アゼルバイジャンの北部にある垂直に近い崖に作られた建物の写真集。 bit.ly/3vRsa2Z 現地ではパリガラと呼ばれ、意味は「妖精の城」。下の平坦地からの比高は約300mで、ロッククライマーでも到達は困難。4~8世紀の建造と推定されているが、目的や用途は不明。撮影者は地元の Interfase 氏。
インドでは階段井戸と呼ばれる地下水を歩いて汲みにいく施設が歴史時代に作られたが、一部は神殿のような建築になっている。西部のグジャラート州で11世紀に建造されたラーニー・キ・ヴァーヴ(王妃の階段井戸)は特に見事で、世界遺産に登録。紹介の動画。 via @mamatarsingh
中国貴州省北東部の梵浄山(2572m)は、堆積岩の侵食で形成された塔状の山で、世界遺産に登録されている。頂部には仏教の霊場があり、長い石段で登る。同山を周囲の雲海とともにドローンで撮影した動画。現実の景観だが、CGによるゲームの映像のような雰囲気。 via @lsjngs
フィンランド北西部のムオニオ町で撮影されたオーロラを含む夜景の動画。背の高い木のシルエットの合間からオーロラが動いている様子が見える芸術的な映像。動画の音声をオンにすると、放電によって生じた遠い雷鳴のような音も聞くことができる。 via @allaboutlapland
イエメン東部のオマーンとの国境に近い内陸部にある非常に深いシンクホールの空撮動画。直径は約30mだが深さは100mを超え、上から底は見えない。地質は第三紀の石灰質の堆積岩でカルスト地形の一種とみなせるが、周囲から集まる涸れ川の地形を含めてユニークな存在。 via @AFP
インドの食に関する二つの興味深い地図。左はベジタリアンの比率、右は主食としての麦と米の比率の分布。北西側では麦+野菜、南東側では米+魚・肉が明瞭。気候や地形と対応した農業と漁業の特徴や、宗教・文化の影響などが理由と思われる。インドが一言では語れない複雑な国であることを示す例。 twitter.com/Raykris1/statu…
キプロス南部のリマソール市の海岸で撮影された三隻の船が空を飛んでいるような写真の紹介記事。 bit.ly/2StL6Hy 蜃気楼による光の屈折が原因と説明している。しかし、船がほとんど歪んで見えないことから、遠方の海面が霞や反射により空と似た色に見える「偽水平線」が原因の可能性もある。
盆地や谷の底に広がる雲を上方から見た風景に対し、雲海という言葉が使われるが、通常は雲はほぼ静止しているイメージがある。米国コロラド州で地元の Lars Leber 氏が夜間に撮影した雲海のタイムラプス動画。まさに海の波のように、雲がダイナミックに動いている。 via @ABC
中国・内モンゴル自治区の中部のシリンゴル地域で撮影された移動する馬の群れの動画。モンゴル族の牧畜民が馬を飼育している地域で、数頭の馬に乗っている人が他の馬を制御している場面と思われる。密集した集団で駆け回る多数の馬の様子が壮観。 via @PDChina
米国の John Derting 氏は、アラスカなどの風景を撮影した優れた写真や動画を発表。音楽や音響にも長けており、動画に自作の曲を重ねることもある。アラスカの川で冬に水中と水上を同時に撮った動画に音楽を重ねた作品の例。魅惑的な映像になっている。 via @John_derting
スペイン北西部の山間部にあるビジャール・デ・ビルダスという集落の写真2枚 flic.kr/p/pYprbS flic.kr/p/iUVoab かつて氷河が侵食した谷の中に、日本の白川郷のような雰囲気の茅葺きの家が並んでおり、スペインだと聞くと驚くような風景。写真の撮影者は同国の Oscar F. Hevia 氏。
北海道の中でアイヌがどのように分布しているかを示した地図 bit.ly/3xi0mqo アイヌは北海道の少数民族と一括される傾向もあるが、日高など特定の地域に集中する傾向が明瞭。アイヌ出身の民俗学者の鵜沢加那子氏らが1999年の時点について作成した地図を Arnold Platon 氏が再描画したもの。
米国アラスカ州南東部のグレーシャーベイ国立公園の海岸部で、今年の春に撮影されたオーロラの動画。風が強い日で、木や水面がかなり揺れているが、それに呼応するようにオーロラも空中で動いている。水面に反射した緑の光が動く様子も興味深い。 via @GlacierBayNPS
熱海市で大被害を生じた土石流が流下した谷の縦断面図を地理院地図 bit.ly/36cuWWd で作成。全体の勾配は約12°で、上流から下流までおよそ一定。土石流は一般に勾配が15°を超える谷で生じ、勾配約3°で停止。勾配の点では土石流が頻発する谷には見えないが、発生したら海まで止まらない場所。
土石流をもたらす谷の頂部の崩壊に関する論文 bit.ly/3qM4JaD 英国の RN Parker 氏らが Scientific Reports 誌に発表。自然の作用で土砂が斜面から谷底に徐々に運ばれ、一定量たまると崩壊で排出するサイクル。熱海の被災地では盛土で谷の頂部が埋められ、そこが崩壊。人がサイクルを急加速。
造成で盛土をした場所では崩壊が起きやすいため、国土交通省は大規模な盛土の模式図を描き、分布図の作成を支援。 bit.ly/36d0Phv 過去の盛土の崩壊は、大半が起伏が小さい台地や丘陵地で生じ、土石流は発生せず。熱海の災害は、山地での盛土が崩壊とともに土石流も誘発しやすいことを例示。
北米スペリオル湖の岸で最近生じた自然の崖の崩落の動画。崩れる前は波による侵食で崖の基部が窪んでいる。この窪み(ノッチ)のために上の岩が不安定になり大きな崩落に至った。崩れた後は堆積した物質で崖が保護されるが、徐々に波で取り去られ次の崩落に向かう。 via @ABC
メキシコ中部・イダルゴ州の州都であるパチューカ市には、丘陵の斜面の住宅地全体がカラフルな壁画になっている場所がある。犯罪防止を含む環境改善のために国の政府も関与して2015年に整備。当時の大統領の flickr アカウント(presidenciamx)にある完成式典の際の写真集。 flic.kr/s/aHskjnTVY9
日没の少し後にサンフランシスコの北方の山から撮影された幻想的なタイムラプス動画。右が太平洋側で、西風で生じた霧が山から下降。遠方にはオークランドなどの湾岸の都市の帯と、霧の下で光る同市の中心部が見える。空で速く動く光は航空機。撮影者は地元の @shainblum 氏。
ニュージーランド南島・東海岸のバンクス半島を国際宇宙ステーションの飛行士が撮影した写真2枚 go.nasa.gov/3wt4xyn bit.ly/3wwK37z 数百万年前に活動を終えた2つの火山が長期の侵食を受け、放射状の深い谷が発達。氷期の後の海面上昇に影響されたリアス海岸とみなすことも可能な地形。
スイス・アルプスの南西部で撮影された土石流の動画。激しい雨が上流側の狭い範囲のみで降ったために、土石流の様子を明瞭に撮影できている比較的珍しい映像。岩盤から供給された巨大な礫を含み、それが先端部に集中。これは礫を含む土石流では一般的な現象。 via @NESTA_US
世界中で起きている人と寝ている人の比率が24時間でどう変わるかを推定した動画。全員が同じ8時間(たとえば23~7時)に寝ていると仮定。日本の朝の頃に寝ている人が最多で、日本人が寝る頃に起きている人が最多。 英国の @neilrkaye 氏が人口のグリッドデータを用いて作成。
飛ぶ鳥が定点で静止し、ホバリングをしている場面の動画。米国コロラド州でタカ科のアカオノスリが向かい風とバランスをとった時に Bill Bryant 氏が撮影。背後の木が動かず、鳥に合わせてカメラを動かした撮影ではないとわかる。最後の浮上も印象的。 via @AudubonRockies
太陽系の天体における重力の違いをボールが落ちる速度で示した興味深いアニメーション。重力が地球の約28倍の太陽ではすぐに落下。一方、約1/6の月ではゆっくり落ちる。アポロ計画の飛行士が跳ねるように月面を移動していたことと対応。人類が次に到達しそうな火星は約1/3で、月と地球の中間になる。 twitter.com/physicsJ/statu…
歌川広重の浮世絵の画像を米国のミネアポリス美術館がオンライン公開。数は千点以上で画像の解像度も良好。リンク bit.ly/3wuz3rn 東海道五十三次などの有名な風景画とともに猫や魚の絵なども含む。パブリックドメインの公開に積極的な米国ならではの企画で、日本美術への敬意も感じられる。