shinshinohara(@ShinShinohara)さんの人気ツイート(リツイート順)

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信じられない様子なので、海岸線に浮かぶ雲と比べて、「星の雲」が動くかどうか比べてもらった。「本当だ!これ、みんな星なんだ!」ご両親、驚きのあまり言葉を失って星空を見つめ続けた。五歳くらいの男の子も、どうやら大変なものを目撃してるらしいと、マジマジ空を眺めた。
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全体を見渡し、欠落を見つけ、それを自分なりに補う。自力で足りなければ「誰か一緒にこの欠落補って!」と声を上げるだけでも良い。そうした人材を育てられたら、日本はまだまだムチャクチャ強いと思う。そして日本はたぶん、性分としてこれが合ってるように思う。
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マジメな豆腐屋が潰れれば路頭に迷う人が出る。安い豆腐屋が成長し、雇用を増やしたとしても、豆腐を安値で維持するために、賃金は抑えることになる。すると、そこに勤める人は消費を減らすことになる。こんなことが巡り巡って全産業に起き、給料が減り、消費が減るデフレ経済が加速する。
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単純作業は工夫の余地がない、つまらない作業だと思われがち。しかし単純作業でも、工夫の余地がかなり残されてる小宇宙。ああやってみたら、こうしてみたら、という試行錯誤を繰り返すことで、大幅に業務改善をはかることができる。
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何人かで山に登り、キャンプ場に着くと、自然と「水汲みにいくわ」「じゃあ僕らは薪を」「窯を作るね」「テント張っておく」「料理の下拵えしておくね」と、全体を見渡し、自分の仕事を見つけ、システムとして動く。これ、案外優等生ができなかったりする。ボーッと突っ立ったままだったり。
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どうやら、日本で「飢饉」が発生しつつある、と見た方がよいようだ。インドの経済学者アマルティア・センは「貧困と飢饉」の中で、飢饉は食料が足りないからでも、農作物の不作が原因ではないことも、様々な大飢饉を調査することで明らかにしている。飢饉の原因は、購買力の低下が非常に大きい。
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子連れの母親が近づいて「勉強しないとこうなっちゃうよ」と言って立ち去ったという。「俺の仕事、簡単と思われてるのかな。結構難しいんだけど」と言ってその人は笑っていた。ちなみにその親子を私は知っていた。ちなみにその後、その子は勉強できなくなってしまった。
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気力が湧かないとき、次を気を付けている。 ①意識的に余裕をこじ開け、休むこと。 ②気力はそのうち湧いてくるもんだ、と、待つこと。 ③気力のない自分を許すこと。 ④気力が湧いても使い切らないこと。 トシをとって、何度も無気力にさいなまされた結果、そうするほかないということに気がついた。
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ツイッターやフェイスブックのおかげで「言語化お化け」に出会うことができるようになった。言語化お化けとは、みんな分かっているようでわかっていなくて、言葉にしようと思うと意外と難しい、ついつい世間で語られているような表現しかできないことを、見事に言語化する人のこと。何人も出会う。
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「どうせ」とバカにされていたものが、「どうせなら」心を込めて、大切に扱うようにした途端、その職業や製品が輝き始める、という事例は、かように数多い。人間は不思議なことに、バカにし、ぞんざいにしているものはさげすまされるが、心を込めた途端、聖化されて感じる感性があるらしい。
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他方、シャキシャキ動かない、物静かな人なんだけど、その人がいると春風が吹いてるような、安心感がその場に広がる。みんなが青くなるような事態が起きても、その人がいると「ま、慌てても仕方ない。なんとかなるさ、なんとかしようやないか」と落ち着くことができた。
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ダンピングは、消費者が個人的に止める力を持たない。「こんな安い豆腐を買っては、マジメに豆腐を作ってる会社の人の生活が成り立たない」と考え、高値の豆腐を買うようにしたとしても、安い豆腐に手を出す人がどうしても出る。生活防衛のために。すると、マジメな豆腐屋はやはり潰れてしまう。
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相手が何をどう考えているのか、その前提となる思枠を問う。そこで思い違いがあれば、それを指摘する。それですんなり交通整理できることも多い。 文句ばかり言う特定の被災者も、公務員には何を言ってもよいという思枠があったから、そこを崩したら文句を言いにくくなった。
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「ためしてガッテン」にお坊さんが登場。喫茶店でコーヒーを頼むが、この店、番組の仕込み。「かしこまりました」と言って数分たち「お客様、オレンジジュースでしたっけ?」と、注文を聞き直すことを繰り返し。いつ怒り出すかというたちの悪い設定。ところが。
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その親子は私たちが寝ることにしても星空を眺め続けた。翌朝私たちが帰ろうとすると、その親子は「もう一泊して星を眺めようと思います」と言った。 私の下らない星の解説より、このお父さんお母さんは、子どもに大切なものを伝えていたように思う。自然の不思議さ、神秘さに目を瞠り、驚く感性。
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私は、学歴(学校歴)って、どうでもいいんじゃないかな、と思っている。全体を見渡して欠落を見つけ、その欠落を自分が埋めねば、と考える人間がたくさんいるなら、必ずどうにかなる。one for all, all for oneが実践できるチームは強い。阪神大震災は、使命感がたくさんの若者を変えた。
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YouMeさんによると、中身のある内容になると信条の違いとかの問題が出てきやすく、ケンカになったりマウンティングになったり、面倒なことになりやすい。自分の見識の方がお前より上だ!と証明したくなり、本来の「あなたと仲良くなりたい」という目的が達成できなくなる、という。
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「あそこ、一つだけゆっくりと動いてる星があるでしょう。あれ、人工衛星」 「え!人工衛星って見えるんですか?」 「あそこは地球からずいぶん離れてるから、まだ太陽に照らされて反射してるんですかねえ」 「へええ!」親が驚いてるもんだから、子どもも興奮しながら眺めてる。
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大学などに進学し、いろいろな理論があることを学んでしまうと、理論を活用することが知的なのだと勘違いしてしまう。目の前の現象が理論と相性が良いのかどうかも十分確かめないまま、理論をあてはめて考えようとする。目の前の事物や現象を観察することを、そのために怠ってしまう。
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「売り物にならない曲がったキュウリや、傷物の野菜など、だけどまだまだ食べられるものを売れば、消費者は安く食べ物が手に入り、農家は捨てていたものから現金収入が得られ、食品ロスも減り、ウインウイン、ウインでは?」そんなビジネスはとうだろう、と相談されることがある。
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それまでの看護師は「どうせ汚れるのだから」と、汚れた服を替えようとしなかった。しかしナイチンゲールは服だけでなく患者のシーツも、汚れたらすぐ清潔なシーツに取り換え、「どうせなら患者に衛生的な環境を」と努力を続けた。その結果、死亡率が劇的に下がった。
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キャンペーンを利用すればするほど感染者が減らせるような補助の出し方を工夫する必要がある。キャンペーンのデザインが、利用者が出れば出るほど感染者が増えるリスクを高める制度設計になってる。始めた当初は、夏になればコロナは消えるという淡い期待があったものの、もう違うのだから要変更。
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私が子どもたちの失敗に驚き、楽しむのもそのため。失敗は想定していたことと違うことが起きた現象。ということは、事前に察知できなかった何かがある。それに驚き、面白がれば、子どもも自然と不思議がり、面白がる。すると失敗からメカニズムを推定し、新たな手を考え出す。
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中身のない雑談で一向にかまわない、「あなたの声が聞きたい、あなたとずっと話ていたい」という気持ちがあれば、どんなに他愛のない会話でも相手にその気持ちは伝わり、親しくなれる。ああなるほど、女性が他愛もない話をあえてするのは、そういった理由だったのか!
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給与削減のおかげで、アメリカン航空は危機を脱することができました。ところが経営陣はその功績によって200億円のボーナスを受け取りました。(中略)株主と経営陣の利害が何より優先され、従業員の給与削減によって企業価値も高まったのだから、経営陣の行為もボーナスも全く正しいというのです。