前に、常時ずっと人に助けられるしかない人は、お礼や感謝を言いつづけているうちに自尊心が耐えられなくなり、最後には、助けが足りないと相手を責め、暴言を吐き暴力を振るうしかなくなるという話を見た。個人的にもそういう感じの結末が多い。
創作物を改編したがるポリコレの一部に、自分の性別や民族や思想信条などの属性がある主役や主要人物である物語が欲しいという願望があるとは前に聞いた。その国における国文学の発生が思想的独立や国民性を示す、というのも自国の物語が欲しいということなのだろう。
ある程度の年齢の人がアナフィラキシーとはなんだろうと思ったけど、有名人が原因物質を公表すると、かけたり混入してくる邪悪なやつがいる、という指摘を聞いてうへえとなる。 twitter.com/tokyonewsroom/…
性でもパラフィリア(小児、無生物、合意のない、他者の苦痛や屈辱への嗜癖)の厄介さは、生物学者ミルトンの研究がある。東欧のチェコは1948年から89年の共産主義独裁があらゆる性表現、恋愛小説すら禁止していた。革命によって解禁され、ポルノ産業が児童ポルノを含めて広がった。
異常者による被害に対する医者や弁護士のアドバイスが「忘れなさい」になるのは、異常者にはそもそも反省する能力に心や脳の仕組みがなくて義務以外で謝罪はできず、本心からでもない。法的にもどうにもならず、道理としてはそうなる。だけど被害者本人、または遺族は納得できないし、できる訳もない。
もっとも死者数が出た宗教的殺戮は、1850年中国の太平天国の乱で、2000万人が死亡。二位は1618年ドイツ、カトリックとプロテスタントの三十年戦争で、750万人が死亡。三位は1881年スーダン、原理主義イスラムのマフディーの反乱で、550万人が死亡。
カルト宗教に騙されないことの難しさが言われているが、人やなにかを好きになる、なにかのファン、支持政党がある、この世にはなにか正しいことがあると信じる、と人の心があるかぎりは引っかかるように設計されていると思う。
安くて美味い人工培養肉ができていくと、ヴィーガンも「動物に苦痛を与え殺すから肉食はしない」という最初の理念派から「苦痛と死がなくても、とにかく肉を食べることを許さない」という、元の理念や意味が消えた過激派が出てくるのだろうと予測できる。
「放送されるトレマーズは、可能なかぎり見なければならない」というカルト宗教に入っているので、午後ローで見る。何回見てもモンスターパニック娯楽として完成されていて感心する。
近代の科学や医療や制度で生かされていても、近代思想の自由その他を憎む人は一定数いる。そういった憎悪は、近代でもすべての人は救えないので説得程度で変わることはない。それ以外で境界線上で迷う人に、反近代は選ばないほうがいい、とできるだけであろう。
こち亀の終了で世間知や犯罪対策などを知る機会が減ったという言説を見る。考えると膨大な知識が必要な現代社会では、世間知や犯罪対策などをどこで知ったか、というと、ニュースや専門書より、楽しんで見ているドラマや映画や創作物で自然と補完している割合が多いだろう。
今のところのChatGPTは「でまかせを言うが、絶対に非を認めない人の文法」の範囲。むしろ、あの手の人の思考というのが、自動生成文に近いのではと人間に反射してくる。一見文章や会話になっているが、事実や根拠や整合性がないことを延々と連ねる感じが似ている。
個人的体験だと「お爺ちゃんの膝に自分が座って、お爺ちゃんが頭を掻いて照れている」という記憶に、後々になって「なんで膝の上に座っている当人が、背後のお爺ちゃんの動作や表情が分かるのか、って、これ写真から作った過誤記憶だ」と分かった。
フランスの国会が報道で出るたびに「フランスにおける国会はフランス上院(元老院)、フランス下院、フランス書院によって運営されている」という怪文書が脳裏で形成される。 twitter.com/ReutersJapan/s…
太平天国の乱が、宗教的殺戮数でぶっちぎりかつ半分近くを出していて分類に困る。洪秀全の拝上帝会がキリスト教を勝手に解釈したカルトだからキリスト教、とすると、宗教的殺戮でのキリスト教被害が半分を超えることになる。そこはさすがに専門家の分類にお任せ。
普通の人は陰謀論をどこか創作として見て「設定が物理的に不可能。話の整合性がなく、ご都合主義。登場人物の心理が支離滅裂」等々を感じているのではと。子供時代に免疫がなく、大人になって初めて触れた本や論が、よりにもよって陰謀論だっという人が、病人の妄想物語に感銘を受けてんじゃないの。
ワシントン大などの推計では、世界人口は西暦一年で三億人、1500年で五億人、1800年で十億人、二十世紀で二十億人で近現代以降に死者数が増える。また、近現代以前のキリスト教圏である欧州で大戦争や大虐殺といっても、人口が少ない過疎地域での小事件。大部分の人口は中東から中国、アジアにいた。
実際、過誤記憶の軽いやつは誰にでも起こる。記憶が残らないはずの幼児期の鮮明な記憶や、昔の家族旅行での祖父母の話をしたら、その時には祖父母は死んでいて来ていない、みたいなやつと考えると分かりやすい。写真や聞いた話から脳内補完して、その思考がいつしか「本当にあったこと」みたいになる。
鎧を取れば教皇バージョンもできるのでしょうが、このシリーズ、本物によくあるように糸や紐を鎧の穴に通し、金具で留めていて、着脱に数時間かかる面倒さなので参考画像のみ。「十字架やキリスト像を飾る家はあっても、うちには1/6教皇がいる」と謎のマウントが取れるぞ。
「アフリカン・カンフー・ナチス」第二次世界大戦からヒトラーと東條英機は生き延び、空手と魔法の血染めの党旗でガーナに侵攻。ガーナアーリア人として支配。圧政でアデーはカンフーの師匠を殺され恋人を奪われる。最強の酔拳と三本指拳を学び、武闘大会に出る。あらすじだけでボンクラ度百億点。
この映像にはないんだけど、別の報道で最初に犯人制圧に動いたのが、周囲にいた漁港のおじさんたちだった。咄嗟の反応にしろ、刃物に銃器はありえて、実際に爆発物で命の危険はあったわけで、勇気というか周囲の人に危害が出ないようにしたい義侠心かが凄い。 twitter.com/nhk_news/statu…
ロード~のおもしろ改変は、レゴラスのキラーエルフ化。原作ではあんなに殺さないからな! やりすぎだと思ったら「ホビット」でもっとキラーマシーン化しているが、そんなシーンはない。ついでに、後年のロードでは大人になってちょっと控えめになっていたと分かる。
「直感や生理的好悪や感情は正しい」をまとめて全滅させるのが、有名なモンティ・ホール問題。答えや通俗解説はwikiでも見ればいいが、納得できないとコンピューターで計算した人が出るほど直感に反する事実。
自著でも扱ったけど、アラブの春で、学生やインテリたちが独裁政権を倒して民主化→投票を導入するが、国民は宗教信徒が多く、宗教指導者が選出されて中世の宗教国家に逆行→軍人が「国家に仕えるが神には仕えない」と武力革命、軍事独裁政権に、とやる前から悪化する流れは覚えておくべき歴史事例。
なぜ多くの娯楽作家があのダジャレおじ、いや、ベニ松さんを尊敬するかというと、光線の撃ち合いや擬音や常套句雰囲気シーンで誤魔化さず、格闘をリアルタイム映像で描くという革新をなしたからである。というか、ベニ松さんかそのフォロワーを通らずに、それをできる人がほぼいない。