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そう考えると、農水省はこれまでうまく立ち回っていたと言える。アメリカの安すぎる小麦には200%の関税をかけ、パンが安くなりすぎないようにすることで、コメの生産を守ってきた。アフリカのように穀物生産から手を引かざるを得ず、飢餓の発生しやすい状況になるのをなんとか回避してきた。
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部下や子供を指導する際、陥りやすい誤りがある。「同じものを見ているんだから同じものが見えているだろ?」というもの。残念ながら、人間は同じものを見ても同じものが見えない。そのことを踏まえて指導しないと、「なぜこれに気づかない?」ということにイライラしてしまう。
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労働者の分断は、「統治者」にとって都合のよい状況を生んでいるのではないが。「統治者」はもしかしたら日本の弱体化を望んでいるのかも。日本の現在の惨状を見てもなお労働者の分断を促す言動を続ける人は、もしかしたら日本の弱体化を願う「統治者」に手を貸しているのかも。
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これでは、ほんのちょっとの故障があっただけで破綻する。せめて、生活保護から離脱する際、見舞金として150万くらい出してはどうだろう。そうすれば、当座のトラブルがあってもその貯蓄でしのげる。トラブルをしのげさえすれば、生活保護に舞い戻る確率を減らせる。
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まとめました。
「儲かる農業」の掛け声の裏で|shinshinohara #note note.com/shinshinohara/…
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なぜ安倍氏以前の為政者は、論敵を嘲弄冷笑するという、安倍氏の行ったイノベーションをやらなかったのだろう?それは恐らく、リーダーが行う嘲弄冷笑は尋常ではない恨みを買い、時に殺意を生む原因となりかねない、という歴史を知っていたからだろう。
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若者に答えを与える必要はない。正解はこれだと提示する必要もない。ともに迷い、悩んだ者として共感し、あるいは思いやり、一つの事例として参考になれば幸いだと思って紹介する。「何の役に立つかわからないけどね」と言いながら。若者が現状を打開できるよう祈りつつ。
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安倍氏は言論を弾圧していない。例えば安倍氏を悪し様に言う言論をかなり野放しにしていた。しかし安倍氏の「嘲弄冷笑」は、論敵に対して、もしかしたら弾圧するよりも効果的にその説得力を奪うのに成功した。安倍氏の周りには、一緒になって嘲弄冷笑する仲間がいたからだ。
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これは個人的体験だけど。私は醸造アルコール入りの日本酒が苦手。口では美味しいな、と思うけど、胃に落ちた時にドスンとくる。この感覚がある時はお猪口二杯で悪酔いする。ラベルを見ると「醸造アルコール」が原料に。不思議なほど見破れる。
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官邸主導ということで政治家が政策を決定するようになっている。このため政治家が気に入らなければ官僚の提案はまるで無視されるようになった。他方、政治家の思いつきのアイデアが政策になり、それがあまりに粗雑で問題含みでも、官僚は怖くて忠告できなくなった(忠告した者は飛ばされた)。
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耳鳴りの治療は、「気にしない」ようにすることだという。気になり、耳をそばだてるから自分の血流ばかりに耳を傾け、それしか聞こえなくなってしまう。しかし他のことに集中していると、不思議と耳鳴りはおさまる。集中していることに聴覚も集中するので、血流の音を脳がキャンセルするから。
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私は計2回、断食したことがある。最初の断食は特にキツかった。
山にこもり、テントを張って、塩と水だけで過ごすことに。最初の2日間はなんとかなった。腹が減れば水をがぶ飲みしてしのいだ。あとはフテ寝すれば空腹をしのげた。
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子ども食堂に取り組んでいる知人は、おなかをすかせている子どもにともかく食事を与えることが緊急事態として必要だからやっている。しかし、子ども食堂がそうした機能を果たすことを前提で社会が動くことに大きな疑問を持っている。そうじゃないだろ、と。
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「宿題」考。
団塊ジュニアの私の頃は、宿題なんてせいぜい20分もあれば終わってしまうような量だったと思う。名古屋で育ったYouMeさんもそうだったという。せいぜいプリント一枚、それも毎日は出なかった。ところが今は、小学校によるようだけど、大量、毎日1時間はかかる量。多すぎ。
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修士を出ておけば、食品・飲料メーカーで研究者として配属できる可能性が高い。農学部を出たら職業は農業しかない、という変な誤解があるけれど、食品・飲料メーカーへの就職は、他の学部の追随を許さないほど、農学部が強い。
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「批判」とか「疑う」は、合理的な精神の持ち主なら必ず行うべきものだと思われている。新聞やテレビなどマスコミの言うことを鵜呑みにするな、疑ってかかれ、とも言われる。鵜呑みにする人間を合理的精神に欠けた人間としてバカにする風潮もある。しかし、これらには困った副作用がある。
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では、世界一の農業国と言えるアメリカは、あれだけ世界中に食料輸出するくらいなのだから儲かる農業なのかというと、そうではない。小麦やトウモロコシなど穀物は、政府から所得保障という名の補助金が出てるから農家もなんとか生活できてる状態。つまり作れば作るほど政府からの持ち出しが増える。
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まとめました。
「居場所」は必須の栄養素|shinshinohara #note note.com/shinshinohara/…
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企業的経営といえば、オランダの大型施設園芸がそれにあたるだろうか。ヘクタールを超える大型の温室の中で、大量の移民や外国人出稼ぎに働いてもらい、賃金を支払って、トマトを大量生産したりしている。イメージは、プランテーションが近いように思う。
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生活保護を受けるような状態にまでなった人が就ける仕事は、高給ではない。低賃金。となると、給料がもらえる翌月までの生活もどうするんだという話になる。ほんの少し出費がかさんだだけで破綻する。これが生活保護の実態。辻さんはこの点で支援にいつも苦労するという。
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ならば指導者はうまくやる必要はなく、うまくできなくてモタモタしてる様子を見せた方が子どもの観察力が増し、仮説力も動き出し、事態の理解が進むのでは?と考えている。それ以来、うまくやってみせる気負いがなくなり、「あれ?どうするんだっけ?君、見当つく?」とか言って任せるように。
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製薬にも就職が強いが、こちらは医学部や薬学部出からも行ける。ただ、製薬メーカーは健康保険制度のガタツキもあって規模を縮小しており、就職先としてちょっと厳しい面も出てきているかもしれない。他方、食品・飲料メーカーへの就職の強さは、農学部は圧倒的。
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私は非常に屈折していて、株主資本主義など、お金持ちに有利過ぎる社会システムを批判するのは、「お金持ちの人たちにも死んでほしくないから」だ。
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私はことのほか数学が苦手で、理系ならわきまえておくべきとされる数学もろくに身につかなかった。そのためか、子どもがどのように数字と向き合うのか、興味関心があった。教えないでどう獲得していくのだろう?と観察していると、教えもしないのにいろいろ数の概念を獲得していくのに驚いた。
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共通するのは、
・勉強しろとは一切言わない
・子どもの工夫、発見、意欲に気づくと驚き、感心する
・子どもが学びたいと言ったら支援を惜しまない
・子どもに遺伝的レッテル(俺の子どもだから頭がいいはずだ、悪いはずだ)を貼らない
というのが、私のこれまでの観察結果。