安川康介@米国内科専門医(@kosuke_yasukawa)さんの人気ツイート(いいね順)

「若者は重症化しないからワクチンは必要ない」と言う人がいます。日本の「重症」の定義は人工呼吸器や集中治療が必要な状態です。30代、40代でも中等症になる方はそれなりにいて、僕も多く診てきました。軽症や中等症といってもピンとこない方もいるので、スライドを作ってみました。
フィラデルフィアの街の一角。前屈みでぼんやり立つのはおそらくヘロインによる作用。アメリカで働き始めてから、いかに麻薬がこの社会に浸透しているか痛感しました。過剰摂取でぎりぎり助かった人、麻薬関連の感染症などたくさん診ます。
この図を使用しても良いかという連絡を複数の方から頂きました。僕に確認をせず使用していただいて構いません。イラストは「いらすとや」さんのを使わせて頂きました。 日本での重症度分類は「新型コロナウイルス感染症診療の手引き」のp33にあります。 mhlw.go.jp/content/000801…
アメリカのレストランで"How do you like your eggs?"といきなり聞かれて「えーっと、えーっと(どんな種類があるんだっけ?とりあえず知っているこれでいこう)sunny-side up please」と答えたことがある日本人は多いと思います。僕もそうでした。これがいつの日か役に立つかもしれません。
医者であれば、その気になれば簡単に嘘と本当を織り交ぜて、人の不安を煽る、バズる、売れる、クリックされるデマを作れます。医者がそれをしないのは、医者だからです。稀に一線を越えてしまった「医者」は、もうすでに医者ではありません。
新型コロナに対するイベルメクチンについて、今どのような状況になっているのかよく分からない、という方は多いと思います。今までの世界での大きな流れを、分かりやすくまとめてみました。メディアの方などは参考にしてみて下さい。
気付いたら、ここ数日間、新型コロナウイルス感染症の患者さんを入院させていない。一時期、常に200人いた新型コロナの入院患者は、今19人まで減っている。去年から見続けた目の前の悪夢が、もうすぐ終わる予感がする。
『となりのトトロ』は、結核で亡くなった人が残した空き家にサツキとメイが引越してくるシーンから始まります。お母さんは結核に感染し(宮崎駿監督の母親は脊椎の結核感染を患っていたようです)療養しているとされていますが、映画には明るい雰囲気があります。実はトトロの時代(1950年代)に結核の
「オミクロンは風邪なのか」と聞かれることがありますが、新型コロナの入院患者を多く診ている医者で「新型コロナはただの風邪」と言っている人は僕の知る限り誰一人いません。この感染症のリスクを軽視する発言をするのは、入院患者を診ない医者や学者や芸能人達です。
いまだに新型コロナのPCR検査は、インフルエンザ等の他のウイルスでも簡単に陽性に出る、と騙されている人がいます。新型コロナのPCR検査の特異度は高く、私の病院でもインフルエンザ等のPCRと同時に行うことがありますが、両方陽性にはなりません。騙されている人がいたら、これを送ってあげて下さい
コロナワクチンを受けると5Gに接続する、磁石が付く等、日本で広がるデマは海外からの輸入品がほとんど。どうせなら、ワクチンを受けた腕は「名作AKIRAに出てくる鉄雄みたいな腕になる危険性がある」など、もっと日本発のオリジナルなデマを見てみたい気もします。
「腎臓をもみなさい」、1日1分の『腎活』で回復!という本を本屋でみかけ、冗談なのかと思ったら30万部も売れているということを知り、少しだけ絶望しました。いつかお金に困ったら「ふくらはぎや腎臓ではなく、膵臓をもみなさい」という本を書こうと思います。
娘がアメリカの小学校に入り最初に学んだことは、誰かに嫌なことをされた時("bug")にどのように対処すればよいか、ということだった。「〇〇君が嫌なことをしてきたから無視したけど、続けたから今日は立ち去った」等、実際に何度か実行していた。こういうのを教えているのだと知り感心した。
医者として本を売ることだけを考えれば『長生きしたければ納豆を食べなさい』といった科学的根拠の低い本を書いた方が「運動してバランスよく食べてタバコやめて血圧の管理をしましょう」という本よりも遥かに売れる状況が残念ながらあるので、前者の様な本が売れなくなるような社会になれば嬉しいです
日本のコロナの重症患者数は少ないと感じる人がいるかもしれません。知ってもらいたいのは、日本の「重症」は、アメリカの「重症」よりも、もっと重症だということです。国により重症の定義が異なります。例えば、東京都の「重症」は、呼吸器/ECMOが必要と、アメリカの「重篤(critical)」に近いです。
ワクチンを受けて新型コロナを予防できた人は、予防できたことに気付きません。ワクチンでアナフィラキシーのような副反応が出た人は、ワクチンを勧めた医者を恨むかもしれません。ワクチンを勧める医者は感謝されることはほぼありません。でも救われる命があることを知っているので情報発信しています
フランスの地方紙によると、88歳のフランス人男性が、第一次世界大戦の砲弾がお尻の穴の中に入り取れなくなり来院。爆発物処理の専門家が呼ばれ、病院の一部が避難。その後、手術で約20cmの砲弾を摘出したという。 直腸異物は病院でたまに見る病気で、危険なこともあります。 snopes.com/fact-check/ww1…
日本でも特に小児でのコロナ感染が増えているので、医師としてというより1人の親として自分の子供が新型コロナに感染した時の話を書きます。結論から言うと「受けていて良かった」と思いました。去年米国で5-11歳に対するファイザーワクチンが承認されてから比較的早期に僕の子供は2回接種しました。1/
日本を出ると「米は健康に良くない」と捉えている人も多い。「日本人はなぜ米を食べるのか?」と同僚が不思議そうに聞いてきたので、天照大神がニニギノミコトに聖なる稲穂を持たせ、地上に届けてくれた話をしたところ、納得してくれたかは分かりませんが同じ質問はもう日本人にしないように感じました
ボケ、あほ、医学部からやり直せ、医者を辞めろ、製薬会社の回し者、詐欺師、など。 医者として、特に新型コロナやワクチンについて情報発信していると色々なコメントを頂きます。そういう方にも、情報が伝えられるのか、どのように情報を伝えたら良いのか考えるのも医者の役割の一つだと思っています
昔アメリカのスーパーのレジで、例えば3ドル62セントに対し4ドル12セントを渡した時や、3ドル27セントに対し4ドル2セントを渡した時に、怪訝な顔をされ、渡した小銭を突き返され、なんとも言えない悲しい気持ちで店を後にすることがありました。キャッシュレスの時代になり、その悲しみは消えました。
ラピュタ人が滅びた理由は「原因不明の疫病」でした。「人はやせ衰え、些細な病気にも勝てずに」倒れていったとあり、免疫機能障害を起こす病原体が流行した可能性や、近親婚を繰り返したことにより先天的な免疫機能異常の頻度が増えた可能性等が考えられます。原因特定には更なる調査・研究が必要です
メディアで「ワクチンを打たない自由」や「ワクチンハラスメント」を取り上げるなら、それと同時に、ワクチンの有効性や安全性、有害事象と副反応の違い、どのようなデマがあるのかなど、ワクチンに関する正確な情報についても丁寧に報道して頂きたいです。
治療は急激に進歩し、昔「不治の病」と言われた結核は治療可能な感染症となりつつあったことは、『トトロ』を観る際に、医学的に重要な知識かもしれません。結核で亡くなってしまった人の家に、同じ感染症を持った人が希望を持って新しく住めるのは、まさに医学の進歩のおかげだと感じます。
「ワクチンは危ないんじゃないか」と思い、ネットを検索して、ネットの噂話、科学的根拠の低い記事や動画をたくさんみて確信を深めていく人がいます。残念ながら時間とエネルギーを無駄にしています。情報源を公的機関や学会などに絞り、好きな本や映画、大切な人との時間に当てた方がずっと有意義です