アダルトチルドレンは、何かに依存することで自分を保つことがある。 過食、アルコール、ゲームやギャンブル依存は、現実が過酷すぎる場合の一時的な逃避。 SNSやセックス依存は、自分の価値や存在の確認。必要とされていると知り安心したい。 依存は逃げでも弱さでもなく、生きるための1つの手段。
アダルトチルドレンは、幸せに慣れていない。 幸せな時に限って嫌なことを思い出したり、「幸せが終わった時のこと」を考えたり、「こんな幸せが続くわけない」と不安や恐怖を感じやすい。 子供の頃から幸せじゃない状態が普通だったから、脳が「何かおかしいぞ」「危険だ!」とブレーキをかけている。
肩こりが酷い、首がガチガチ、顎が痛い、頭痛もち…というアダルトチルドレンは多い。朝起きた時、既に疲れていることもある。 それは常に何かを警戒していて、心と体が緊張状態だから。 子供の頃からずっとそうだと「これが当たり前」「みんなそう」と思いやすい。 でも違う。本当は、体はもっと軽い
HSP気質+アダルトチルドレンだと、怒っている人が極端に苦手。 相手の機嫌を取る手段をいくつも考え、私のせいかもと自分の落ち度を探す。空気を感じ察する能力に「何かしなきゃ」という焦りが加わり、いたたまれなくなる。見て見ぬ振りもできない。 親の喧嘩などトラウマを抱えていると恐怖も加わる。
・親の電話に出ない ・親と会わない ・親のLINE既読スルー ・親の頼み事を断る ・親の意見にNOを言う 理想的な家庭で育った子供は「嫌なら断れば?」と軽く言う。 でもアダルトチルドレンは、断わった後の大変さを知っているから「やっちゃいけない」と思う。我慢する方が安全だと知っている。
事件や事故、虐待などの酷い経験だけがトラウマになるのではない。 褒めてもらえない、いつも誰かと比較される、心休まる家庭環境ではなかった、過干渉で自由がなかった、いつも気を遣っていた…1つ1つは小さくても長期間ストレスを感じ続けると心的外傷となる。これくらいで、なんて思わなくていい。
HSP気質を持つアダルトチルドレンは、世間一般のストレス解消法で『逆にストレスを溜める』ことがある。 会話で気を遣いすぎるから、ストレス解消で遊んだつもりが逆に疲れる。気分転換に外出したつもりが、色々なものが気になって息抜きにならなず落ち込む。 「一人で何もしない」が必要なこともある
アダルトチルドレンは、心身に不調が出た時でさえ自分を責めてしまう。 こんな事で傷つくなんて弱い、気にし過ぎ、自己管理が出来ていない…過去に言われて辛かったはずの言葉で自分を責める。他人の言葉や感情に振り回されてしまう。 でもあなたは、心と体に不調が出るほど耐えて頑張ってきたんだよ
否定されることの多かったアダルトチルドレンは、「どこまでが親の許容範囲なのか」五感フル回転&過去の記憶を引っ張り出して必死に探す。 すると大人になった時、やりたいことが分からなくなる。 「何をしたいのか」よりも「何ならしても許されるのか」を探さなければいけなかったことが影響する。
アダルトチルドレンは、子どもの頃に「人との距離感」を教えられていない。子どもらしくあることも許されていない。 自由に気持ちを言って、好きなものを選んで、とことん失敗して、それでも受け止めてもらえるということを経験していない。 だから、まだ「自分を大切に」なんて思えなくて当然なんだよ
アダルトチルドレンは、誰かと意見が違うだけで「否定された」と感じる。 「自分はおかしい」「普通じゃない」という思いを抱えているとそうなりやすい。反射的に反発することもあれば、ああやっぱりと妙に納得し、悲しいのに安堵することも。 幼少期、大人から考えや意見を否定されたことが影響する。
特に酷いことをされなくても、アダルトチルドレンになることはある。 家庭が心安らぐ場所ではない、自分を否定される、必要とされず信じてもらえていないと感じると、心にぽっかり穴が空く。何をしても埋まらない穴のせいで、大人になった時に生きづらさを感じる。 これくらいで、なんて思わなくていい
アダルトチルドレンは、「無理」「わかりません」「助けて」が言えない。 無理と言うと迷惑をかける、分からないと言うと呆れられる、助けてもらう前に一人で出来ることをやらなきゃ…と背負いすぎる。過去の影響で「役に立たなきゃ価値がない」という不安を抱えていると、休むことへの恐怖も加わる
愛されていないと感じたまま大人になると、心に埋められない穴があく。 そのせいで、ふいに「誰にも必要とされないのでは」と不安に駆られる。だから好かれる為よりも、嫌われない為に人に気を遣う。 「生きていていいのか分からない」という感覚は、普通の親を持つ人には到底理解できないほど苦しい
幼少期に大人から否定されることが多いと、他人と『頭の中で戦う』ようになる。 相手がこう言ったら自分はこう言って、相手がこう返してきたらこう対処して…というふうに。 相手がいない時にもひたすらシミュレーションするから、とにかく疲れてしまう。これも性格のせいではなく、過去の影響の1つ。
アダルトチルドレンは、誰かの機嫌が悪い時に「自分自身の原因」を即座に探す。言い方が悪かったかな、気に障ることをしたかな、タイミングが悪かったかな…と無意識に焦る。 でも実際は、あなたに原因がないことも多い。 ピリピリした家庭環境で育ったり、板挟みになることが多いとこの傾向が出やすい
アダルトチルドレンは、生まれた時から人生が戦いだった。 過干渉の親に従いつつ心の中で親と戦ってきたタイプ、親を頼らず一人で生きることを選んだタイプ、認められるために親の期待に応えるよう頑張るタイプなど色々ある。 共通点は「生きている限り頑張り続けなければいけない」と思ってきたこと。
誰にも助けを求めず一人で頑張ってきたアダルトチルドレンは「強さ」を求め続ける。単なる力の強さではなく、精神的な強さを。 「人を頼れない」というとデメリットのように聞こえるが、そこには「他人を侵害しない」という優しさが隠されている。 実は頼れないのではなく、「頼らない」を選んでいる。
アダルトチルドレンは、平気じゃない時に限って「平気なフリ」ができてしまう。子どもの頃から心配させないよう気を遣い、誰かの役に立とうと頑張り続けてきたから。 無意識のうちに笑顔を作り平気なフリをしてしまうが、実際のところは心の奥底で「誰かに気がついて助けてほしい」と願っている。
<アダルトチルドレンが抱えやすい悩み> ・相手の機嫌を常に伺う ・他人の機嫌に不安・恐怖を感じる ・相手を信じ切れない ・滅多に頼れない ・自分の気持ちを言えない ・ふいに一方的に関係を断つ ・尽くしすぎ、反対に束縛しすぎ ・相手との距離感が分からない ・嫌われないために神経をすり減らす
大きな物音が怖い、と悩むアダルトチルドレンは多い。 静かにしなきゃと大人しくするタイプ、機嫌を直さなきゃと焦るタイプ、自分のせいかもと不安になるタイプなど色々ある。 過去に、身近な大人が物に八つ当たりするのを見聞きしているとそうなりやすい。大きな物音=怒り・恐怖が結びつく。
アダルトチルドレンは「相手の正解」を探す。 この人は何を言ってほしいのか、何をしてほしいのか五感をフル稼働して正解を探す。子どもの頃からそうしてきたから無意識にやってしまうし、正解率も高い。 それに加えHSP気質があると、「ああすればよかった」「こう言えば良かった」と一人反省会で悩む
<ACが抱えやすい傾向> ・「良いか悪いか」「正しいか間違っているか」と白黒で判断して疲れてしまう ・ほどほどが分からない ・「ちゃんとしなきゃ」という思いが強く気が休まらない ・小さな失敗で自分をとことん責める ※HSP気質があると、記憶力の良さから過去の失敗と紐づける為とてもしんどい…
アダルトチルドレンは、家庭内のバランスをとるために頑張る。 大人達の愚痴を聞き、慰め励まし、ワガママを我慢し、期待に応えるため努力する。兄弟姉妹がいる場合、自分ばかり我慢して損をすることも多い。 あなたの笑顔の裏に、とてつもないプレッシャーと悲しみが隠れていることを誰も知らない。
HSP気質を持つ『働くアダルトチルドレン』は人間関係でとてつもなく疲れる。 周囲の空気・相手の機嫌を常に伺い、何を求めているか五感フル稼働で探し、自分より相手がどう思うか優先。仕事も出来る場合は一人で抱え込みやすい。 断われないゆえに限界が近づき、「辞める」という選択をとることも多い