肉を入れる。ものの数分でクレソンの香りとほろ苦さが染みた、風味豊かなスープの出来上がり。クレソン二束瞬殺!
宴はまだ中盤!見よ、白子の昆布焼きの圧倒的迫力!こういう宴会は素材重視で手をかけずとも旨い料理が最適だな。パツンパツンの皮から中身がとろりと溢れて無我夢中。旨い白子は大量でももたれない!これ、白子と昆布をフライパンにのせ、部屋の石油ストーブで焼いたので、飲みながら熱々を喰えた!
中華料理には野菜一種で簡単に作れる冷菜がたくさんあって、日々の食卓を彩ってくれる。熗拌白菜絲(千切り白菜の辛味和え)は、千切りにして塩をした白菜に唐辛子を入れて熱した油をジュワッとかけ、酢や砂糖で味を整える。唐辛子の香りと辛味が、単なる千切り白菜が気の利いた前菜に変えるのだ。
えのきだけに醤油ダレと刻みニンニクをのせて5分蒸すだけの蒜蓉蒸金針菇(えのきだけのニンニク蒸し)。超絶簡単かつ低コストだけど、まるで貝柱のように豊かな旨味のえのきだけは食べごたえ抜群で、驚くこと請け合い。赤ピーマンを生唐辛子に変えてもまた旨い。「蒸す」は確実にQOLを上げる。
夏の定番・茄子とツルムラサキの豚肉鍋。昆布出汁を薄口醤油・酒・味噌で味付けした汁で薄切り豚肉を軽く煮て、ピーラーで皮ごと薄く切ったナスとツルムラサキを煮て食べる。茄子のアクやツルムラサキの土臭さが味噌の風味で異様な旨さに化ける。豚肉も野菜も山盛りに用意して平らげる。
【宣伝】「秋から冬の中華料理20選」を発売します。季節の食材を使った、寒い時期に身も心も満たされる料理を厳選しました。当面は初期特典のおまけレシピ付きです。価格は売れ行き連動性なので、酒徒に燗酒1本おごるわ!って感じでお早めにご購入頂けると嬉しいです🍶 note.com/chijintianxia/…
広東の家庭料理・魷魚蒸肉餅(スルメと豚肉の蒸しハンバーグ)。水で戻したスルメと豚バラ肉をそれぞれ中華包丁で叩いて粗いミンチにし、円盤状に成型して蒸す。熱々の肉汁と共にレンゲでガブリ。自分で叩くからこそ生まれる多彩で力強い食感。豚肉とスルメの旨味がじゅんわり溢れ出す。これは旨い!