626
627
コンピューターの語は今は機器を意味するが、かつては計算をする人の意味が一般的。代表例は19世紀後期~20世紀前期にハーバード大学で天文学の計算を担った女性グループの「ハーバード・コンピューターズ」。記事 bit.ly/2OAbeyv 補助者の扱いだったが後に研究者として高く評価された人も。
628
米国カリフォルニア州中部・モントレー市の沖合の太平洋で観察された横回転しながらジャンプするクジラの動画。遠景に虹が出ており、それを撮影していた時にクジラが登場。クジラが着水したときに見える青緑色の水も美しい。撮影者は日系米国人の Chere Tamura 氏。 via @ABC
629
アルジェリアの南東部にはタドラート・ルージュ(赤い山)と呼ばれる砂漠がある。訪問者が少ない遠隔地だが、酸化鉄に富む鮮やかな赤色の砂がつくる風景が見事。Gouadjelia Issam 氏による写真 bit.ly/32hWpUI 今は不毛の地だが、約5千年前までは湿潤で人が居住し、当時の岩絵が残っている。
630
グーグル社が1980年代中期以降の世界各地の変化を示す動画を複数の衛星画像から作成し、多数を無償で公開。 bit.ly/3gfKJtI 提供者として Google Earth Timelapse を明記することにより商用を含めて自由に利用可能。下は大阪の例。海岸の埋め立て地の拡大などを鳥瞰によりわかりやすく表示。
631
アルゼンチン最北部のカラフルな三角形の尾根が連なった地形の写真2枚 bit.ly/3tuD3HY bit.ly/2QueLiv 世界遺産のウマワカ渓谷の一部で、白亜紀の石灰質を多く含む堆積岩が風化と侵食を受けたもの。天然の風景だが、やや粗いタッチの油絵のようにも見える。撮影者は Havardtl 氏。
632
砕けた海の波の中で夜光虫が青く光っているる幻想的な動画。場所は米国カリフォルニア州中部の太平洋岸に位置するモントレー市。夜光虫は外的な圧力を受けると発行する性質があるので、この動画では波が砕けている部分だけが青く光っている 。 via @Quicktake
633
明治から昭和にかけて活動した浮世絵師・版画家の高橋松亭(1871~1945)の作品を集めた二つのページ。 bit.ly/3drawgI bit.ly/2QeHQyL 江戸時代の作品のような伝統性と、戦後のマンガのような新規性が組み合わさった作品が興味深い。海外でも別称の高橋弘明の名で評価されている。
634
中国南東部から日本の上空に向かって移動した国際宇宙ステーションから撮影された印象的な夜景の動画。冒頭部では多数の雷が見える。次にひときわ明るい香港が現れ、続いて西海岸に人口が集中している台湾が現れる。終盤では日本と韓国の南部を観察できる。 via @AstroKomrade
635
英国のリチャード・ブラウニング氏は、手先につけた小型のジェットエンジンで飛行するシステムを2017年に開発。それを使い動いている二隻の船を飛び移った場面の動画。 飛行可能時間など気になる点もあるが、救援などに利用される日が来るかもしれない。 via @takeonGravity
636
国際宇宙ステーションから魚眼レンズを使って撮影されたシナイ半島とその周辺部の写真。go.nasa.gov/3dAvQQT 通常よりも広域が見えるため、特徴的な地理的要素の観察に適している。たとえばナイル川の水がもたらした川沿いと三角州の緑や、地溝がアカバ湾~死海~ガリラヤ湖と連続している様子。
637
約1300光年の彼方にあるオリオン大星雲は、地球から見える星雲の中で最も明瞭なものの一つ。約1万年前の形成で、星が誕生している場所でもある。ハッブル宇宙望遠鏡が取得した三次元データを用いて作成された、同星雲の中を飛行する動画。SF映画の雰囲気。 via @NASAHubble
638
米国ロサンゼルス近郊の山でハイカーが遭難。スマホの電池が切れる前に足下の地形の写真を友人に送付。写真を得た保安官がツイートし、それを見た人が衛星画像と標高モデルから作った鳥瞰図と対応させて撮影位置を特定。保安官に連絡し、ハイカーはヘリで無事に救出。地形に関する技術が命を救った例。 twitter.com/ai6yrham/statu…
639
江戸時代中期の浮世絵師の北尾政美が1820年に描いた日本の鳥瞰図。 bit.ly/3vo8TXt 伊能忠敬の日本全図が完成する前年で、参照した地図もあまり正確ではないが、渡島半島から九州周辺の島々までを含めるためのデフォルメもあり、ユニークな構図になっている。部分を拡大して見る価値もある。
640
熱帯や亜熱帯の海岸に生育するマングローブの林が海の波を弱め、海岸の土地の侵食を効果的に軽減していることを示した実験の動画。水環境について検討を行っているオランダの研究所の Deltares で行われたもの。水槽実験による自然現象の可視化の好例。 via @UNILADTECH
641
米国ニューメキシコ州の北西部には、ビスティ・バッドランドと呼ばれる奇岩が並んだ幻想的な風景を持つ場所がある。約7千年前に三角州に供給された土砂が堆積岩となり、その一部の層が侵食されにくいためにキノコ岩の類が形成されている。同国の John Fowler 氏による写真集 flic.kr/s/aHsjpKPZ3K
642
フランスの1947年の白黒短編映画 La Télévision, œil de demain(テレビ:明日の目) は、スマホが普及した最近の社会の予言とみなされている。小型のデバイスの画面に熱中する人が描写され、歩きスマホの問題も予想。抜粋の動画が最近海外で話題になっている。 via @Mangeon4
643
地球と月の距離は約405,500kmで、その間に太陽系の他の惑星(ここでは冥王星も含む)が、ほぼぴったり入るという興味深いツイート。土星は環を含まない大きさで考える必要がある。作者の James O'Donoghue 氏は、日本の JAXA に勤務している英国人で、天体に関する優れた画像や動画を提供している。 twitter.com/physicsJ/statu…
644
穴の空いたプラスチックの板を連結させて湖面に浮かべ、それを使って稲作を行っている場面の動画。総合的なコストがどの程度有利になるのかは不明だが、水田を整備したり、そこに水を張る手間などが減り、収穫も効率的に行っているように見える。 via @AgBioWorld
645
米国ヴァージニア州北部にあるルーレイ洞窟は、苦灰岩(ドロマイト)に含まれる炭酸カルシウムにカルスト作用が働いて形成された鍾乳洞。同国の soomness 氏による写真集。 flic.kr/s/aHskrvhFLu 洞内の鏡のような水面に多数の鍾乳石が反射した風景が見事。鍾乳石自体にも芸術的な形のものがある。
646
果実を無人で収穫するドローンのような小型ロボットを紹介した動画。収穫を行うハンドとともにカメラがついており、映像をAIで分析して果実の熟度を判断し、適する状態になったもののみを採る。人手を要している大変な作業の代行を目指す。イスラエルの企業が開発。 via @wef
647
米国アリゾナ州のアンテロープ・キャニオンは、芸術的な写真を撮影できる峡谷として知られている。そこで同国の Mark Basarab 氏が、岩の間から夜空を見上げて撮影した写真。 bit.ly/339kY6N 湾曲した岩の間から見えている星空が、蛇行した川のような雰囲気になっているのが印象的。
648
オーストラリアで自然景観を撮影している Yuriy MLCN 氏が商用も含めて自由に利用可能な写真を提供しているページ。 bit.ly/3dZgqWt 大半は海岸をドローンで撮影したもので、海の波や、砂浜とそこにできた水路などを含む多様な景色がとらえられている。小さな漁船やサーファーを含むものも。
649
アラブ首長国連邦の芸術家の Hessa Al Ajmani 氏は、ユニークな方法で植物を表現した陶器を制作。その過程を紹介した動画。身近な植物を採取し、粘土に押しつけて型をつけ、植物を外した後に色をつけて焼く。本物の植物を使うため、通常の絵よりもリアリティがある。via @9GAG
650
NASAが公開した三日月に似た「三日地球」の写真 go.nasa.gov/3t7g5ph 元の写真は1972年に地球に帰還するアポロ17号の船内から飛行士が撮影。その写真を最近、英国の Toby Ord 氏がデジタル技術を用いて修復。氏はアポロ計画で撮られた他の地球の写真も修復・公開している bit.ly/3ny9Jho