僕は「新しい」という概念に懐疑的だな。むしろ「置き換える」という考え方のほうが、僕には馴染みが有るね。なぜなら全てはあらかじめ存在しているのであって、新しい物など無いのだから。また、古いものも無い。結局僕たち人間がすでに知得してきた物を繰り返し置き換えているだけなんだ。
(今まで出演した映画で最も気に入っている作品は?) 『地球に落ちて来た男』だ。魅力的な映画だといまだに思う。それに『戦場のメリークリスマス』かな。この2本がベストだと思う。
僕は日本の"バランス"が好きだ。ごちゃまぜの刺激がとても。すべてが古くて、すべてが新しい。これは素晴らしいことだと思う。(79年) ✳︎写真:80年京都にて鋤田正義氏による撮影
今の世の中って、余りにも沢山の情報が溢れている。本当なら何が適切なものなのか選択して生活の中に取り入れていくべきなのに、それが不可能になってるよ。それを解決するには、僕達がもっとシンプルな生活スタイルに戻らなくちゃいけない。(83年)
(ジョン・レノンについて) あれほどオリジナリティのある人は今後現れないかもしれないな。 ✳︎83年12月8日香港公演にて、ボウイはレノンの命日を偲び『イマジン』を歌った
『汚れた血』でドニが苦しみながら路上を突っ走るシーンでデヴィッド・ボウイのモダン・ラヴが流れるんだ!そこのシーンだけ何十回みたかわかんない!ドニがモダン・ラヴで夜のパリを疾走するんだ! ーー峯田和伸(銀杏BOYZ) ✳︎汚れた血:86年レオス・カラックス監督によるフランス映画の名作
僕はいかにも幸福なアルバムが嫌いでね。僕が幸福な時、僕はいかにも幸福なアルバムは聴きたくないし、本当に悲しい時は、幸福なアルバムは聴きたくない。だから個人的に、僕の人生には幸福なアルバムの入り込む余地はあまり無いんだ。
歌詞にばかり目が行く人には本当に腹が立つんだ。曲そのものにはメッセージが込められていないみたいじゃないか。(80年)
(02年ジョー・ストラマーへの追悼文) ザ・クラッシュはパンクを適切な政治運動へと転換させた。そして近年ジョー・ストラマーは、今も伝えるべき価値を持ち続けていることを見せつけていた。早い歳で彼を失うことは辛い悲劇だ。
🍾🎄🎂Merry Xmas🎂🎄🎉 皆さま、素敵なクリスマスをお過ごし下さいね🎅!! David Bowie & Bing Crosby / The Little Drummer Boy
メディアというのは使うために有るんだ。使われてはいけない。
物真似は得意だよ。好きなんだ。楽しいもの。 ✳︎動画:ボウイが自身の曲『アブソリュート・ビギナーズ』を、ブルース・スプリングスティーンの物真似で歌った音声
もし67年の僕が77年の僕を見たら、恐怖のあまり凍りつくだろうな。77年の僕が87年の僕を見たら、自分がこんなに変わったなんて絶対に信じられないだろうな。
僕は過去を悔やんだりはしないし、おだてられて昔を振り返ることはたまに有るけど、過去は「思い出という手土産」じゃなく、「未来へと羽ばたくための翼」だと思うようにしているんだ。
僕はいかなる失敗も恐れない。なぜなら、そのような不確実性の中から、何かが救い出され、何か価値あるものが生まれることが多いからだ。失敗なくして進歩はない。そして、各々の失敗から学ぶ教訓がある。
年を重ねるということは、君が常になるべきはずだった人物になるという素晴らしいプロセスだ。
お誕生日おめでとう。 デイヴおじさんがみんなの幸せを 祈ってるよ。 このメッセージを毎日流し続ければ、 いつか必ずきみの誕生日に当たる。 "デイヴおじさんが祝ってくれた"と 喜んでくれるかな?
走ってみなければ、勝つことも負けることも出来ないんだ。
何をしても文句をつけられる。大がかりにやっても、細々とやってもね。いずれにせよ非難されるんだから、どうやろうと関係ない。自分が何をしたいのかを見極めて、それを実行するのみだ。それしかないよ。
(画家アントニオ・ロペスが、日本のニッカポッカを描いた絵に触発されて) それをわたし風に直したのが、あのジャンプスーツ。ボウイが着用している衣装が、まさか土木作業員の服が出発点になっているとは誰も知らないんですよ(笑)。 --山本寛斎
音楽のお陰で人生の苦痛が弱まり、悲劇が薄まったとまでは言えない。それでも音楽は、孤独な時に誰かと関わりを持つ機会をくれたし、人々と触れ合う為の崇高な手段にもなってくれた。音楽は知覚の扉であり、僕の住む家でもあるんだ。 ✳︎Photo by Masayoshi Sukita
★★★★★★★★★★★★★★★★★ ***HAPPY BIRTHDAY*** ***DAVID BOWIE*** *愛と感謝と敬意を捧げます* ★★★★★★★★★★★★★★★★★
(自身とエルヴィス・プレスリーが同じ1月8日生まれであることについて) エルヴィスはまさに僕のヒーローだった。僕は、彼と同じ誕生日であることに何か意味が有ると信じ込むくらいおバカさんだったね(笑)。
ボウイというアーティスト・ネームは僕が若かった時にボウイ・ナイフから着想したのです。16歳の頃、僕は重い哲学的な物に熱中していて、嘘やらそういったもの全てを切り裂く真実性を求めていたんです。 ✳︎ボウイ・ナイフ:19世紀前半に米国で開発された大型ナイフ
若いうちに変に凝り固まって「分かった気」になっているよりは、失敗したり傷ついたりしながら、なお、自分を探し続けるほうがいいと思うよ。