ある企業さんの社内報にて。育休をとった男性が「育休体験記を書くことになった」と奥さんに話すと「はぁ?育休なんか取ってたっけ?はぁ?2週間?たった2週間でナニ育てるつもりだったんでしょうか?カイワレ大根ですか?」と言われたことが書かれていて、大変秀逸でした。
イオンモールって個性的なお店もないし、僕からしたらつまらない場所だった。そこに小さな子連れファミリーがなんで毎週末あんなに沢山集まるんだろう、って思ってた。だけどいざ親になってみると、授乳、おむつ、ベビーカーのストレスを考えずに安心して出かけられるのがイオンモールしかなかった。
これめっちゃ大事。
イクメンという世界観が受け入れられなかった理由がわかってきた。「どんな形でも父親が育児参加するならいいじゃん、まず楽しむことからだろ」って思ってたけど、違う。妻が夫と分かち合いたいのは、育児のドロドロの面なんだ。キラキラの面だけ参加されると、夫はやってると思い、妻は孤独を深める。
このあたりに住みつく野良猫にエサを与えている穏やかな不動産屋のおじいさんがいる。きっと苦情なり嫌がらせなりがあったんだろう。『人間の都合で一代限りの命です。どうぞ温かい目で見守ってください。』動物への愛と、真摯に命と向き合っている者としての切なさが伝わってくる。
これからの時代、男女とか結婚にとらわれず、1人あるは複数のパートナーと、生活費の安い地方のアパートを借り、最低限のパートやバイトで収入を得て、オンラインゲームやアニメなどを毎日楽しみながら、ときどき散歩したり自然に触れるのが幸せ、という価値観が発展していくと思う。全然あり。
コンサータというADHD薬が登録制になり、患者さんはIDカードを忘れずに持参しないといけなくなりました。「ガチのADHDに無理に決まってんだろ」という批判もあるのですが、そのIDカードを患者さんに渡す前についうっかりシュレッダーにかけてしまったADHD医がここにいるのでやっぱり登録制は無理ゲー。
奥さんがふと、「自分のことより他人を大切にできる人って結婚前は魅力的に感じるんだけど、そういう人と結婚したら家族もその人の一部になるから、仕事とか上司が優先されるようになる。あなたは自己中なところがむかつくけど、そこが良さでもある。」と言ってて、何回人生やっとるんやと感心した。
共感性が高くて「相手の気持ちを受け取りすぎてつらい」という人は注意しましょう。あなたの感じてる「相手は○○と感じてるに違いない」というのは大体事実ではない。あくまでも「相手が○○と感じてるに違いない、と感じている私」と自分ごとと捉えましょう。お互いのためにこの線引きはめちゃ大事。
最近気づいた育児の難しさって、子を育てる行為そのものではない。愛おしくて可愛くてどんな苦労も厭わないはずの子に対して、繰り返し経験するうまくいかなさ、およばなさ、そこに生じる不安や苛立ちなど「自分の嫌な面」に直面させられ続けられ、そんな中でどこにも逃げられない難しさな気がしてる。
年長まで特性が強く、小学校に上がったら不適応で苦労するだろな、薬使わざるを得ないかなって覚悟するような子も、私立の15人の少人数学級に入ったらいきいき健康に育っていったりするので、まじで早く教育予算倍増して少人数制にして欲しい。子どものことでお金ある人だけなんとかなる社会はうんこ。
僕は全文を読みこの夫婦の仲の良さを読み取りました。企業側もこれを修正させず載せるのは風通しが良い。父親の育休の法律は最近変わり、全ての企業は「育休取る?」と聞くことが義務化され、育休とは別に4週間までの短い休みも取れます。少しでも子育てに前向きなファーストペンギンパパ達に幸あれ。
「自分がADHDであるがゆえに、やりたいことが多すぎてフラフラしている」というのが幻想で、実際は「自分の人生に主体性がないがゆえに、やりたいことが定まらずフラフラしている」ということに気がついた日、世界が少しだけ変わった気がする。
育児クーポンもどうせ中抜き、少額単発、全員には配られない。一方で旅行支援はエグい。みんな黙ってますが、所得制限も上限もなしで、時間とお金さえあれば何十万でも得します。基本的にこの国の税金の使い方は、困っている人に配るより金持ちに配れば金持ちが配った以上に使ってみんな潤うよね理論。
孤独を深めた妻は夫を責める。でも夫はやれる範囲で最大限やってるから「女性ホルモンでガルガルしてる」って思いたいし、お互いのために距離を取りたくもなる。でも妻が向けているその攻撃性の中にこそ、孤独と苦しさと「助けて」が詰まっていて、つまり夫は絶対ホルモンのせいにして逃げたらあかん。
高校時代UNIQLOの工場で日雇いバイトをさせてもらった。ベルトコンベアで流れてくる服をひたすら袋詰めしてダンボールに入れるだけの単純作業。今までなんでも自分は「できるほう」という自信があったが、その日は30分で心が折れ、残りの数時間が地獄のように疲れた。周りの大人達は涼しい顔をしてた。
ふだん子ども達や子育て世帯に全く目を向けないくせに、選挙前にだけ「ごめんね。大丈夫だった?お金必要でしょ?僕達も大変だけど、君だけに特別に5万円あげるから、許してくれるよね?また僕達に投票するか投票に行かないでくれるよね?」って、こんなん国家的DVやん。www3.nhk.or.jp/news/html/2022…
日本の「家族の絆」のなにが残念かって、働く世代にとって本当の意味で「家族の絆」を深めるための子育てや家族時間を全く尊重しないくせに、障害や老化に伴う介護や見守りに関しては圧倒的に全責任を家族に押し付けがちなところ。若者が家族単位を作ることの不安を感じ、少子化が進むのは当然の結果。
育児始めて約1ヶ月。怒涛すぎる毎日に、1日の中で「この表情、声、重み、今だけのこのかけがえのない瞬間瞬間を大切にしよう…」と思ったり、しんどすぎて「お前らまじで頼むからこのまま一生寝ててくれ…」って思ったり、なんか引くくらい自己中すぎて、自分のことわりとしっかり嫌いになりますね。笑
育休を取った父親が、そうでない父親と比べて子への愛情の欠如はないが「拒絶や怒り」が高まるという研究。これ、シンプルに子育ての難しさをがっつり経験して、親としての当事者意識を持ったからじゃないかな。 diamond.jp/articles/-/303…
何度でも吉川先生のこれを思い出したいですね。
「"できた"という成功体験を積ませよう」とよく言われるけど、本当に大事なのは「"自分の意思でやったことを承認された"という体験を積ませよう」だと思う。成功か失敗の結果ではなくプロセスの承認。やらされて成功したことは「我慢して耐えただけ」とほぼイコール。プロセス承認は全てが成功体験。
患者さんが精神科に最初に持ってくる相談事はダミーで、その裏に本当の問題が隠れていることは多い。「相談してもどうにもならない」と本人が一番分かっているからこそ言えなかったりする。僕がわかった気になって見逃している問題がどれだけ多いかを想像すると、僕は自分の診療に一生自信もてない。
これまでワンオペ育児しながら論文を量産する女医の先輩方を何人も見てきたので、自分もちょっとは書けるかなって思ってた。決して育児を舐めてたわけじゃないけど、妻もいるし隙間で自分の時間はそれなりに作れるって思ってた。でも違った、先輩方がウルトラハイスペックモンスターなだけだったよ。
東京都、感染者数めっちゃ減ってて(入院はまだ多いけど)、嬉しい誤算で、ワクチンすごい!制限解除はよ!って気持ちになるけど、これは2ヵ月前に先進国が既に経験しているフェーズで、彼らは制限緩めてまたすぐ医療ひっ迫して制限強めているのが今なので、ここからの緩め方が大事。経済のためにも。