新型コロナウイルスをはじめ、新たな感染症の研究に活用するため、患者さんの血液等のサンプルや治療情報を集めた大規模な感染症データバンクを国立国際医療研究センター等が立ち上げました。今後、新型コロナの患者、1万人分のデータを集め、研究機関等に提供していきます。 www3.nhk.or.jp/news/html/2021…
日本アレルギー学会は新型コロナウイルスワクチン接種について、アレルギー疾患を持つ一般の方向けの声明文を発表しました。学会としては、殆ど全ての方にワクチン接種を推奨しています。“アレルギー疾患があるから”とワクチン接種を諦めず、主治医にご相談下さい。 jsaweb.jp/modules/news_t…
東京の直近7日間のCOVID-19新規陽性者数は一日平均4275人です。このうち約1.6%が重症化するとされ人工呼吸器管理等の治療を必要としています。医療資源は無限ではなく新規陽性者数を確実に減らす事が最も重要ですが、軽症中等症の患者さんを継続的に見守る事のできる大規模医療施設の整備も急務です。
新型コロナの新規陽性者数が、東京都で5千人、全国で2万5千人を超える日が出ています。家族内感染も増えており、いつ誰が感染してもおかしくない状況です。感染しそうな場所にはできるだけ行かない、マスクは鼻から顎までしっかり覆うなど、一人ひとりが感染対策を行うことが重要です。
今日からパラリンピック東京大会が開幕します。午後には上空をブルーインパルスが飛行する予定です。ただし、新型コロナの感染状況は、予断を許さない状況です。選手や関係者のみならず、私たち一人ひとりが感染対策を徹底して行動することが重要です。
NCGM救命救急センターには、1日平均約60件のCOVID-19陽性患者受け入れ要請が来ています。3室しかない隔離室を6ベッド運用して対応しています。病棟も重症の患者さんが多いため即入院とはいかず、翌日になっても入院できない患者さんが救急の隔離室に常時5~6人滞留しているのが現状です。
東京都のCOVID-19新規陽性者数は高止まり傾向ですが油断は禁物です。8/30の自宅待機者は2.2万人を越え、人工呼吸器管理の重症者は287人と過去最高レベルです。病棟逼迫のため救急外来で一晩経過を見ることも常態化しています。通常診療の崩壊を防ぐ為にも今は新規陽性者数を減らす事が非常に重要です。
東京都のCOVID-19新規感染者数が減少に転じています。救急の現場では、先週末頃から急速に陽性患者の搬送依頼数が減少しています。しかし、一旦重症化した患者さんは容易には回復せず、重症用ベッドは埋まったままです。重症病床の逼迫状況が改善するには、もう暫く時間がかかりそうです。
シンガポールではCOVID-19のワクチン接種率が国民の約8割と極めて高く、社会活動の制限が緩和されました。しかしこの2週間で新規陽性者数が再び増加に転じています。日本でも同様のことが懸念され、ウイズコロナ時代の行動緩和には慎重さが必要です。重症者は一定の割合で生じる「現実」があります。
COVID-19の第5波がようやく収まりつつあります。緊急事態宣言も解除される見込みですが、いつ再燃するかわかりません。変異株の猛威も排除できません。徐々に以前の日常に戻ることが大事です。Withコロナとして3密を避けるなど、引き続きの感染対策は、とても重要です。
10 月になりました。マスクをしていても気にならない季節になりました。今日から緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が解除になりますが、もう暫く、ユニバーサルマスキング、三密回避、室内の換気、手指消毒の徹底などの感染防止対策を継続します。
世界各国で新型コロナのワクチン接種後に感染してしまうブレイクスルー感染が散見されており、日本でも一定数確認されています。ただし、ワクチン2回完了者は非接種者に比べて症状は軽く、重症化のリスクは低い傾向にあるようです。NCGMは引き続き、診療や研究を進めて参ります。
NCGMは、COVID-19感染者の4人に1人が半年後も後遺症と思われる症状があると発表しました。女性の方がだるさ、味覚や嗅覚の異常、脱毛が起こりやすく、1年後も約8%に何らかの症状がありました。ワクチン接種も進み、第5波は収束に向かっていますが、感染対策の継続、罹らない、うつさないが重要です。
WHOが接種を推奨するマラリア予防ワクチンが、初めて誕生しました。長年の懸案でしたが、現在も世界で毎年40万人以上が死亡しているマラリア対策において画期的な成果です。マラリア予防ワクチンを必要としているアフリカの子どもたちに、きちんと届くことを期待しています。
COVID-19新規陽性者数の激減に伴い、10月25日から飲食店の時短営業が一斉に解除されました。大変喜ばしいことですが諸外国をみると、ウイズコロナ時代の生活のあり方を国民一人ひとりが真剣に考える時期に来ています。ワクチンも万能ではありません。引き続き、個人でできる感染対策が非常に重要です。
新型コロナの新規感染者の減少が続き、都内でも飲食店の営業時短が解除されました。飲食店の皆様のためにも、このまま感染が収束に向かうことを祈ります。一方で、英国等ではワクチン接種が進んでも感染が再拡大しています。NCGMは“第6波”を想定して、緊張感をもって対応の備えをいたします。
NCGMセンター病院では11月1日から入院患者の面会を解禁しました。毎日300人前後の面会者が訪れています。現時点では短時間の面会にとどめていますが、やはり患者さんには肉親や友人等の励ましが一番力になるのでしょう。COVID-19の感染拡大が生じない限り、面会を続けていきます。
昨夕の電車は、密とはいわないまでも結構混んでいました。しかし殆どの皆さんがマスクを装着し、会話も殆ど聞かれませんでした。現在我が国では3回目のコロナワクチン接種が検討されていますが、欧州でのCOVID-19再燃を見ると、国民自らの感染対策の意識がとても重要だと改めて思いました。
全国のがん診療連携拠点病院などで、2020年に新たにがんと診断された人は、2019年に比べて6万人減りました。COVID-19の影響で検診や受診を控える人がいた影響と思われます。 がん検診は不要不急の外出にはあたりません。がん検診はいつも通りの受診を。
世界的にオミクロン型変異ウイルスの感染拡大が懸念されています。12月6日現在の日本での検出例はいずれも海外からの持ち込み例ですが、早晩、国内感染事例の報告も想定されます。まだ十分な情報が得られていないため、扇動的な情報に惑わされることなく、感染対策の基本を実践することが肝要です。
オミクロン株がどの程度のものかまだわかりませんが、世界中に広がっています。感染力は強いものの、患者は若年者、症状は関節痛や喉の痛みなどが多いとされています。超高齢社会の日本で蔓延化した場合、どのような状況になるのか誰にも予想できませんが、各医療機関の柔軟な対応が望まれます。
落ち葉の多さに冬の到来を実感する時期になりました。冬に流行する「お腹にくる風邪(感染性胃腸炎)」の対策には、新型コロナ対策には有効なアルコールでの手指消毒だけでは効きません。しっかりとした手洗いは、すべての基本になります。どうぞ十分にお気をつけください。
WHOは18日オミクロン株について「市中感染が広がる地域では1日半から3日で倍増している」と明らかにしました。英国や南アフリカの状況を見ると納得します。日本でも入院を要する患者さんが一気に増える可能性があります。これまでの感染対策の継続は勿論、3回目のワクチン接種も有効のようです。
NCGMの研究者は、オミクロン変異株に感染した11例の臨床経過とウイルス排出期間に関する研究論文を発表しました。 ★論文サマリー ncgm.go.jp/news/2021/2022…
(続き) 成人は全員がワクチン2回接種後で、重症化した患者はいませんでした。 オミクロン変異株による感染では、2回のコロナワクチンが接種され症状が軽い場合でも、ワクチン未接種で罹患した人と同程度の期間ウイルスの排出が続く可能性がありました。