🇺🇸では何をしてもだいたい褒められるので肯定感しか育ちません。しかし大絶賛され褒め倒されたスピーチでも、数年後に見直すと資料のレベルの低さ、洗練されていない英語の表現、メリハリの無い単調な喋りに気がつきます。つまり褒め倒すのはただのお世辞で、浮かれさせてライバルを蹴落とす手法だと。
🇺🇸ではレストランなどで誰かの誕生日に遭遇すると、その場のお客さんが全員でハッピーバースデーを歌ったりします。事前に連絡しておくと照明を落としたり、店員さんも盛り上げてくれます。数年前にも食事中に突然暗くなり、店内に口笛の音が響き「happy birthday🥳」が大合唱されましたが停電でした。
🇺🇸と言えば🍔です。有名チェーン店だけではなく、どのレストランにも独自メニューがある🇺🇸の国民食です。その中で私のお気に入り全米No.1は直火焼きパティが最高なバーガーキング。ワッパーさえあれば他の🍔はもう必要ありません。一時帰国中も🍔が食べたくなったらもちろん世界一美味しいモスに行く。
誰かの仕事のほんの一部分を見て「簡単そうwww俺でもできそうwww」とか言ってる人がよくいるけど、大谷選手がホームラン打ってくれたらベース1周くらい誰でもできますよね。
先送り癖を改善したい人は行動しない理由を追求してください。すると「分からないから」という原因が出てきます。つまり理解不足だと自分を説得できず行動に至らないのです。そこから「分からなくてもまず動くこと」が大切だと分かります。これが分かったら今日は大収穫なので行動は明日で大丈夫です。
若い方へのアドバイスです。もし仕事を「めんどくさい」と感じたら、それはチャンスです。世の中にはめんどくさいと手を抜く人がとても多いので、そこで頑張ると差をつける事ができます。そして「めんどくさい」を自力で乗り越えると要領が身につきます。と仕事を押し付けられるのがブラック企業です。
「🇺🇸人上司は部下に怒鳴ったりしない」というネタは有名ですけれど、中には怒鳴る🇺🇸人もいます。私だってボスから怒鳴られた事はあります。あれはチームビルディング後のレストラン投票に「どこでもいいよ」と返した時、あの時は本当に本気で怒鳴られました「真面目にやれ!仕事じゃないんだぞ!」と。
日本で英語を勉強してた20年前は何度も壁にぶつかりました。最初は「独学で難解に挑む俺スゲー」と思ってましたが、中学高校の教科書の復習で打開できた時に「難解に挑んでたのではなく、基礎を疎かにしてただけか…」と分かって以来、伸び悩んだら基本に戻るようにしています。初心と急がば回れです。
10数年前にバーで「Go back your country」と言われた際、私はスルーしたけど友人は「俺がどこから来たか当ててみろ」と。そこからGuess? Nice try!みたいなノリになって最後は「飲み過ぎんなよ!」とfist bumpでバイバイ。友人が居なければ間違いなく🇺🇸を大嫌いになるところでした。私は恵まれてる。
今まで見てきた仕事ができる人達は、何でも1人でできるマンではなく、自分の弱点や苦手なポイントを理解していて、周りの人からヘルプを得るための状況説明が上手いです。一方で仕事ができない人はといえば自分が見えてなくて説明下手で「1人でなんでもできるし自立してる」と勘違いして孤立してます。
「学校で習う英語は役に立たない」という論調を時々見かけますけど、体育の授業だけでプロアスリートになった人なんていませんよね。
「若手社員の離職をどう防ぐか」という議論を時々見かけますが、そもそも若手は離職するものです。一度しかない人生、他の職場でも一度は働いてみたいものです。なので必要なのは退職後に戻りたくなる労働環境と、出戻り社員を受け入れる文化です。離職を防ごうと中高年が頑張るとだいたい悪化します。
学生時代馬鹿過ぎた私は「お前はまともな職には就けない」と同級生や先生方から散々言われました。そんな中ある先生が「お前がやればできる人間なのは分かってる」と言ってくれていた話を先日同級生達にしたところ、その先生は皆に同じ事を言っていたと発覚。それでもね、あの時は救われたわけですよ。
投資や事業では「先見の明が〜」と表現するけど、実際は手広くやって成功した部分を伸ばす戦略が多いので、正確に言うならば「方向転換が素早く的確」ですよね。だから教育も「君はやればできる人間だ」と全員を肯定だけして、数年後に「な?俺は先見の明がある」とドヤ顔しませんか。みんな救われろ。
クソリプにイライラしてる人達、まずは落ち着いて、そして思い出して下さい。人には誰だって寝返りができただけでたくさん褒められた時代がありました。そう思ってクソリプを見ると、ツイートを見つけて、リプを入力、そして送信。それだけでも褒めてあげたくなりませんか?私はなりません。まったく。
「お前は海外へ逃げただけ。本当に優秀な人は国内で成功してる」とツイッターで言われると、私は少し嬉しくなります。なぜなら国内での成功が一番という認識は日本人の誇りであり、中身の無い欧米信仰よりも嬉しいからです。でも日本で咲けない人もいるので、海外挑戦もどうか応援してあげてください。
年収1000万がキリがいいので話題になりやすいですが、いったいどれくらい凄いのか計算してみましょうか。例えば大卒で年収1000万円、毎年5%昇給、そして40年間働くとすると、リタイヤ前の年収は6700万ほど、そしてあなたが得る生涯賃金はイーロンマスクの純資産の0.0046%に相当します。誤差の範囲内。
何かを楽しんでいると「真面目に人生を考えろ!もっと上を目指せ!」とか、夢を語ると「もっと努力しろ!行動が伴ってない!」とか言われたりするので、若者は頂上を目指し死ぬほど努力しつつ、寡黙で謙虚に振る舞って、やっと中高年の小言から解放されるようです。社会のストライクゾーンが狭すぎる。
海外に長いこと住んでいると「もう咄嗟に日本語が出てこなくなっちゃって…」という日本の方を定期的に見かけますが、こういう人達は英語も咄嗟に出てきません。ただの老化ですね。
「適切なストレスはパフォーマンスを向上させる」というヤーキーズ・ドットソンの法則があります。しかし上司や顧客などの労働環境からのストレスが適切である事はまずありません。つまり最高のパフォーマンスを得るには「自分で自分を追い込む余裕がある」という低ストレス環境が前提条件なわけです。
有名企業から外資系ベンチャー企業へ40代で転職した知人が「とにかく辛い。残業増。プライベートにも勉強。スピード重視。短期で結果を求められる。勤務先の肩書きがなくなって自分の本当の実力に気付かされてプライド全壊。でも全部許せる。だって給料がいいから」と言ってたのでお給料はホント大切。
「🇺🇸は実力社会」という論調を見かけるたびに「そんなことないよ、実力を出す機会をもらうために根回しが必要なめんどくさい社会だよ」と思ってましたが、先日知人に「それは🇯🇵は実力以前に年齢や性別で評価されやすい社会という意味だよ」と言われて、言語化には広い視野が必要だなと再認識しました。
これは若い方々へのアドバイスですが、上司や先輩から雑用を押し付けられた時は「これは経験値が稼げるイベントだ」と前向きに捉えて頑張ってみてください。雑用でも本気で取り組むと色々な発見がありますし、数年以内には雑用を秒で片付ける極意を編み出せます。そう、後輩に雑用を押し付けるのです。
「仲間内のノリでツイートすると炎上するから気をつけよう」という論調に対して「世に出たら炎上するような表現を仲間内で使用している事がそもそもおかしい」というマジレスを見かけますが、実際そんな人いるわけないのに馬鹿だなぁと思います。ツイッターしてる人は皆ぼっちだから仲間内なんてない。
転職の際に「次の職場でも頑張れよ」とか「君ならきっとどこでも上手くいく」と気持ちよく送り出してもらえると、清々しく離れられます。一方で「お前なんかが成功するわけない」とか「辞めるなんて無責任だ」などと意味不明なコメントをもらったりするとやはり清々しく離れられます。転職は最高です。