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藤井聡太王位は16日午後3時から、大盤解説会が予定されていた嬉野市中央体育館で、佐藤康光会長、中田功八段らとのトークライブに臨む予定です。
西日本新聞meでLive配信される予定です。
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コロナ禍で中止になった佐賀県嬉野市での王位戦第4局の代替イベントとして、本日午後、現地でトークライブが開催されました
会場にはオープン前から長い行列が
あたたかな拍手に迎えられた主役は藤井聡太王位
いつものように長くて深いおじぎにお人柄を感じます
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#第63期王位戦 第4局が徳島市の渭水苑で始まりました。
第3局から約1カ月ぶりに対局再開となった、シリーズの流れを決める大一番。
先手の藤井聡太王位が▲2六歩と初手を指し、2日間の対局がスタートしました。
局面はこれまでの3局と同様、角換わりに進んでいます。
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#第63期王位戦 第4局、療養明けとなる豊島九段ですが、普段通りの様子で盤の前に座りました。
定刻の午前9時、立会人の木村一基九段の合図で対局が開始。
先手番の藤井王位はお茶を口にし、手をぬぐった後でゆったりと初手を指しました。
こちらもいつも通りの所作でした。
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#第63期王位戦 第4局1日目午前のおやつです。
藤井王位は和菓子の「稲すずめ」とお抹茶です。
豊島九段が飲み物(アイスティー)だけの注文でした。
豊島九段が「フル盛り定跡」から外してきましたが、どのような意図があるのか、控室もつかみかねています。
※写真は日本将棋連盟提供
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#第63期王位戦 第4局1日目の昼食は両対局者ともに松花堂弁当でした。
ぼうぜ(エボダイ)の塩焼きや鳴門鯛のお造り、阿波尾鶏の唐揚げ、鳴門金時のレモン煮など、地元・徳島産の食材がふんだんに使われていて、食欲をそそります。
デザートは梅のシロップ漬けを寒天で包んだ「梅氷室」というそうです。
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#第63期王位戦 第4局1日目は午後の対局が再開。
再開の5分ほど前に入室した藤井王位は、前傾姿勢になって鋭い視線を盤上に向けていました。
豊島将之九段は定刻ちょうどに盤の前に座りました。
先手の考慮が続いています。
木村九段は▲5五歩や▲5五銀と後手陣に重圧をかける手を予想しています。
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#第63期王位戦 第4局1日目午後のおやつです。
藤井王位はチーズケーキとアイスティー。
豊島九段は季節のフルーツとりんごジュース。
豊島九段が対局前日の会見で「盛り付けに工夫が凝らされている」と称賛していたフル盛りが、満を持しての登板です。
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#第63期王位戦 第4局は後手の56手目を封じ、1日目の対局が終わりました。
写真は封じ手にサインする藤井王位、そして豊島九段から封じ手を受け取る木村九段です。
4局連続の角換わり腰掛け銀となった本局。
前例のない局面から銀交換となり、藤井王位の▲4七玉の異筋の玉上がりが印象に残る手でした。
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#第63期王位戦 第4局2日目の対局が再開しました。
立会人の木村一基九段が読み上げた、豊島将之九段の封じ手は△8六銀。
検討では挙がっていなかった歩頭に銀を打つ強手で、カメラを構えながら思わず声が出そうになりました。
副立会人の武市三郎七段も控室に戻るなり「今年一番びっくりした」。
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#第63期王位戦 木村九段は封じ手を開封した瞬間について「マジかよと思った」と率直な感想。
「見間違えてないか心配した。豊島九段に『何書いたの?』って聞くわけにもいかないし。でも、読み上げても驚いてないから、合ってるんだと。藤井王位も意外だったんじゃないか」
先手の長考になりそうです。
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#第63期王位戦 第4局2日目の午前のおやつから、藤井王位のフルーツ盛り合わせとアイスコーヒーです。
豊島九段はアイスティーのみの注文でした。
撮影前、記者は「グラスが倒れている」と直しそうになりましたが、そういう仕様でした。
封じ手も驚きましたが、この盛り付けにも驚きました。
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#王位戦 第四局二日目の昼食は藤井王位が鉄火丼、豊島九段は親子丼。鉄火丼は、糸のように細く切られ、ふんわりとあしらわれた海苔が目を引きます。親子丼は玉子の半熟具合が絶品です。
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#王位戦 第4局2日目午後のおやつです。
藤井王位はアイスティーのみの注文。
豊島九段はフルーツ盛り合わせとグレープフルーツジュースでした。
写真は3度目の登板となったフル盛り。
毎回、盛り付けには趣向が凝らされていますが、フルーツが球状にあしらわれている点は共通しています。
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#王位戦 第4局は95手で先手の藤井聡太王位の勝ちとなりました。
卓越した構想力、切れ味鋭い終盤力の光る会心譜でした。
敗れた豊島九段は驚きの封じ手△8六銀が実らず。
これで藤井王位は対戦成績を3勝1敗とし、防衛に王手をかけました。
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#王位戦 藤井王位の終局後のコメントです。
「封じ手は予想していた手ではなかったが、どう指すのか難しかった。
▲2二銀で後手玉にプレッシャーを掛ける形になり、流れは悪くないと思った。
見慣れない形で、局面の判断や構想を立てるのが難しい将棋だった。
第5局も準備をして良い状態で臨めれば」
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#王位戦 豊島九段のコメントです。
「△6三角と打ったのがあまり良くなかった。
(封じ手は)じっとしていると先手の形が良くなるので、一番可能性がありそうな手と思った。
△3五歩のところでもっと考えないといけなかった。
また切り替えて頑張っていきたいと思います」
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#王位戦 終局後、両対局者が大盤解説会場に登場し、来場者にあいさつしました。
豊島九段は「多くの方にご心配をおかけしましたが、今日の対局は体調的には問題なく指せました。次局以降も頑張っていきたいと思います」と語りました。
現在は感想戦が行われています。