松駒(@matsu_koma)さんの人気ツイート(リツイート順)

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高校の百人一首大会。温厚な友人が札を取ると「一年の癖に生意気」「お手つきしろ」と野次が飛ばされ、気圧された彼の手が止まって逆転され憤慨してたら、「これだけ札が減れば……覚えた」と呟いた後、残り全てを破竹の勢いで取り公開処刑しつつ優勝したので、彼を無闇に怒らせてはならないと誓った。
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小さなマイバッグを持参のお客様、どう詰めても入りきらない量をお買い上げなので、レジ袋の購入を勧めたら「無料にしろ」と大騒ぎ。居合わせたニーチェ先生が「お口が大きいようですので、そちらにお詰めしましょうか?」と提案しだして、お客様を物理的に黙らせつつ袋詰めを行うの、御遠慮頂きたい。
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ニーチェ先生から誕生日プレゼントとしてTシャツを頂いたのですが、胸元にVACATION FOREVERと大きく書かれており、意図の有無を知りたく「これ、日本語に訳すと何て言うんですか?」と尋ねたら「超訳になりますが……永世名誉無職ですかね」と返され、囚人服の着心地を感じています。
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記録的豪雪の日、学習塾に通っていた私は「道路は危ないし、風邪もひきそう。今日は休もう」と欠席したら、翌日、「何で来なかったの?」「君以外、皆、来てたよ?」と問い詰められて、塾がおかしいと思ったけど、普段どおりの通学や出勤が余儀なくされてる今日、狂ってるのは日本全土だったのだなと。
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「似合いそうだからあげる」と渡された小包を開けたら用途不明の革製品が出てきたので、首に巻いて「首輪ですか! 悪くない心地です!」と言ったら「二重に巻いて腕輪にしたり、鍵とベルトを結んだりする革だからね、それ」と憐れまれた私の話します?
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大学の講義で自己紹介も兼ねて「好きな哲学者を挙げる」というお題が出され各々が語る中、「レヴィ=ストロース」と毅然に言い放った級友、「構造主義が好きなの?」という教授の問いに対し「名前の響きが美味しそうなので」と答えて最高に哲学的だったし、事実、首席で卒業して今は農業を営んでいる。
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誰もいないのに来店音が鳴り響いたり、触れてもないおにぎりが転がり落ちたりしたので冗談混じりに「幽霊のお客様ですかね」とニーチェ先生(大型新人)に話を降ったら「松駒さんにも、鈴木さんが見えるんですか?」と問われたので、彼の見ている世界は現世だけじゃない可能性出てきた。
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万引犯の顔写真を店内に掲示すると名誉毀損扱いになるので、「大切なお客様にお伝えしたいことがあります!」と顔写真に添えて掲示すれば名誉毀損に当たらず、同業者の犯行も抑止できるという防犯アイデアを目にして、カラス除けの模型が思い浮かんだので、万引犯も害獣も対応策に大差は無いのだなと。
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「おでん70円セールは大変?」という質問にお答えすると、店内を埋め尽くすPOPが網膜に焼き付き、火傷と隣り合わせの作業を強いられ、煮詰まったおでんの香りが鼻腔を貫き、勤務時間外でも入店音の幻聴が聞こえ始め、家に帰ればおでんが温かく迎えてくれます。要はおでんに五感全てを奪われます。
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度重なる家庭ゴミの持ち込みに堪忍袋の緒を静かに切らしたニーチェ先生、1つ1つのゴミ袋に着払いの伝票を貼り出し「だらしない人間が出すゴミは個人情報が詰まっているので助かります」と語っていたので、これ以上何に使うのか怖くて聞き出せない。
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ドSとドM。一般的に恐れられているのはドSだけれど、「距離を取っても放置してもプレイの一環として昂ぶる」「好意も悪意も御褒美として受け取る」「どんな苦難も快感に変換する」「心身に対して負荷を掛けて日々成長を遂げる求道者」「自分に対しては究極のドS」、ドMは攻守最強の変態だと思う。
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この歳にもなってネクタイを結べないんですけど、「これくらいも出来ないの?」と綺麗なお姉さんが蔑みながら結んでくれるし、「もう仕方ねぇな、ちょっと貸してみ」とおっさんが不器用ながらも骨太の手で結んでくれる機会に恵まれているので、出来ないことは必ずしもマイナスに直結するとは限らない。
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南国気分を味わおうと、「生しぼりパイナップルジュース」を頼んだら、苦渋を味わう羽目になってます。無人島に漂着した気分です。
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「何これ? 反応しないんだけど!?」と喚き立てながら、年齢確認ボタンをバンバン強打している高飛車なご婦人にニーチェ先生が「お客様の肌が乾燥しているためです。御自身の年齢を見つめ直してはいかがですか?」と言い放って極度の緊張が走り、口の中はおろか体内の水分が一瞬にして蒸発しました。
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休憩室にシフト表が掲示されたので確認したら、怒涛の30連勤が組まれた挙句、早朝勤務に電撃移籍を命じられる。夜勤→夕勤→昼勤→朝勤と、勤続9年目にして全時間帯を制覇。「コンビニの擬人化」という称号まで授かったので、私自身が24時間営業を強いられる現状、どうか四月馬鹿であって欲しい。
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「もし生まれ変わったら、何になりたい?」と尋ねられ、働きたくない、食うに困らない、健全な肉体、運動神経が抜群、悪くない容姿、自由気まま、好きな人からチヤホヤされる……など希望を手当たり次第にあげたら、「裕福で円満な家庭に飼われる大型犬」と結論に至ったので、一刻も早く人間辞めたい。
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接客六大用語の輪唱から始まったコンビニ研修会、「いらっしゃいませ」「はい、かしこまりました」は声量も足りず、ぎこちなかったのに「申し訳ございません」だけは最敬礼さえも完璧に淀みなく揃ったので、「ありがとうございました」ではなく、謝罪を日々言い慣れている接客業の惨状が推して知れた。
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珍しい煙草の銘柄をお求めのお客様に「大変申し訳ございません、当店では取り扱いが無くて」と謝罪を申し上げたら「ないわけないだろう!」と怒号が響き渡ったのですが、欲しかった飲み物がなくて自販機を蹴り飛ばすことはしないですよね? 人だって最低限文化的に接して頂かないと壊れますので……!
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人生で初めてワニの唐揚げを出され、意を決して食べたところ、味は鶏肉と遜色なくて、目隠しをしてたら違いに気付かないレベルなのを不思議に思ってると「そりゃそうだよ。ワニは爬虫類だから鳥類と分類体系が同じでしょ。肉質も似るよね」と言われ、珍味も知識があれば美味しく召し上がれるのだなと。
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「動物が人間の都合で殺されるのはおかしい! 命に優劣は無い!」という意見をよく目にするのですが、命に優劣が無いのは「この世に生を受けて、いずれは死んでいく」という一点だけで、命の価値を平等だと履き違えている人が多すぎやしませんか。
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休憩室で「こんなマイバッグだったら広く使われるかな」と雑談。清潔さを保てるよう使い捨てできる、生鮮食品とその他で分けて詰められる、買い物以外でも役立つ、出来るだけ安く手に入る……と並べたら、レジ袋以外の最適解が見当たらないので、一刻も早く無料化に戻して欲しい。
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隣室の生活音に苦しむ友人が、意を決してインターホンを押すも無反応で「居留守なんて!」と怒り心頭の最中、空き家補修工事のお知らせが届いた。そこには隣室の部屋番号が記載されており、引っ越しを強く勧めたけど「幽霊なら大目に見るわ。人間より煩わしくない」と住み続ける友人の胆力が一番怖い。
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「就活どうなん?」と聞かれたので「不採用続きだけどスーツ姿のおっさんと合法的に話せるの楽しい!」「おっさんがネクタイを緩める姿、雨に濡れた体毛を身震いで乾かそうとする犬のようで可愛くない!?」と語ったら、友人の間で「あいつは人として死んだ」という死亡説が流れ出したの腑に落ちない。
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1億円の重さは約10kgだと知った守銭奴の先輩が、当店で販売中のお米を抱きしめながら「これが1億円の感触……俺は今、1億円を手中に収めているんだ……!」などと戯言を吐いて、夜勤の作業が全然進まないので、大昔に倣って、先輩の給料はお米(重さとしてなら1億円相当)で支給されて欲しい。
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活字に疎い友人が公募用の小説を一心不乱に書いているので理由を聞いたら「作品名に『変態』と入れて授賞式で出版社のお偉いさんや美人な担当編集、老若男女問わない読者に『変態』と言わせたいんだ!」と語られ頭抱えたけど、二次審査通過したそうなので変態が日本中を席巻する日も近いかもしれない。