東京では新型コロナ新規陽性者が1か月ぶりに400人を越えました。下げ止まりではなく増加傾向です。桜も開花し、お花見や歓送迎会の季節となってきましたが、感染拡大防止のため、会食の自粛にご協力ください。緊急事態宣言が解除になっても感染予防対策は変わらず続けましょう。
2度目の緊急事態宣言が解除されました。この1年間を振り返ってみても画期的な治療薬は出ておらず、ワクチンの接種も始まったばかりです。当面は各自がマスク着用、手指消毒、3密回避など、感染対策の原点に帰って、引き続き気をつけましょう。
緊急事態宣言は全面解除されましたが、COVID-19新規陽性患者数は下げ止まり、変異株の増加も報告されています。一方、3月末~4月初めは桜を愛で、卒業、入学、就職など人生の大きな節目と重なり、気持ちが高揚する時期です。引き続き3密を避け、手洗い励行、マスク着用など感染対策をお願いします。
「世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし」。桜の花のために人の心が穏やかでなく、それほどまでに桜が素晴らしいものとした在原業平の名句です。せっかく桜が咲いたのに、別の意味で穏やかではない毎日です。来年こそは桜の花のせいだけで「穏やかでない」心になりたいものです。
リバウンドの傾向が見え始め、新型コロナの新規感染者数は、既に昨年夏の第2波を越えて増えています。今は変異株の感染も見られます。新年度まであと数日。ちょっとした油断がクラスターを生むかもしれません。今一度、感染対策について皆様のご協力をお願いいたします。
COVID-19で一番問題となるのが、重症患者用病床の確保です。重症患者は長期入院となり、ウイルス陰性化後も回復に時間がかかります。重症患者の“後方ベッド”を確保してもらえれば、新たな重症患者を受け入れることができます。このシステムづくりが急務です。
競泳の池江璃花子選手が東京五輪代表に内定しました。白血病を克服、本人の血の滲むような努力があってこその偉業です。コロナ禍で先行き不透明な社会に元気を与えました。彼女の言う「努力は必ず報われる」も名言ですが、医療に携わる者としては、医学の進歩にも心から敬意を表したいと思います。
東京でもCOVID-19の新規感染者数が500人を越える日が続いています。変異株の割合も多くなっていますが、感染対策は今までと同じです。もう一度ふりかえって、手洗いの徹底・マスク着用、ソーシャルディスタンス、3密回避を徹底を心がけましょう。
N501Yと呼ばれる変異ウイルスが関西では猛威を振るっていますが、関東にも及んできました。 感染性が高く、重症化しやすい可能性があり、若年者にも感染が広がっています。 いま一度、3密を避け、マスク着用、手指衛生、複数人での会食をしないなど、感染対策をお願いします。
感染力の強いCOVID-19の変異株(N501Y)が猛威を振るっています。東京もいつ大阪のように感染爆発が起こるか予想がつきませんが、第4波に入っているのは明らかです。感染症対策の基本はひととの接触を極力避ける事です。大型連休を控え、マスク着用、3密回避、手洗いの大切さを改めてご認識下さい。
4/23に開催された日本呼吸器学会の緊急シンポジウムで、変異ウイルスについての報告がありました。変異ウイルスは従来型に比べ、重症化するスピードが速いようです(1~2日程度)。ただし、治療法に関しては従来株と変わりはありません。臨床現場としては早期診断、早期治療が第一です。
いよいよ高齢者対象のワクチン接種が本格的に開始されます。医療従事者を対象にした先行接種の報告では、1回目より2回目に発熱、倦怠感、頭痛の発症頻度が高くなりました。NCGMでも同様の結果で、2回目に全身反応が強く出る傾向でしたが、接種4日目までには症状はほとんど消失しました。
緊急事態宣言発令中の東京都のCOVID-19陽性者が確実に増えています。先週末には再び1000人を越えました。変異株の蔓延も明らかです。 NCGMも今は何とか持ちこたえていますが、いつ病床が逼迫しても不思議ではありません。個人の感染対策はもちろんですが、ワクチンが広く行き渡ることが重要です。
NCGMにおける新型コロナワクチン接種後の健康観察について、結果を公表しています。 第1回接種後よりも第2回接種後の方が、症状が多く報告されていますが、接種4日目までには症状の多くが消失していました。 ncgm.go.jp/news/2021/2021…
日常生活に支障がある症状を経験した職員の割合も、半日以上仕事を休んだ職員の割合も、第1回接種後よりも第2回接種後の方が高くなっていました。 ncgm.go.jp/news/2021/2021… 国民の皆様を対象としたワクチン接種がこれから本格化していく中、NCGMの経験を参考にしていただければ幸いです。
東京などに出ている新型コロナの緊急事態宣言は6月20日まで延長となりました。全国の新規陽性者数は、全体として減少傾向ですが、依然として高止まり状態です。対策を徹底すれば、感染はより一層減少します。ワクチン接種者も増えてきました。引き続き、感染対策を励行します。
NCGMメディア勉強会で満屋研究所長がファイザー製ワクチンと中和活性について発表しました。20~70歳の被検者で、年齢が高いと中和抗体価は低下傾向ながら有意な低下とは言えません。また副反応の強さとも相関はありませんでした。高齢で副反応が少なくても、ワクチン効果が弱いわけではありません。
新型コロナウイルスに感染すると中和抗体が産生されますが、その中の一部がウイルス感染を阻止(中和活性)するにすぎません。中和抗体量が多いほど中和活性が高いのは事実ですが、中和抗体と中和活性はイコールではありません。研究結果を科学的に評価する際には注意が必要です。
今週から全国的にCOVID-19ワクチンの大規模職域接種が始まりました。短期間でロジ周りを担当していただいた皆様には本当に頭が下がります。しかしワクチンが全てではありません。接種することでCOVID-19に罹ったり重症化したりする可能性は低くなりますが、個別の感染対策は引き続き重要です。
梅雨が明け、暑い夏がやって来ました。オリンピックは無観客になったため、観戦者の体調不良による救急受診は減りそうです。しかし、都内のCOVID-19感染者は増え、さらに熱中症による入院患者が増える兆しがあります。熱中症対策を徹底しましょう。
東京都のCOVID-19の感染者が7月28日、2日連続で過去最多を更新し3117人となりました。入院患者数も2995人と3000人に迫っています。東京都の感染状況・医療提供体制の分析では、感染が拡大しており、通常の医療が大きく制限されていると思われる、と報告されています。
8月1日にNHKニュースで報道されましたが、NCGMの調査によると、従来感染経路不明とされていた方の中に、会食や会合など、既知の感染リスクの高い場面でのマスク着用の不徹底が明らかになりました。改めて、自分の周りの感染リスクへの注意が必要です。
米国CDCは、COVID-19のデルタ株は水ぼうそうと同程度の強力な感染力があると発表しました。1人の患者さんが平均5~9.5人に感染させる可能性があり、風邪や季節性インフルエンザなどに比べ格段に高くなっています。ワクチン接種後でも3密回避、マスク着用、手洗いなどの感染対策は、今後も重要です。
新規コロナ陽性者の増加が止まらず、状況が厳しくなっています。病院では退院する人より入院する人が増えれば病床が埋まってしまいます。症状が重ければケアするスタッフもより多く必要です。マスクなしの会話、集団会食など感染リスクの高い行動は、自分の為にもみんなの為にも控えたいところです。
東京都の医療提供体制が逼迫しています。8月10日、救急隊が5カ所以上の医療機関に受入要請、または選定開始から20分以上経過しても患者の搬送先が決まらない件数(救急医療の東京ルール適応件数)は、180件となっています。