続いて斉藤裕也三段(25)=三重県桑名市出身。 「初段や二段の時代が一番つらかった。朝礼の時、周りを見渡すと小学生や中学生が多くて。自分はおじさんくらいの年齢で恥ずかしくてつらくて。三段になると同年代が多く、リーグは気楽に戦えた」 「長い間努力を続けておられる木村一基九段が憧れです」
藤井王位の和服は白緑の着物に萌葱色の羽織姿。 本来着るはずだった和服が既に嬉野市に発送されていたため、急きょ次回登板予定のものが大阪に送られたそうです。 着付けは一人で行ったとのこと。 昨年から着付けを担当していた白瀧呉服店の白瀧佐太郎店主は「今回が卒業試験」と目を細めていました。
延期となっていた、お~いお茶杯第63期王位戦の第4局が明日から徳島市で始まるのを前に、両対局者が現地入り。 「体調は回復した」と豊島将之九段。 藤井聡太王位とともに「渭水苑」での検分に臨みました。 立会人の木村一基九段の声掛けで、盤駒や照明、空調などを確認し、滞りなく終了しました。
豊島将之九段:大晦日や元旦は自宅で、2日は一宮で弟子の(岩佐美帆子さんの)お祝いの会があったので出席しました。しばらく休んでゆっくりできました。(師匠になった実感は)多少はあります。もうちょっとビシっとしないといけないなと思います。今年は普段の勉強の中で新しいことに挑戦したい。
藤井聡太竜王:(王将戦第1局に向けて)着物と羽織袴を少なくとも一式新しくそろえました。お正月はのんびりしつつ準備をしていました。今回、掛川城主の山内一豊の甲冑を着て撮影させていただいた。渡辺王将は掛川での対局経験も豊富ですが、甲冑にあやかって、勢いよく戦えればと思っています
本日は第7期叡王戦の就位式が東京都内で開催。 藤井聡太叡王は謝辞で「改めて将棋の奥深さ、自分の課題を感じたシリーズでした。 主催の不二家様におやつを用意いただき、リフレッシュしながら対局できた。 特にカントリーマアムチョコまみれケーキが大変おいしく印象に残っています」と述べました。
一方、敗れた羽生九段は「(78手目)△7五桂と王手されたところでどうやるか、勝負どころだったと思うが、ちょっと分からなかったです。 (入玉を巡る攻防は)いろいろあって、もうちょっといい手順があったかもしれません。 リーグ最終局も力いっぱい指し切りたい」と語りました。
羽生善治九段:(100期まであと一つ)一つ一つの対局をしっかり頑張ってチャンスをつかんでいくことが大事。そういう意味では、地力をつけ、地に足をつけて一歩一歩前に進むことがつながっていくのかなと。現代調の将棋や戦術にきちっと自分を適応していくことが求められていくのかなと思います
藤井聡太新王将の一夜明け会見が東京都立川市で開かれました。現在地を富士山に例えて問われ、「将棋というのはとても奥が深いゲームで、どこが頂上なのかも全く見えないわけなので、まだ森林限界の手前というか、上の方には行けていないのかなと思います」と答えました。
両対局者は藤井王位、豊島九段の順に和服姿で渭水苑に入りました。 藤井王位の白っぽい着物に対し、豊島九段は黒を基調としており対照的ないでたちでした。
佐藤天彦九段:将棋を指すに当たり、自分は将棋固有の技術と、将棋に限らず音楽や絵画などの達人なら誰もが到達するような普遍的な方法論、どちらも探究していけたらという思いがある。昨年前半は後者を試したが、後半は前者を学びたいという欲求が出てきた。今年もバランスを取りながらやってきたい。
藤井聡太新名人の記者会見に先立ち、フォトセッションがありました。「名人」と揮毫した色紙を掲げて一枚。
#第63期王位戦 挑戦者決定戦の終局後のコメントです。 勝った豊島将之九段 「途中から玉形が危なくなり、自信がなかった。 今期の王位リーグは内容的に負けの将棋もあり、内容以上の成績になった。 (番勝負は)前回は1勝しかできなかったので、もっといい戦いにできるよう、しっかり準備したい」
藤井聡太王位の史上最年少・最速でのタイトル10期獲得、おめでとうございます 号外もアップしました 中日新聞のサイトでダウンロードできます chunichi.co.jp/gogai
将棋のお~いお茶杯第62期王位戦の挑戦者決定紅白リーグの結果、紅組は豊島将之竜王が、白組は羽生善治九段が、それぞれ4勝1敗で優勝を決めました。両者による挑戦者決定戦は24日、大阪市の関西将棋会館で指されます。いずれも王位経験者による大一番、ぜひご注目ください!
#王位戦 第4局は95手で先手の藤井聡太王位の勝ちとなりました。 卓越した構想力、切れ味鋭い終盤力の光る会心譜でした。 敗れた豊島九段は驚きの封じ手△8六銀が実らず。 これで藤井王位は対戦成績を3勝1敗とし、防衛に王手をかけました。
本日はお~いお茶杯第63期王位戦で3連覇を達成した藤井聡太王位の就位式が東京都内で開催されました。 藤井王位には就位状と賞金、記念品が手渡されました。 今年の記念品は福岡県在住の人間国宝、福島善三さんによる「中野青瓷瓜形香炉」でした。
東京・駒沢オリンピック公園で本日開かれている「2022グリーンリボン ランニングフェスティバル」(東京新聞など主催)にゲストランナーとして渡辺明名人と佐々木勇気七段、斎藤明日斗五段、岡部怜央四段、加藤桃子女流三段が出走しています。 男性棋士は10キロ、加藤女流三段は5キロを走ります。
続いて敗れた豊島九段のコメントです。 「本譜はやってみたい指し方だったが、こちらから形を誘導して先に長考しているのでは準備不足。 「(長考後の△1八香成は)2九の飛車がいい位置なので、香車を成らないとしょうがないと思った。 「まずくても仕方ないが、まずい可能性があると思った」
羽生善治九段が第81期順位戦B級1組の開幕戦で山崎隆之八段に勝ち、史上初の通算1500勝を達成しました。 四段昇段後36年5カ月での達成で通算成績は1500勝654敗(勝率0.696)。 「一つ一つの積み重ねの中で、一つの節目を迎えることができて嬉しく思っています」と語りました。 ※写真は日本将棋連盟提供
斎藤慎太郎八段:年末年始の休みは元日だけだったが、祖母の家に行き、孝行というか顔を見せられた。昨年は初めて2日制タイトルに挑戦し、難しさも感じた。今年も名人戦ではチャンスがあるので、それを目指して、もし挑戦できれば昨年以上の内容を見せたい。その先に結果も見えてくると思います。
終局直後のコメントです。 羽生九段「ちょっとずつ苦しい感じでやっていた。最後も詰まされたらしょうがない形だと思っていました」 千葉七段「余裕を持って勝てそうな将棋かと思っていたが、最後は踏み込むしかなくなってしまった。(羽生九段との初手合を)楽しみにしていたのですが…」
#63期王位戦 控室では藤井王位が選んだ「神戸牛肉ちらし」を、副立会人の船江恒平六段が実食。「めちゃくちゃおいしい」と牛のうま味をかみしめていました。
藤井聡太王位に豊島将之九段が挑戦しているお~いお茶杯 #第63期王位戦 の七番勝負第2局が13日、14日に北海道札幌市の定山渓温泉「ぬくもりの宿ふる川」で指されます。 対局を前に12日、現地で検分が行われました。検分時の写真(提供:日本将棋連盟)です。