10年くらい前サンフランシスコでの乗り換え中に「プロジェクトに英語ができる日本人が欲しいけど、帰国子女はちょっと…」と日本語が聞こえてきて、忖度できる純日本人が求められてるのかなと思ったら「最低でもマリカとかぷよぷよは強くないと」と続いたのでプロジェクトが気になって夜しか眠れない。
今日ボスとの面談中に政府系のプロジェクトもやらないかと聞かれたので「私の英語は政府系の固い人には🙅‍♂️」と断ったところ「お前のスピーチは大丈夫だぞ。資料の文章はおかしいけど」と言われて、私は逆だと思ってたので「マジで?😳」と返したら「まあ本当はどっちもおかしいけど」と言われた月曜日。
私の勤務先は🇺🇸人は6割ほどで4割は外国人です。この話をすると「多様性がある職場だね」とよく言われるのですが、国籍を超えて優秀な人を集めるのは経営的合理性なので、これは多様性ではありません。本当の多様性とは優秀ではない人も必要なのです。つまり職場の多様性に貢献しているのは私だけです。
「🇺🇸は実力社会」と時々見かけますが、確かに実力さえあればあとは博士号と白くて完璧な歯並び、ジムに通って体を鍛えて趣味はランニング、休日でも私服はセミフォーマル、いつも笑顔で時事ネタを嗜み、雑談では映画のセリフを引用してユーモアと教養をアッピールするだけで出世できる実力社会ですね。
渡米が決まった際は「優秀な人は🇯🇵で通用してる。海外へ逃げただけw」と言われました。解雇されて帰国した際は「海外で通用しなかったから逃げてきたw」と言われました。こういう嫌味を言わなきゃ気が済まないタイプの先輩とFacebook で繋がってると、ツイッターのネタに困らないのでオススメです。
🇺🇸人同僚達が会議前の雑談で「日本人は偽物作るのが上手いんだよ、もちろん本物みたいに精巧にできてる。値段だって本物よりかなり高いんだぜ?」と、突然日本をディスり始めて一瞬身構えたけど、まずは彼らの言い分を聞こうと気持ちを落ち着かせよく話を聞いたところ、ただの食品サンプルの話でした。
🇺🇸のお菓子パッケージの98%くらいは "Open here" からは開きません。またそこから無理やり開けると大惨事になるようにデザインされてます。なので他の所から開けるかカッターやハサミを毎回使わなければなりません。この辺りの生活力が試される大地、それが🇺🇸です。ちなみに残りの2%は既に開いてます。
若い方々にアドバイスですが、世の中には最初から面白い仕事はありません。だから今の仕事が面白くないと愚痴る前に数年間はそこで頑張って下さい。そうすると芽が出て花が咲きます。お仕事というのは、やり終えて初めて面白かったと分かるのです。と偉い人が語ってたらブラック企業の可能性高いです。
40前後で人生の着地点がぼんやりと見えてきます。すると「このままで良いのか」という漠然とした不安から「中年の思春期」がやってきて、いい歳した大人が突然筋トレや勉強を始めたり、転職や起業について語り出したり、目的もなく英会話を始めたりするのは、とっても楽しいので皆さんオススメですよ。
私もそうですが、ぼっち気質な人は自信を持ってください。学生時代はウェーイ系に追いやられ肩身が狭くても、社会に出たら「孤独に強い」のは長所でしかありません。周囲の人達から承認されたいという欲求を持ってない我々は詐欺にもマルチにも引っかからずメンタルは既にボロボロなので安定してます。
私の勤務先のオフィスの冷蔵庫ではビールが冷やされてます。不謹慎?大丈夫。普段はロックされてます。これを開けられるのは次長の秘書だけ。定期的に開催されるチームビルディングの際に解放されます。しかし先日はその秘書が暗証番号をド忘れして…でも大丈夫。みんな暗証番号知ってるので安心です。
「語れるようになりたい」とインプットに励む人を時々見かけるのですが、今までのインプットで語れない人は、インプットだけを増やしても語れるようにはなれないと思います。素振りも大切ですけど、打席に立って空振りすることも大切です。恥をかいた方が早いことって世の中には結構あると思いますよ。
🇺🇸のBusiness listeningの大切な要素に「相手の話をさえぎらない」があります。上司や顧客相手だけでなく、部下や新人相手でも傾聴はとても重要です。相手の話をしっかりと聞くところから信頼関係が始まるわけですね。そしてこのマナーをプライベートでもきっちり守ると英語ができなくてもバレません。
ミケランジェロの言葉に「目標が高すぎて失敗することよりも、低すぎる目標を達成してしまうことを恐れよ」とあります。前半は言わずもがなですね。後半を読み解くと、低すぎる目標を達成して立ち止まった人達の成れの果てが昔の自慢話を繰り返す中高年なのかなと思います。今を語れなくなるんですね。
別に言葉の定義でどうこう言うつもりはないのですが、プライドって自分に対する怒りとか許せない感情であって、いわゆる職人気質的なものだと思ってます。だからよく「プライド高そう」とか「プライドだけは高いw」みたいに使われてる場合の「プライド」をみると、それはうぬぼれとか見栄なのかなと。
「歳上相手でも物怖じせず、ズバズバ物申す俺カッケー」というムーブをキメてる若者が中高年になった時が、若い世代にとっての本当の地獄のような気がします。ひょっとすると今かも知れません。
渡米直後は至る所で🇯🇵と比べて「🇺🇸は雑」と感じてましたが、最近では🇯🇵の商品やサービスを見かけると「気遣いがあって素敵だな」と幸せな気分になります。つまり幸福度を上げるには、比べるのを止める。期待値を下げる。そして加点方式にする事ですね。あとこれは関係ないだろうけど🇺🇸はお給料が高い。
今日🇺🇸人同僚がplot armorと言ってたので「脚本の鎧兜?何それ」と尋ねると「ストーリー上の理由で何があっても守られてるキャラクターに対する皮肉。🇯🇵にもある?」と言われ「作者の都合」「大人の事情」を直訳して伝えたら「もっとユーモア溢れる表現は無いのか」と怒られが発生しました。あります?
「楽して稼ぎたい」という若い人に「どんな仕事が楽だと思う?」と聞くと「得意じゃなくてもいいけど、努力が苦にならない程度に苦手ではない分野」と普通の要望でした。そして「聞く耳持たず頭ごなしに『そんな仕事はねぇよ!』と否定してくる中高年がいない職場」と、なるほどあぶり出しだったのね。
皆さんもご存知の通り、英語で息子は son です。なので息子の名前を自分の名前+sonにする人もいます。つまりジャックは息子にジャクソンと名付けるかも知れないし、デビッドの息子はデビッドソン、そしてジョンの息子はジョンソンかも知れません。なのできっとフランシスの子供の名前はフランシスコ。
「40過ぎても毎日勉強してるよ」と日本の知人に言うと「一生食える技術ではないんだな」と言われたりします。確かに昔は「手に職をつけろ」「食いっぱぐれない資格を取れ」などとよく言われたものです。でも逆に考えると「勉強し続けるだけで一生食える」わけです。退屈しなくていいしわりと理想です。
そろそろ寝ますので最後にオレゴン名物ブードゥードーナツの拾い物画像です。一見したところ激甘に見えるかも知れませんが、でもこれは百聞は一見にしかず、実は超激甘なんです。コーヒーにとてもよく合います。
🇯🇵でドーナツをひとくち食べて「あーこれちょっと重たいかも」と言う人を見かけると、軽くてふわりとほどける美味しいミスドのドーナツに甘やかされてるなと思います。一方🇺🇸ではドーナツをひとくちも食べずに「手に持っただけで重たいwなにこれw」と言う人を時々見かけるので筋トレしろよと思います。
数年前に同僚達とスキーに行った翌日に「全身筋肉痛だぜ」とみんな口を揃えて言ってました。私はよくできた日本人なので「ほんと、俺も」と口を合わせましたが、あの時、実は全然平気で心の中では「何だよお前ら、運動不足なんじゃねーの?」と思ってました。私が全身筋肉痛になったのはその翌日です。
先日スーパーのレジでかなり失礼な対応をされたけど、その人は私の前の白人男性客にも同じ態度だったので、ただの不機嫌か、もともとそういう人なんだと思う。でも私が前の人へのその対応を見てなかったら「私がアジア人だから嫌な思いをした。これは差別だ」と勘違いする可能性もあるな、と思った。