安川康介@米国内科専門医(@kosuke_yasukawa)さんの人気ツイート(リツイート順)

ワクチンについて長期的な副反応は絶対ないと言い切れるか、と「安全である確証」を求める人がいます。断定することは科学的に難しいので、可能性はとても低いとお伝えしても納得されないようです。そもそも人生にリスクのないことはありません。明日まで自分が生きられるという「確証」もありません。
同業者から見れば、勉強不足で、非常に偏った情報収集・解釈をする「医者」や「研究者」が、「よくぞ真実を話してくれた」、「勇気ある医者」などと称賛されているのがSNSの世界です。
去年の今頃、新型コロナをたくさん診るようになりました。家族への感染を防ぐため、家族となるべく近づかず、2ヶ月間狭いクローゼットで寝ていました。あの頃悲観しすぎることなく自分の仕事をやり通せたのは、人類の知恵を信じていたから、です。「良いワクチンできたよ」、あの頃の自分に伝えたい。
ブースター接種者はほとんど入院していない、という状況です。やはり免疫機能が低下している方は2回接種後でも重症化することがあり、免疫不全のある方には特に日本でも3回目接種(米国ではプライマリーシリーズとお同じ用量を追加接種として去年8月に開始)をできるだけ急いだ方が良いと考えます。
審議会でのPMDA藤原理事長の発言 「先ほど事務局が多重性の調整というように言っていましたけれども、そういうことをちゃんとやらないといけないのですが、それをやらずに何度も何度も解析して、どこかで有意差が出たからいいのではないのと言っているのが塩野義さんかなと私は理解しております。」
コロナ感染者で「中等症」になる日本人がどれくらいいるのか。全国的な統計は発表されていないと思いますが、報告している県はあります。 大分県では、酸素が必要なくらいの「中等症II」になる30代は、検査で分かった感染者の25人に1人、40代と50代は10人に1人。 oita-press.co.jp/1010000000/202… twitter.com/kosuke_yasukaw…
イベルメクチンが、「非臨床試験」で抗ウイルス効果があった、という興和のプレスリリースがありました。 臨床試験ではどのような状況なのか、まとめたスライドをおさらいのためにまた共有しておきます。
ネコは可愛いです。でもネコによって噛まれると約30-50%で感染が起こると報告されており、これは犬の約2倍。ネコが噛んだ後の感染を多く診てきました。さらに傷口やカテーテルを舐め、血液の中にネコの口にいる菌が入り込むこともありました。医者にとってネコは侮れない存在。でもネコは可愛いです。 twitter.com/SukunaBikona7/…
半年経つと抗体量が減る「結構衝撃的な結果」というツイートが拡散されていますが、抗体は時間が経てば減っていきます。重要なのは実際の感染・発症・重症感染予防効果がどれくらい持続するかです。時間が経っても重症感染予防効果が保たれるという報告もあります。 cdc.gov/mmwr/volumes/7…
今、新型コロナのPCR検査や抗原検査を受ける方が多いと思います。知っていただきたいのは、「検査陰性=感染していない、という訳ではない」ということです。検査は完璧ではなく、感染していても検査陰性と出てしまうことはよくあります(「偽陰性」と呼ばれます)。
いわゆる16時間断食と普通にカロリーを抑える方法では体重や血圧、血糖等に有意に差が認められなかったという論文がNEJMに掲載。 日本で流行っている健康本の中に空腹や断食の効果を強調するものがありますが、医学的に本当に良いのかはまだはっきりしていないと思います。 nejm.org/doi/full/10.10…
例えば、欧州対外行動局は、mRNAワクチンのイメージを下げるような情報拡散が、組織的に、複数の言語で行われていることを報告しています。 日本に入ってきているデマの多くは、英語でも見られるものです。元の情報の上流は本当はどこなのか、考える必要があります。 euvsdisinfo.eu/uploads/2021/0…
狂犬病が話題ですが、アメリカでは最近狂犬病ウイルスに感染していたキツネが国会議事堂近くで、国会議員1人を含む9人を噛んだことが話題になりました。アメリカでは、犬からの狂犬病は少なく大部分がコウモリから。アライグマからも感染します。 washingtonpost.com/dc-md-va/2022/…
母親が妊娠中にmRNAワクチンを受けていると、生後6ヶ月未満の赤ちゃんが新型コロナで入院するリスクが減るという研究報告が発表されました。 この調査では、入院した乳児の84%の母親がワクチン未接種。妊娠中のmRNAワクチンの乳児の入院を予防する効果は 61%(95%CI=31-78%) 。 cdc.gov/mmwr/volumes/7…
新型コロナのmRNAワクチン接種後に、ワキの下や首のリンパ節が腫れることがあります。僕の周りでも何人かいました。リンパ節の腫れは数週間続くことがあるようです(ほとんどが4週間以内におさまる)。画像検査などを受ける予定の方は注意が必要です。 sciencedirect.com/science/articl… jamanetwork.com/journals/jamao…
ネットの写真が同じだったというだけの理由で、サル痘は帯状疱疹のことだと主張する人達が出てきたようですね。二つともしばしば発疹が出る病気ですが、勿論違う病気です。
イベルメクチンの効果が否定されたのは今回が初めてではなく今まで複数の大規模な臨床試験で否定されてきました。興和の試験のエンドポイントは入院・死亡抑制等ではなく症状改善傾向までの時間。どんな結果でも今までのエビデンスの総体を覆すものではなかったというのが多くの医師の認識だと思います
先日アメリカで水道水を使った鼻洗浄(鼻うがい)が原因で「脳を食べるアメーバ」で亡くなった方がいました。アメリカでは1962年から2021年までに154人がこのアメーバによる脳の感染を起こし、生存したのはたったの4人でした。動画の最後は僕が感染した赤痢アメーバの話です。 youtu.be/fgVDevdMBUA
新型コロナ感染症の致死率は60代では約1.3%、より高齢だとさらに高いのに「死亡率がごく低い」とワクチン接種中止を求める医者達がいることに驚きます。 有害事象と副反応の違いもあまり理解されていないよう。僕が患者なら絶対にそんな医者に診てもらいたくありません。 mhlw.go.jp/content/000785…
塩野義の薬は、症状の主要評価項目で有意な結果を示さず、承認見送りになったことは妥当です。日経社説では「審議は従来の科学的知見にこだわったものになった」と批判。他の有効な薬がある中、これだけのデータで国産だからという理由で承認されたら薬への信頼が損なわれます nikkei.com/article/DGXZQO…
20代〜40代の方に向けた新型コロナワクチンに関するインタビュー記事がYahooに掲載されました。 issue.yahoo.co.jp/vaccine/articl…
アメリカでは天然痘ワクチンが1 億回分用意されています。なぜこんなに多いのかというと、天然痘はバイオテロで使われる可能性が最も高い病原体の一つだからです。ワクチンの準備は、国防の側面からも重要です。日本ではどれくらい用意してあるのかは不明です。 twitter.com/PeterHotez/sta…
新型コロナウイルス感染症は、日本で定義された「重症」と「死亡」の数だけでは理解できない感染症です。 繰り返しになりますが日本の「中等症II」は米国では「重症」となります。 高知県でも、かなり辛い肺炎になる30代は4%、40代でも11%(そして重症1%)がいるようです。 twitter.com/pref_kochi/sta…
厚労省も本気です。 twitter.com/mhlwitter/stat…
TwitterやYouTube等のプラットフォーマーが誤情報に取り組もうとする中、遅れているのは一部の出版社やアマゾンだと感じます。医者目線で、コロナ関係の本をアマゾンで見ると「おすすめ」やレビュー評価順位が、いかに情報の正確性を担保しないかが分かります。