第15期マイナビ女子オープンの最終第5局が東京・将棋会館で指され、後手の西山朋佳女王が挑戦者の里見香奈女流王位に112手で勝って、3勝2敗でタイトルを防衛しました。 西山女王は5連覇を達成し、永世女王の資格を獲得。 規定により、女流四段に昇段しました。
羽生善治九段が第81期順位戦B級1組の開幕戦で山崎隆之八段に勝ち、史上初の通算1500勝を達成しました。 四段昇段後36年5カ月での達成で通算成績は1500勝654敗(勝率0.696)。 「一つ一つの積み重ねの中で、一つの節目を迎えることができて嬉しく思っています」と語りました。 ※写真は日本将棋連盟提供
藤井聡太王位に豊島将之九段が挑む「お~いお茶杯第63期王位戦七番勝負」が、愛知県犬山市で28日に開幕します おふたりのインタビューを交えた動画が完成! 杉本昌隆八段と高田明浩四段による29日の大盤解説会もオンラインで配信予定です ふるってご視聴ください! chunichi.co.jp/article/489884
藤井聡太王位に豊島将之九段が挑む「お~いお茶杯第63期王位戦七番勝負」の見開き特集が、中日新聞朝刊に掲載されました 対局者の抱負、森内俊之九段と佐々木大地七段の対談、さくらはな。さんと高田明浩四段の〝初級観る将〟完全観戦ガイドなど盛りだくさん 28日に始まる対局のおともにどうぞ!
#お~いお茶杯第63期王位戦 七番勝負が明日28日に開幕します。藤井聡太王位と挑戦者の豊島将之九段が27日、愛知県犬山市に入りました。この日は東海地方も梅雨明けし、強めの陽差し。犬山城を背景に水分補給しつつ、記念撮影に臨みました。
記念撮影に続き、対局場の検分へ向かった両対局者。立会人の小林健二九段、副立会人の澤田真吾七段、記録係の折田翔吾四段らが見守る中、盤駒や照明、飲み物などを確認しました。
#第63期王位戦 対局場のホテルインディゴ犬山有楽苑で開かれた前夜祭。藤井聡太王位と豊島将之九段はそれぞれ揮毫した色紙を持って登壇。「進」の藤井王位は「前期の反省をいかし、より進化した内容の将棋を見せたい」。「新」の豊島九段は「新しい気持ちで取り組んでいる。新しい将棋を指したい」
藤井聡太王位に豊島将之九段が挑戦する #第63期王位戦 第1局が28日午前9時、愛知県犬山市のホテルインディゴ犬山有楽苑で始まりました。振り駒の結果、と金が3枚出て豊島九段の先手番となりました。角換わりの戦型に進んでいます。
#第63期王位戦 藤井王位は昨年の王位戦では着付師の方が帯同していましたが、自身での着付けをマスターしたことで、今期はそれがなくなりました。 羽織は、昨年の棋聖戦第1局でも着用していた藍色のぼかし染めでしょうか。 豊島九段は薄緑の羽織に仙台平の袴姿。 どちらも涼やかな印象です。
日本将棋連盟は、里見香奈女流王位(女流王座女流王将・倉敷藤花)がプロ編入試験を受験すると発表しました。里見女流王位は5月27日までの公式戦の成績が10勝4敗。女性が試験を受けるのは初めて。四段棋士五人と対局し、三勝した時点で合格、フリークラスの四段となる資格を得ます。
#第63期王位戦 両対局者は12時30分から1時間の昼食休憩に入りました。藤井王位は「イタリアンセット」でメインにトリュフバターのフレッシュパスタを選択。マグロステーキ赤キャベツとごま醬油和え、国産牛パルマンティエ、犬山野菜のガスパッチョ、薫製飛騨サーモンと黒米のサラダ。伊藤園のお茶。
豊島九段は「木曽川の恵み 鮎」を選択。木曽川産鰻のミルフィーユ、ちらし寿司、野菜の煮物、ごま豆腐(雲丹のせ)、薫製飛騨サーモンのキッシュ、ローストビーフ、天ぷら(海老、野菜)、茶わん蒸し、アユの塩焼き、焼きアワビです。盛りだくさんのため、カメラマンが配置などを工夫して撮影しました
#第63期王位戦 午後のおやつはともに「犬山産白桃のタルト~インディゴ犬山有楽苑風~」。藤井王位はアイスティー、豊島九段はグレープフルーツジュースを頼んでいます。タルトには木曽川鵜飼の鵜をデザイン。犬山は県内有数の桃の産地で、桃太郎伝説も。因みに竹の上の桃は飾りで、かぶりつけません
申し訳ありません、言葉足らずでしたが、桃は本物です。ホテル側の説明では「飾り」として置いているとのこと。両対局者がかぶりつこうと思えば、かぶりつくことは可能です(どうなったかは不明です)
話題になっているトリュフはキノコか問題ですが、藤井王位は今年5月、王位戦特集のインタビューでキノコについて聞かれ、「大きいものは除いていただいて。刻んである、例えば春巻きにシイタケが入っているとかは全く問題ないです」と答えています
控室でも注文に波紋が広がり、藤井王位がキノコについて苦手だという食感がないかを、担当者が試食して確認。小林健二九段は「動揺するとダメだから、第1局が終わったら『トリュフはキノコ』と伝えます」。師匠の杉本昌隆八段は「本人は知らないんじゃないかな」との見解でした。
#第63期王位戦 第一局一日目は、挑戦者の豊島将之九段が79手目を封じました。ここまでの消費時間は先手の豊島九段が1時間28分、後手の藤井聡太王位が5時間4分と大きな差がついています。29日午前9時より指し継ぎます。写真は封じ手を待つ藤井王位と、封じ手を手渡す豊島九段。
#第63期王位戦 2日目午前のおやつは、藤井王位がアイスティーとオレンジジュース、豊島九段が「フレッシュフルーツサラダボウル」。ドラゴンフルーツにパイナップル、スナックパイン、グレープフルーツ、オレンジ、メロン、イチジク、ビワ、ブルーベリー、ラズベリー、巨峰、サクランボです。
両対局者とも「セットF」を昼食に選びました。うどんは犬山市を含む近隣市町で作られている小麦「きぬあかり」を使った乾麺。つるつるでもちもちの食感が特長だそう。自然薯「夢とろろ」をはじめ、天ぷらのオクラやカボチャなども地元産です。
#第63期王位戦 第1局は感想戦が行われています。 終局後の両対局者のコメントを紹介します。 まず勝った豊島九段から。 「(▲2四桂は)攻めが細いので、微妙なところかと思っていた。 途中からはどんどん攻めていかないと仕方がない感じなので、決断よく指していった」
敗れた藤井王位のコメントです。 「(6五桂の仕掛けは)やってみようかなと思っていた作戦。 (銀が)逃げる手と同銀、どちらも有力とは思っていたが、その後△2四桂と打ち込まれ、かなり自玉が薄い展開を強いられた。 形勢自体は難しいのかなと思って指していました」
#第63期王位戦 静かな感想戦は70分強続きました。対局室の外もすっかり暗く。控室を訪れていた岐阜在住の岩佐美帆子女流2級、山口仁子梨女流2級、稀良莉女流1級も見守りました。挑戦者・豊島九段の先勝で迎える第2局は7月13、14日、札幌市内で指されます。
プロ棋士編入試験の受験を決めた里見香奈女流四冠が6日、関西将棋会館で会見に臨みました。決断した理由について「ただ挑戦してみたい気持ちが出てきた。強い方と対局したい、と。(棋士に)なれるかどうかより、自分がどこまでやれるのかを重視して決めたところがあります」と語りました。
藤井聡太王位に豊島将之九段が挑戦しているお~いお茶杯 #第63期王位戦 の七番勝負第2局が13日、14日に北海道札幌市の定山渓温泉「ぬくもりの宿ふる川」で指されます。 対局を前に12日、現地で検分が行われました。検分時の写真(提供:日本将棋連盟)です。
#第63期王位戦 第2局の対局が始まりました。 札幌・定山渓温泉は記念すべき第1期王位戦の第1局が開催された場所でもあります。 王位戦の開催は60年ぶりとのこと。 両対局者は定刻の15分ほど前に相次ぎ入室。 粛々と駒が並べられ、立会人の深浦康市九段の合図で熱戦の火蓋が切られました。(樋)