森川嘉一郎(@kai_morikawa)さんの人気ツイート(いいね順)

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1932年の秋葉原駅。戦後に電気街口となるその空間は、三層吹抜けだった。後に吹抜け部分には床が造られ、アキハバラデパートが入った。今もアトレに梁の形が残る。これらの柱や梁は、戦後の闇市から高度成長期の電気街、そしてオタク街化を見守り、現在も秋葉原駅を支えている(写真は鉄道博物館)
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明日から取り壊される代々木会館を撮影。『天気の子』を観た中高生が、作中に登場する老婦人の歳になる頃には、この代々木会館に限らず、作中に描かれた都市風景の多くが失われているはず。そのことが、物語に暗示されているようにも思われる。
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某アニメの某シーンの背景画+セル画を入手。「アニメとレンズ」展といった感じの企画展を組んだら、人は来るだろうか。要は空間が演出意図に沿ってどのように二次元に加工されてきたか、を見せるわけだから、展示的な工夫のしがいはありそうなのだが…
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マクロスの1話と2話の絵コンテ(直筆)。
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iPhoneで職場から夕景を撮ったらアニメの背景画のような写真になった。
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「ミラーリング」が一部で話題なので。「萌え系」とも呼ばれる絵柄や表現は、さかのぼると70年代にコミケ等即売会でやおい同人誌が興隆し、「あれ(女性による男児向けロボットアニメのやおいエロパロ)が許されるなら俺たちだって…」という意識が男性参加者に芽生えたことが一つの契機になっている。
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老兵は死なず、ただ消え去るのみ(old soldiers never die; they just fade away)という言葉はよく聞くものの、実はよく意味がわからなかった。なので調べてみたら「上官どもは前衛に出て死んだりせず、いつの間にかズラかるばかりだ」ということらしい。
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初代ガンダムの頃のおたくの男女比がTLで話題になっているが、アニメージュ1982年3月号によると、同誌の読者の男女比は男性42%・女性58%(サンプル数:1000人)。ただし1978年の創刊当時は3:7くらいで、「最近になって急激に男子がふえ」たとしている。
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シャワーを浴びながらガルマと話すシャア。アニメにおける、女性ファンサービスの重要な一歩となったシーン。後のFreeやユーリにもつながる礎の一つ。やおい同人誌が盛り上がる→対抗してシベールが作られる、という流れを見ると、後の萌え絵の成立にも寄与した、おたく文化史上重要なカット。
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この戦前から秋葉原を貫くアーチの図面を見ると、単純な楕円弧でもサイクロイドでもなく、3種類の円弧を組み合わせた独特のものになっている。この曲線は多分、秋葉原にしかない。
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キャンパスに新一年生が入ってきた。今年の大学一年生は現役が1995年生まれの世代。物心つく頃には2ちゃんねるがあり、小5の頃にニコ動がはじまり、小6で初音ミクが現れ、東日本大震災を中3で体験している。
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おたく文化は、永続する強固な日常(とその閉塞感)を基盤にして成り立ってきた。80年代のアニメはハルマゲドン願望が大きな柱だったし、オウム事件でそれに傷が付くと、重心を近未来から「近過去」のリセットに移して構築されてきた。ところが今や、永続する日常という基盤自体に亀裂が走っている。
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公共空間に萌え絵が掲げられる事例は、線の引き方によるものの、1999年の“踏みマルチ”が、新しいステージを画した事例だったように思う。
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「アナと雪の女王」を見た(外盤BD)。作劇にあたり、制作会社の中で姉や妹のいる女性社員を一堂に集めて姉妹関係を語らせるという、「シスター・サミット」なるものを催して参考にしたというメイキングの逸話が興味深い。
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MANGA都市TOKYO 展(manga-toshi-tokyo.jp)、8月12日のオープンに向けて設営中。 やはり東京の都市模型を前にして見るAKIRAの映像は格別。
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後にエヴァンゲリオンやゴジラの監督をすることになる方が若かりし頃に描いた原画類。
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「萌え」という言葉のイメージは、90年代にパソコン通信やネット上で「書き言葉」として成立した時に接した層と、2000年代半ばのテレビにおけるアキバブームで、オタクっぽい装いの男性がカメラに向かって「萌え〜」と叫ぶ(叫ばされる)映像で初めて接した層で、かなり異なっているのではなかろうか。
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戦前の秋葉原の写真にほんのり着色してみた。街並みの上を、優美な連続アーチ橋が走る風景があった。この高架橋自体は、ビルに埋もれつつも、今も残っている。新陳代謝が激しい一方で、意外と古いものが堆積している街(もとの写真は『御茶ノ水両国間高架線建設』(1932)より)。
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幻のアニメ版「ワタリ」の設定原画を入手。
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調べごとで船舶の図面を色々見ていたら、戦艦大和の第一艦橋の大きさが自分の研究室とあまり変わらないことに気付いた。というか、おおむね20㎡なのでワンルームマンションの居室くらい。少なくとも宇宙戦艦ヤマトのブリッジみたいな広さではない。
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その事件に触れ、副学長は、「北京大学の学生なら、倒れた人を見たら必ず助けなさい。それが当たり屋でトラブルに巻き込まれたとしても、北京大学の法学部が総力を挙げてあなたを守る。万一賠償金を払うことになっても、大学が全額負担する」と言ったのだという。
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先日のラジオ会館の屋上で撮った写真の動画です。お茶の水橋、聖橋、御茶ノ水橋梁、松住町架道橋、旅籠町高架橋が並ぶ中を、総武線、中央線、丸ノ内線が立体的に交差しています。ちなみに、パナソニックのTX1というポケットサイズのコンデジで撮りました。
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原画のギャラリーを設えた赤松健氏の事務所@秋葉原。すごい一等地。表現の自由や創作物のアーカイブ支援を掲げる。創作にも研究にも、ともに大変重要。
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肉声が聞こえてきそうな指示書を入手。
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今回も話題の同人誌が色々ありますが、8/18から、コミックマーケット92の新刊同人誌の見本誌の閲覧提供が米沢嘉博記念図書館ではじまります。大手のあの本も、書店委託されないコピー本も、冊子状のものならほぼすべて閲覧できます。詳細は→ bit.ly/qAVtyM