沖縄県で新型コロナウイルス感染症の感染急拡大が続いています。これは東京都の増加傾向を大きく上回っています。中国での新型コロナ陽性者の増加が報道される一方、米国では感染が広がっている新型コロナのほぼ全てがXBB系統と報告されています。引き続き、国内外の感染動向に注意が必要です。
モデルナ社による新型コロナリアルタイム流行情報サイトによると、コロナ陽性率は若干上昇し、感染者数も増えているようです。NCGMでも休日にはコロナ陽性者の搬送依頼があり、入院となっています。高リスク因子を持つ方は引き続き、注意が必要です。 moderna-epi-report.jp
新型コロナウイルス感染症の感染症法上の取り扱いが5月8日から5類に変更されます。これに伴い、各方面で感染対策の見直しが進みます。医療現場も例外ではありませんが、ウイルスの特性に大きな変わりはありません。院内感染を防ぐための対策は必要であり、NCGMは引き続き感染対策を徹底していきます。
12月20日、東京都のCOVID−19新規陽性者は20,513人でした。2万人を超えるのは約4か月ぶりで、年末に向けて感染者数は増えています。今年こそはと年末年始の恒例行事を楽しみにされている方も多いと思いますが、救急医療や通常診療が制限されないよう、個人でできる感染対策はこれまで以上に重要です。
“手術や入院が決まったら、まずは歯医者さんへ”。医療の新しい常識です。これは「周術期口腔機能管理」、いわゆる口腔ケアのことですが、従来のムシ歯治療とは異なります。手術や化学療法等により免疫力が低下して起こる局所感染や誤嚥性肺炎など、術後の感染症や合併症の予防に効果を発揮しています。
NCGMセンター病院はCOVID-19患者数の増加に伴い、10月24日から再開していた面会を11月21日から禁止しました。入院要請も日毎に増え、50件以上断られた患者さんが救急車で搬送されたケースもありました。現在主流のオミクロン株BA.5以外の変異株も出現しており、医療機関は厳戒態勢に入っています。
11月11日、東京都の新型コロナウイルス新規陽性者数は7,899人となり、増加傾向を示しています。今のペースで感染が拡大すると、2週間後には現在の2倍超の新規陽性者が発生すると、東京都は分析しています。NCGMはCOVID-19診療チームを設置するなど、感染症への対策強化や情報提供を進めています。
COVID−19の新規陽性者数が全国的に増加しています。東京都では11月5日の新規陽性者の前週比が約2倍となりました。インフルエンザとの同時流行も懸念されています。繰り返しになりますが、TPOに応じて3密の回避、手洗いの励行、マスクの着用、室内の定期的な換気は重要です。
薬局でもらうお薬のシートに、バーコードが印字されるようになったことをご存じですか?これは「GS1バーコード」と呼ばれるもので、その商品を世界で一つのものとして識別できる国際標準バーコードです。薬機法の改正により、医薬品、医療機器へのバーコード印字が義務付けられました。
COVID-19入院患者数は確実に減少しており、第7波は収束したと考えられます。COVID-19肺炎による重症患者数は少なく、基礎疾患の増悪や高齢による全身状態の悪化で入院される患者さんが殆どです。このままCOVID-19が通常の感冒ウイルスに変わっていくことが、ベストシナリオです。
南半球のオーストラリアではインフルエンザと新型コロナウイルス感染症の同時流行が報告されています。日本では小児のRSウイルス感染症や手足口病などが増えています。オーストラリア同様、この冬、日本でもインフルエンザが爆発的に流行する可能性があります。基本的な感染症対策の徹底が重要です。
東京大学とNCGMの研究班は、HEPAフィルター使用でエアロゾル中の感染性SARS-CoV-2を室内空間から経時的に除去できる事を実証しました。抗ウイルス剤塗布型HEPAフィルターのSARS-CoV-2エアロゾル捕捉率は、“従来型”と同等でした。この成果は、医療機関や家庭での感染拡大防止に貢献すると期待されます。
あと1週間ほどで9月を迎えます。社会は行動制限もなく海外渡航も可能ですが、コロナ禍はまだ収束していません。東京都では13日連続で毎日2万人以上が新規陽性者となっています。8月22日(月)は約1万5千人と減少しましたが、救急医療は依然として逼迫しています。基本的な感染対策は今後も重要です。
★プレスリリース 『小児コロナ入院患者における症状などを“デルタ株流行期”と“オミクロン株流行期”で比較』 ~オミクロン株流行期は“けいれん”が多く、ワクチン接種済みの患者で重症化した患者はいなかった~ ncgm.go.jp/pressrelease/2…
国立成育医療研究センターとNCGMの研究チームは、NCGMが運営するCOVID-19レジストリ「COVIREGI-JP」を利用して、オミクロン株流行期の小児COVID-19による入院例の疫学的・臨床的な特徴を検討しました。その結果、オミクロン株流行期は痙攣が多く、ワクチン接種済みで重症化した患者はいませんでした。
お盆は、サイバー攻撃が増加する期間です。“攻撃者”は日本のカレンダーを熟知していて、体制が手薄になる時期を狙ってきます。休暇前に使わない端末をシャットダウンして、電源を切っておくことが重要です。これは節電にもつながる対策です。
爆発的な新型コロナ新規陽性者の増加に伴い、入院患者さんも増えています。東京都では、連日2万人超の新規陽性者が報告されています。NCGMでも職員が感染したり濃厚接触者となったりして、出勤できないケースが増加しています。再び通常診療を制限せざるを得ない事態になることを大変危惧しています。
オミクロン株による感染爆発が収まらず、検査を受けられない“検査難民”も増えています。「医療機関による確定検査⇒保健所への届け出」と言うスキームでは最早さばき切れません。例えば、抗原検査キットで判定し、その後の行政対応と医療提供体制につなげるようなシステムが必要です。
昨日の東京都の新型コロナウイルス新規陽性者は11,511人。一日の陽性者が1万人を上回るのは3月16日以来、約4カ月ぶりです。第7波の到来です。入院が必要な患者さんも徐々に増えています。密な場所でのマスク着用や大きな声での会話や大人数での会食を避けるなど、自衛策は今後も大切です。
5月31日は世界禁煙デーです。2019年度のデータでは日本人男性の喫煙率は27.1%、女性は7.6%、男女合わせると16.7%でした。タバコによる健康被害は広く知られ、本人だけでなく周囲の人にも受動喫煙として影響します。なお、加熱式タバコ(電子タバコ)の安全性は証明されていません。
コロナ禍で、がん検診受診者が減少しています。その結果、見かけ上のがん患者数は減っていますが、特に無症状が多い早期がんの患者が大幅に減り、ステージの高い進行がん患者が増加しています。検診で見つかるがんの約6割は治る可能性が高い早期がんです。コロナ禍でもがん検診の受診は有用です。
5月24日は世界統合失調症デーです。日本での患者数は約80万人といわれています。統合失調症に限らず、偏見のために健康上の問題を公にしないご本人やご家族が多いことが課題です。適切な治療や支援が行き届くよう、多くの人間が正しい知識を持ち、温かく受け止められる社会でありたいものです。
新型コロナ新規陽性者はピーク時と比べて落ち着いてきている印象があります。厚労省専門家会合では、屋外で人との距離が確保できる場合や距離がとれなくても会話が少ない場合は、必ずしもマスクは必要ないとしました。しかし当院の入院前PCR検査では、陽性が確認される患者さんが少なくない状況です。
最長で10連休となる大型連休が目前となりました。この2年余り活動自粛をしていたので、今年は外出されるという方も多いと思います。しかしコロナ禍はまだ収束していません。新たな変異株の出現などにより再燃の可能性もあります。一人ひとりの感染予防対策が、引き続き重要です。
ロシアのウクライナ侵攻の影響は歯科にも及んでいます。銀歯等に使用される希少金属「パラジウム」はロシアが世界最大の産出国で、侵攻前から上昇傾向だった価格が2倍近くまで高騰しています。歯科では「脱金属」が進んでいますが、代替が直ぐにきかないため、事態は深刻化しています。