だいたいの人間は、迷惑行為を倫理道徳や法律以前に、他の娯楽のほうが楽しく、してもクソつまらないし、そう予測できる。よく言われる失業率や治安その他とは別に、娯楽があると犯罪や麻薬使用率が減るという統計がある。これだけ娯楽がある日本でも、なお触れられない文化的貧困が一部にはある。
Twitterの凍結解除で、もののけ姫の乙事主風に「戻ってきた。黄泉の国から戦士たちが帰ってきた!」という台詞で遊ぶ人が散見される。ただ、作品では帰ってきたように見える戦士は生皮を被った別のなにかであり、帰ってきたフォロワーは本当に元のフォロワーか? という思考遊びもありえるなと。
こういう事例をたまに見る。類似の裁判事例を身近で聞きつづけたけど、その場合は境界性人格障害(境界性パーソナリティ障害)の予兆だった。若い女性に多いのでこの行動が出たら、まず最初に病気ではと疑ったほうがいい。 twitter.com/asunny_pla/sta…
角川時代から、原稿が編集部の棚に突っこまれているだけで紛失と汚損と盗難が多発し、再録や復刊や画集が出ないことがある。私もその被害を受けて大変だった。その後に保管庫を作っているといいのだけど。 twitter.com/NaoyukiKatoh/s…
薩摩ホグワーツを見ると作品も改変され ハリー・ポッターと知恵捨ての意志 ハリー・ポッターと秘密の貿易 ハリー・ポッターと薩摩藩の囚人 ハリー・ポッターと炎の誤チェスト ハリー・ポッターと不惜身命の武士団 ハリー・ポッターと謎の藩主 ハリー・ポッターと死の勤王 で、江戸から幕末の話と分かる
藤鷹ジュピロ「一生残る恐怖と衝撃で、一生残る愛と勇気をね!」 私「藤鷹先生が言うなら従うしかないね」 読者「藤鷹先生は一生残る恐怖と衝撃であって、地獄を描けとは言っていない」 私「あ」
「作中人物の頭の程度は、作者の頭の良さを超えない」はいろいろな方法で補える。問題はむしろ「作中人物の善性は、作者の人間性や偉大さを超えない」のほうで、頭の良さが第一に置かれて、善性について語れない創作と語られない場は少し寂しい。
天才や賢い人、王や将軍や戦士にのみ善性や偉大さがある訳ではない。見知らぬ子供でも命がけで水難救助に向かう人、戦争で荒れ果てた地を復興する人々、苦しみ傷ついた人に優しい言葉をかける人、時に幼子にすら偉大な人間性や善性は発現する。そこを見つけ描くのが創作の一側面であってほしい。
「アフリカン・カンフー・ナチス」第二次世界大戦からヒトラーと東條英機は生き延び、空手と魔法の血染めの党旗でガーナに侵攻。ガーナアーリア人として支配。圧政でアデーはカンフーの師匠を殺され恋人を奪われる。最強の酔拳と三本指拳を学び、武闘大会に出る。あらすじだけでボンクラ度百億点。
人類学の前世紀の問いに「王はともかく、時代ごとの最高の教育を受けてきたはずの、貴族や支配階級から偉大な画家や音楽家がほぼ出なかったのはなぜか?」がある。現代人ならすぐ分かる。いつの世も支配階級の数は少なく、極端な才能が出るガチャを引く回数が少なすぎて出にくい。
「直感や生理的好悪や感情は正しい」をまとめて全滅させるのが、有名なモンティ・ホール問題。答えや通俗解説はwikiでも見ればいいが、納得できないとコンピューターで計算した人が出るほど直感に反する事実。
「海外では近親相姦はタブーだから」と創作物を責める人に、すぐ聖書やギリシャにエジプト神話、ハプスブルク家や各種王家でと大量に突っこまれている。高校生くらいの知識があれば、無根拠や矛盾を含む発言前に止められる標準セーフティになるのだろう。
知識以前に「人間という生物の性質はほぼ同じなので、そこからの諸行動で日本人にだけあってそれ以外の世界すべてに一例もない、もしくは逆、というものはまずありえないだろう」という高校生くらいの標準的な合理性指数を持たないか、あっても思想信条や信仰で無視されて変なものとなる。
話の方向性は少し違うのだけど、なにかを褒めるのは雑でも無害で終わる。しかし、なにかを責めるときに雑だと、愛好者や世間から科学的事実や歴史的経緯からの全方向で抗議が来る、と予想するのが標準的な態度だと思う。
鬱小説ランキングみたいなのの集計が出ていたが、ケッチャムの「隣の家の少女」だけ別格だと思う。あれは「この作品を読んでいる人で、一度でもいじめや暴力を見て見ぬふりをした人は、主人公とそして邪悪な女と子供たちと同じことをする。言い訳をして何度でも」と指摘する点が恐ろしいのですわ。
「創作物の子供の未熟さを許せなくなっているのは、少子化で実際の子供と出会うか、子育てをしたことがない人が増えたから」という言説、他の現象にもつながる。非恋愛と非婚化により他者やその性欲と出会う機会が減ったことで、他者の解像度が低下しているとも思う。
「暴走戦隊ドンブラザーズ」戦隊ものを子供時代以来見たことがないのだけど、変だそうで見る。メンバーは、嘘をつくと死ぬリーダー、盗作疑惑の女子高生漫画家、中卒無職俳句マン、指名手配犯、愛妻サイコパスサラリーマン(怪人に三回なる)である。狂気とツッコミと不条理と暴投と伏線回収の怪作。
「200kgの中年の道化男が、若い皇后相手に赤ちゃんプレイをしていたら、人口の三分の二が死んで王朝が滅びかけた」という唐と安史の乱、原因はしょーもないのに人類史最大割合の大量死となるのが恐ろしい。
「赤ちゃんプレイで滅亡した王朝」となっていたら、唐はアホ王朝と汚名を受けていたかもしれない。さすがに唐だったので人材を抱えており、世界史レベルの名将である郭子儀や李光弼たちがなんとか鎮圧した。ギリセーフ。
「200kgの中年男、安禄山がおもしろダンスとおべっかスキルで、若い皇后相手に赤ちゃんプレイをしたら、人口の三分の二が死んで唐王朝が滅びかけた」と、史上最悪のweb小説風にもできる。ハイライトシーンは200kgの大男がおむつをつけ揺り籠で拝謁し、皇帝皇后に気に入られる場面。⋯⋯史実である。
著者と社会風俗の当時ごとの記録や資料の側面がある本を、現代という一時と一部の思想という基準で変えたら、それは歴史の捏造だろう。 twitter.com/lonlonsmile/st…
中高生「リアルな大人の作品が見たい」 大人「主な話題は、嫌な上司に無能な同僚にキチガイの後輩、と差がない自分、無意味に思える仕事、不倫、酒、ローン、税金、老後不安と両親の介護、不出来な子供、肥満、持病、ネットで被れた思想ごっこ、被害妄想の社会批判⋯⋯」 中高生「リアリティきっつ」
大人「キラキラした中高生の作品を見たい」 中高生「嫌な親と先生と先輩、無能な同級生にキチガイの後輩、と差がない自分、勘違い恋愛にセックス、不細工、将来の不安、メンヘラ、無力無能でやることなすこと見当外れ、ネットで被れた思想ごっこ、被害妄想の社会批判⋯⋯」 大人「リアリティきっつ」
銃乱射や通り魔の拡大自殺や心の病気の面は置いておいて、人類史は適切に憎み恨む心を教えることがあまりないなと思う。「世界が国家が社会が特定の属性が憎い」という心を「おまえに被害を与えた○○という個人、××という個人を、拡大せず適切に憎み恨みなさい」という方向もあったのではと考える。
記事を見ていくと、犯人が「夢中になれることを見つけた」結果が、そこらの動物や猫を殺害して食べることだった。自分の内部に夢中になれることを見つけても、邪悪と狂気だった場合、見つけたけど蓋をして一生見なかったことにする、という思考法があってもいい。 twitter.com/bunshun_online…