遠野市立博物館(@tonomuseum)さんの人気ツイート(新しい順)

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初夏の遠野 遠野市綾織町
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お作立てと類感呪術 ミズキの枝に色とりどりの団子を飾り、五穀豊穣を祈る。 小正月には、その年の豊作を祈って、様々な予祝行事がおこなわれる。 お作立ては秋の実りをあらかじめ模倣することによって、それを実際に引き起こそうとする呪術的な行為(類感呪術)といえる。
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初夏の遠野 遠野市綾織町
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夜あやしみあるとき目覚る法 「うちとけて もしも まどろむことあらば ひきおどろかせ わがまくら神」 この呪文を三回唱えて寝れば、 夜、何事でも怪しみあるときに目覚めるという。 一紙物「夜目覚タキ時ノ覚メル法、夜あやしみあるとき目覚る法」 岩手県立博物館 蔵 呪術展資料7/21〜
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古来、神が宿る奥深い山奥で修行し、超自然的な力を身につけた行者は、山伏と呼ばれました。 江戸時代に遠野にいた山伏の多くは、普段は里に住み、病気等の災厄を祓うための祈祷や呪い、村の神社の祭りなどを行なっていました。芸能の伝承者でもあり遠野に山伏神楽を伝えました。 常設「遠野の山伏」
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初夏の荒神様 遠野市青笹町
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呪文に対する信仰は言葉の持つ力に対する信仰に基づいている。 呪符には定型化された言葉が使われ、これを唱えることによって願いを叶えたり災禍を防ぐことができると考えられた。 呪文は神秘的であるほど効力を持つと考えられ日常使わない古い言葉や難解な言葉が使われることが多い。 呪術展7/21〜
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呪詛返しの法 人形を3体作り「河の瀬に祈り続けて払ふれば、出て行くなり又帰りくな」等の歌と九字を書き入れ、祈念して邪気や怨念などを人形に移し、秘歌を唱えながら、河川に流せば身に受けた呪詛はそれを行った本人に返されるという。 『呪詛遍道功大事』より 館蔵 呪術展展示資料7/21~9/24
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丑満参り図 丑の刻参りを行う者は、五徳を逆さに被り三本のろうそくを灯し、白衣に鏡を身に着け、高下駄を履く。丑三つ時に社寺を訪れ、呪う相手を象った藁人形を境内の樹木に五寸釘で打ち付ける。  呪い成就のためには絶対に人に見られずに7日間行わねばならないとされる。 常光寺 蔵 呪術展7/21〜
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初夏の遠野 遠野市青笹町
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汽笛
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飯綱使い 「ごく小さな白い狐を袂から取出して見せた。さうして是さへあれば誰でも俺の様に何事でもわかるし、又思ふことが何でもかなふといふ…其術には年限の様なものがあつて、死ぬ時にはやはり元の有様に戻つてしまふものだと伝へられてゐる。」 「遠野物語拾遺」201話 飯綱の剥製 呪術展7/21〜
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掛軸「白澤避怪図」 白澤は人のことばを解し万物に精通しているとされる中国の霊獣。白澤図は、病魔などの災難よけになるといい、江戸時代に流行した。この白澤避怪図の裏には、この図を持ち歩けばや邪気の類が近づかないなどの説明が付されている。 岩手県立博物館 蔵 呪術展資料7/21~公開
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言葉の力 昔から日本では言葉には呪力があると考えられてきた。言霊ともいわれ、言葉に宿る霊力が、発せられた言葉の内容どおりの状態を実現する力があると信じられた。  言葉を積極的に使って言霊をはたらかせようとする考えと、言葉の使用を避ける考えとの二つの面がある。 呪符展資料 呪符
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夏季特別展「遠野物語と呪術」 会期 7月21日~9月24日 「呪術」とは、神や精霊などの超自然的な力や神秘的な力に働きかけ、種々の願望をかなえようとする行為で、「まじない」「魔術」などとも呼ばれる。本展覧会では、『遠野物語』や遠野と岩手県内各地のまじないに関する資料170点を展示します。
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6/14は「遠野物語の日」 博物館入館無料! 明治43年のこの日に『遠野物語』が刊行されてから今年で113年。常設展示の『遠野物語』初版本に会いに来ませんか。
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ザシキワラシは「室内を歩くには通路が定まっていて、それ以外には決して歩かない。人がその通路を知らずに寝るようなことがあれば、きっと唸されたり、また何か悪戯をされるという。」 『奥州のザシキワラシの話』 佐々木喜善著 1920年刊
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感染呪術 一度接触したものあるいは一つのものであったもの同士は、遠隔地においても相互に作用するという考えによるもの。  狩の獲物の足跡に槍を突き刺すと、その影響が獲物に及んで逃げ足が鈍るとするような行為や誰かを呪うときその人の爪や髪の毛を使うなどの例がある。 常設 遠野の狩猟資料
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山言葉  猟師は、山では山言葉を使う。里言葉はケガレが多いから神聖な山では使わないものだとも、山の獣たちに分からないように隠語で語るのだともいう。  巻物の唱文する者をケサキという。カモシカをアオシシ、アナグマをマミ、猿をエビス、犬をセタ、心臓をサベ、コメをクサノミ等と呼ぶという。
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忌言葉  特定の時や場所で口にしてはならない言葉やその代りに用いる言葉で、猟師が山中で使う山言葉や漁師が海上で使う沖言葉などがある。  神や神聖な場所に近づく際には不浄なものや行為を避けるだけでなく、それを言葉にすることも忌み、代用語を用いたことから生み出されたとされる。
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春の遠野
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「外の地にては河童の顔は青しというようなれど、遠野の河童は面の色赭(あか)きなり。」 『遠野物語』59話 遠野市附馬牛町 重湍渓
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春の遠野
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薬種箱 植物の葉、茎、根などや鉱物、動物のなかで薬効があるとされる部分を加工した薬の原料を分類して保管する箱 常設資料
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禁足地 「トンノミという森の中に古池がある。…昔から人の行くことを禁ぜられた場所で、ことに池の傍に行ってはならなかった。これを信ぜぬ者が森の中に入って行ったところが、葦毛の駒に跨り衣冠を著けた貴人が奥から現われて、その男はたちまち森の外に投出された。」 遠野物語拾遺36話 トンノミ