301
世の中は嘘ばっかりで、何かに騙されて生きることになると思っています。そんな社会だからこそ、自分が「嘘じゃない」と思えるものに出会う必要があると思います。そうしないと嘘っぱちだけの人生になりますからね。
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陸上自衛隊の若手陸曹を育成する陸曹教育隊では「俺に続け 俺を見よ! 」というスローガンがあります。これは若さ溢れるリーダーシップを体現した言葉です。ただ、ベテランの上級陸曹教育になると「俺を見るな。先に行け!」となります。これは膝や腰の痛み、老眼と闘うベテランたちのパロディです。
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信用してはいけない言葉の一つに「ここでできないと、どこに行ってもできない」があります。これを信じると上手くいかない時に「自分はどこにも通用しない」という無力感から病みやすくなります。もし言われたら「アフリカの草原でもそれ言えるの?」と心で唱えてください。
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防大時代にやきとり屋で飲んでいたら、隣のおじさんが「ぼくはプーチンと握手したことある」や「ソ連崩壊でぼくの銅像が行方不明になった」と話していました。酔っ払いの与太話かと思ったら、ソ連で「英雄」といわれたビクトル古賀さんでした。レジェンドすぎて笑いました。
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あと一万円などの高額紙幣は避けてください。相手にお釣りがないと使えなくなります。1000円札と小銭で1万円ほどあると吉ですね。
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災害用のリュックには必ず「現金」を入れてください。被災時には金融システムがダウンし、カードが使えなくなる可能性があります。また非常時に現金がないと心細くなり、かなり不安になります。「地獄の沙汰も金次第」なので、現金は必ず持っておいてください。
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もし職場で「なんだよ...」と嫌な思いをしたときは「寄り道」がおすすめです。ストレスを受けると肉体が「戦闘モード」になります。そのまま職場から自宅に帰ると気持ちが切り替わらず、自宅もストレスフルな環境になります。寄り道は「戦闘モードを解除する儀式」だと思ってくださいね。
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あと借金返せないと頭がいっぱいいっぱいになり、犯罪に走る確率が高まります。これはほんとです。
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新社会人に伝えます。ホームレスになる人たちに多いパターンは「寝酒」と「無理なローン」です。仕事のストレスで寝酒をすると量が増え「アルコール依存症」になりますし、無理なローンを抱えると収入が下がったときにアウトになります。人生のバッドエンドは実は身近にありますよ。
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陸上自衛隊の教官は「大柄な人」と「小柄な人」の2人がいた場合、オラオラと指導してくるのは「小柄な人」が多い印象でした。小柄な人が指導役になると、「口がましくなりやすい」というのが私の個人的な見解です。似たような経験ないですか?
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攻撃的な人は「あいつはたいしたことない」と相手の評価を下げることで「自分の価値を高める」という心理が働いてるようです。だから、攻撃的な人ほど批判に弱く傷つきやすいという側面もあります。Twitterで攻撃的なのにナイーブな人は、このパターンだと思ってます。
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私が防大に入校したときに「好きなタイプ」について会話をしている同期たちがいました。「女性のタイプかな?」と思っていたら「う〜ん、僕は『こんごう』かな」と護衛艦のタイプを答えてました。「やべえとこに来たな」と18歳の私は思ったのでした。
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ブラック企業で働く最大のデメリットは「ストレスで脳が萎縮すること」です。「給料が安い」や「労働時間が長い」という次元の話ではありません。半端じゃないストレスを感じる職場で粘らないでください。回復には長い期間が必要になりますし、回復しても前よりも弱くなりますよ。
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肉体・精神的にしんどいときは「嫌な思い出」が蘇ってきやすいです。そういうときは嫌な記憶を「まぼろし」と思ってください。自分の心を惑わす悪魔みたいなものです。心に対して「いま、それを考えてもしょーがないだろ」とわからせることも重要ですよ。
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「なんとなく面倒くさい」と思うと毎日があっという間に過ぎます。でも「なんとなく」で生きているということは幸せなことなので、「何もしなかった」ではなく「何もしない幸せを噛み締めた」と思うようにしてます。ぼんやりして過ごす1日に価値を見出してみてください。
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陸上自衛隊では化学兵器に対する教育で「催涙線香」を使います。この線香の煙を浴びると「喉の痛み/咳/鼻水/涙」で顔面が凄いことになります。この経験から私は「人間はガスには勝てない」と学びました。どんな大男であっても催涙ガスには負けます。護身的には「催涙スプレー」が強いと思ってます。
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「年収300万円でもゆっくり働けるほうがいいや」と思って就職すると、安月給とひどい人間関係で苦しみます。一方で給与が高くなればなるほど、自由度の高い業務と、ユーモアと思いやりの同僚に恵まれます。「給与安い=仕事が楽」の方程式はサラリーマンには当てはまらないのが現実ですよ。
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簡単に信じてはいけない言葉の一つに「俺が責任を取るから!」という口約束があります。ほとんどの場合、責任なんてとってくれませんし、その場のノリで言ってるだけです。「この人が責任とってくれるなら...」という思考でハイリスクなことをやると人生詰みますよ。
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これは私の持論なのですが「生き物として強い人は内臓が強い」だと思ってます。自衛隊時代の同期にパワフルな人たちがいましたが、彼らはトラブルがあっても「カツ丼大盛り」を余裕で食べられる人が多かった印象でした。どんな時でも大盛り飯を食べられる人が「生き物として強い」と思ってます。
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相手に対する「期待値」が高いと「あの人は私をバカにしている...」「ひどいことを言われた...」とすぐにダメージを受けることになります。「まったく傷つかない人間関係」を求める人が一番傷つきますし、傷つかない人間関係なんてないと思ったほうが楽ですよ。
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「辛かったらやめてもいい」は「たかだか仕事、身体を壊すようならやめたほうがいい」という提案の一つです。そして「やめるなら次に何するか考えとけ」もセットです。「仕事をやめたら何もなくなった」は大人の選択ではないです。
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若いときは「あなただけが大変じゃない」とよく言われます。でも大変なのは変わりないし、慰めにもならないですよね。こっちは「みんなが忙しいこと」を知りたいのではなく、「助けて欲しい」のですからね。
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「文字が読める」と「文章がわかる」は雲泥の差があります。文字しか読めない人は、こちらが意図しない「意味不明な解釈」と「感情論」の合わせ技を仕掛けてきます。「相手が何を伝えたいのか?」という気持ちがないと文章はわからないと思ってます。
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あんまり付き合わない方がいい人の特徴は「社会に強い恨みを持っている」だと思ってます。負の感情を成仏させられない人は周りの人のパワーを吸い取り、負のオーラを伝染させます。前向きな気持ちは負のパワーにすぐに負けるので、距離感が大切ですね。
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ダイヤモンド・オンラインさんに「徒歩帰宅マニュアル」を寄稿させていただきました。大切なことは「歩ける距離」を事前に確かめて「2次災害」を起こさないことだと思います。
diamond.jp/articles/-/320…